田原総一朗よ 「停戦交渉」ではない「撤退交渉」だ

田原総一朗よ 「停戦交渉」ではない「撤退交渉」だ

  ジャーナリストの田原総一朗氏は、ウクライナ侵攻が食糧に与える問題について言及した。ウクライナ戦争が秋以後も続けば、多くの途上国が間違いなく飢餓に襲われることになるという。「世界の“食糧危機”を食い止めるためにも停戦交渉をするべき」が田原氏の主張である。それはおかしい。ウクライナ戦争はロシアが侵攻したから始まった。田原氏もロシア侵攻とはっきり言っている。停戦という考えならロシア軍がウクライナに残ることを容認することも含まれている。独裁国家のロシア軍が民主主義国家ウクライナの領土の一部を支配するということである。それではロシアのウクライナ侵略を認めることになる。侵略は絶対に許してはならない。ロシアの支配を拒否し、ロシア軍がウクライナから撤退するのが唯一ウクライナ戦争の解決である。停戦では解決にならない。ロシア軍の撤退がウクライナ戦争を終わらす唯一の解決法だ。

 田原氏は食糧危機をなくす方法として停戦するべきと言っているが停戦しなくても食料危機は救える。食糧危機の原因はウクライナの小麦などが輸出できないからである。輸出できない原因はロシア艦隊がウクライナの港を封鎖しているからである。ロシア艦隊が港を封鎖しないで自由に輸出できれば食糧危機は解決する。
 食糧危機を救うためには停戦交渉ではなく、ロシアとウクライナの港解放の交渉をすることである。そして、国際連合はウクライナの穀物がを安全に輸出できるために艦隊を派遣し、穀物輸送船とロシア艦隊の間に配置することである。
 田原氏はプーチン氏もゼレンスキー氏も停戦に持ち込むことはできないと見ている。だから、バイデン大統領がモスクワに飛び、プーチン氏と対面での交渉をすべきでと述べている。バイデン大統領はモスクワに行かないし、バイデン大統領が交渉しても停戦にはならない。
ゼレンシキー大統領は全占領地の解放を主張している。当然のことだ。唯一の停戦条件はロシア軍のスクライナ撤退しかない。

ウクライナ戦争は民主主義国家ウクライナと独裁国家ロシアの戦争である。独裁国家ロシアのウクライナ侵略を許してはならないとの考えから47の民主主義国がウクライナを軍事支援に立ち上がった。残念ながら日本では田原氏のように民主主義精神が欠落したジャーナリストが多く、独裁国家と民主主義国家を平等に扱う。
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