長男の接待問題は下らない。菅政権が最低4年続くことを祈る

長男の接待問題は下らない。菅政権が最低4年続くことを祈る

衛星放送関連会社の「東北新社」の社長と統括部長を務める菅首相の長男らが、衛星放送の許認可権を有する総務省の放送関係の幹部を繰り返し接待、衛星放送事業について話し合っていたことで野党とマスメディアは菅政権を問い詰めている。

菅首相の長男は能力がなくても、経験がなくても、努力しなくても、有力政治家とのコネで東北新社の幹部になれたとし、「ドラ息子」と決めつけている。そして、自民党には、かなりの人数の「ドラ息子」が紛れ込んでいる上に、菅首相のように「たたき上げ」も「ドラ息子」を優遇しているならば、自民党はコネを大切にする政党となると述べ、「ドラ息子」の「ドラ息子」による「ドラ息子」のための自民党であるとあるマスメディアは次のように断言する。

菅首相の「ドラ息子トランスフォーメーション」を推進したい人は、来たる総選挙で与党に投票しましょう。能力はない、努力もしたくない、でも美味しい思いをしたい、自慢できるのは有力者へのコネだけという人にとっては、天国のような社会になるでしょう。

他方、コネが横行する社会にうんざりする人は、民主主義を発展させる「DX=デモクラシートランスフォーメーション」の担い手になりましょう。本を読み、SNSで異議を唱え、家族や友人と政治について対話し、関心のあるテーマのデモに参加し、政治家に意見を送り、投票に行く。これが「デモクラシートランスフォーメーション」です。

トランスフォーメンションの意味が分からないのでネットで調べた。物体・物質の構造の、形質転換・変態とあった。デジタルトランスフォーメーション=ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるということ。

 このマスメディアは「ドラ息子トランスフォーメーション」を推進したい人は、総選挙で与党に投票しようと述べたが、反対の人はどの政党に投票するかについては述べていない。デモクラシーを広めろと述べているだけである。「デモクラシートランスフォーメーション」で自民党を政権から降ろせるはずがない。自民党を批判しているが自民党政権が続くことを認めているのだ。それがマスメディアの自民党批判の本質である。「デモクラシートランスフォーメーション」の主張で終わる原因は自民党と五分五分の政党が存在しないことにある。自民党批判をするだけで、マスメディア自民党を批判するが自民党と五分五分の対等な政党になれない野党を批判しない。政治とは関係のない長男の接待や森会長の発言やらの批判に埋没しているのが野党とマスメディアである。
 二大政党であるなら「デモクラシートランスフォーメーション」はそれなりに効果があり政治に反映されるがもしれないが、日本のような一大政党では効果がない。ドラ息子政党の自民党が与党であり続けるのなら「デモクラシートランスフォーメーション」を無視できるからだ。
長男問題は政治ではない。倫理問題である。倫理問題に固執している立憲や共産党は政党ではなく倫理委員会だ。そんな政党が与党になれるほどの支持率を確保できるはずはない。立憲、共産党は万年野党の運命だ。

 コロナ感染者がなんと全国741人になり1000人を下回った。東京都も275人となり500人を下回った。押谷教授のコロナ感染対策はすごい。世界に誇ることができる押谷教授のコロナ対策である。ワクチン接種も始まった。コロナは終息に向かって歩み始めた。

 派閥政治時代は短期政権が続いたために慰安婦、徴用工問題に適切な対応をすることができなかった。安倍政権が7か年以上続いたから慰安婦、徴用工問題に取り組み、半導体三品目の不当な輸出をなくすために輸出規制をした。安倍政権はホワイト国指定も解除した。韓国を甘やかさない政治を貫徹した。
米国が抜けたけれども安倍政権はTPPを設立した。今年はイギリスが加入申請をした。これからアジアで中国一帯一路vsTPPの経済戦争が始まる。国内では学術会議の行政改革、医療改革をしなければならない。日本の政治のためには菅内閣が短命であってはいけない。菅政権は長男問題を乗り越えて、最低4年間は続いてほしい。

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