松本候補圧勝は翁長前知事の置き土産である

松本候補圧勝は翁長前知事の置き土産である

浦添市長選は現職の松本哲治氏(53)が3万3278票を獲得し、前市議の新人・伊礼悠記氏(38)=無所属=を1万775票差の大差で勝った。原因のひとつが伊礼候補を応援する立場の玉城デニー知事が那覇軍港の浦添移設に賛成だったことだ。
伊礼候補は軍港移設の中止を公約にしていたのに応援しているデニー知事は移設に賛成という矛盾があった。そんな矛盾のある候補者に市民は投票しない。デニー知事は伊礼候補の落選を助長したのである。
デニー知事が浦添移設に賛成するのは翁長前知事の方針を継承したからである。翁長前知事は辺野古移設に反対し、オスプレイの普天間飛行場配備にも反対した。しかし、那覇軍港の浦添移設には賛成していたのだ。翁長知事の遺言により知事選に立候補したデニー知事は翁長知事の継承者である。だから、辺野古移設には反対であるが浦添移設には賛成である。
城間那覇市長も翁長前知事の後継者なので那覇軍港の浦添移設に賛成である。松本候補の方が反対していた。8年前の松本候補は軍港移設反対を掲げて初当選した。4年前は政府の北側移設に反対していた。しかし、今回の市長選ではデニー知事と城間那覇市長が移設を認めていることを挙げ「公益を重視する」として受け入れを表明した。
、共産党県会議員(7人)は一貫して「軍港の無条件返還」「移設そのものへの反対」を主張し、玉城デニー知事に無条件全面返還を求めることを要請した。デニー知事は共産党の圧力に屈しなかった。共産党は浦添市役所に押しかけ松本市長に抗議、移設に反対するよう文書で要請した。しかし、松本市長も共産党の圧力に屈しなかった。
 翁長前知事の那覇軍港の浦添移設をデニー知事と城間那覇市緒は受け継ぎ、二人の確固とした方針が松本候補の浦添移設容認の選挙公約に繋がったのである。翁長前知事なしには松本候補大勝はなかった。左翼とオール沖縄を結成して左翼勢力拡大を助長していった翁長前知事であったが、死後3年後に左翼の敵を大勝させたのである。
浦添市長選で浦添移設を容認する松本哲治氏が3選を果たしたことを受け、デニー知事は移設計画を進める考えを示した。デニー知事と共産党左翼の対立が激しくなっていくだろう。
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