Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

回顧~弾丸列車の残像

2010-03-20 18:15:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!今夜より明日にかけ、日本列島は「春の嵐」に見舞われるのではとの天気予報が出ています。今はさしずめ「嵐の前の静けさ」の風情でしょうか。
久しぶりで、終日当地名古屋に留まった今日一日。午前中は晴天に恵まれたものの、午後は一転曇天に。そろそろ降雨かと言う感じ。強風も予想される由ですので、お出かけの折は、お互い注意を要しそうです。

さて、今勤務先の上司より「廃墟の歩き方」と言う本を借りて読んでいる最中。
全国に存在する、使命を終えた鉱山や都市近郊の遊戯施設、経営に行き詰まり放棄され終末を迎えた景勝地の旅館や飲食店などの大型廃屋などが紹介され、探訪時の注意事項と共に、その物件数の多さと、時に病院などの公共施設が少なからず存在するのには驚かされた次第。
医療危機が声高に叫ばれる一方で、なぜこの様な現実があり得るのか、思わず考えさせられてしまいました。

この様になったのは、やはりそれぞれの地域経済の先行き見通しに甘さがあったのと、経営面に、余り表沙汰にはできない芳しくない実態があったものと想像されます。
勿論、企業を初め、組織の健全な経営や運営が難しいのは事実。
多くのその道の俊英各位でさえ、頭を抱える事態が多々ある様なのは、我々も留意する必要がある。
それらを踏まえるにしても、前世期末の大いなる不況になる前の、好況だった頃の我国のあり様が、何か不健全な所があった様に思えてならないのが、この多くの廃墟記事を拝読している私の偽らざる感想であります。

今、我国内では地方空港の供給過剰が問題となっているのは、過日も触れた記憶があります。
昭和末期の、当時の運輸相見解でも「平均で(広大な北海道を除き)一都府県につき一か所で必要十分」であったにも関わらず、旧政権の選挙対策などに利用された事もあって乱立し、今やその運営に苦慮する所が続出している様です。将来下手をすれば、高速道路や他の公共施設と共に、大量の不良資産が生じかねない。当然これらは国家財政を大きく圧迫し、遂にはかつて南米アルゼンチン国が経験した、そして今又東欧ギリシャ国が直面する深刻な財政危機を招きかねないでしょう。

明日の為に、今そうした危機に備えて回避できる様にする方策が政府に強く求められているのだが、残念ながら民主党連立政権にその姿勢は見られません。
それ所か、同党の最高幹部、幹事長を配下の副幹事長が正当に批判しただけで解任される騒ぎを引き起こしている。旧政権の自由民主党をあれだけ非難しておきながら、党内の言論表現の権利は、旧政権党以下でしかない事を露呈している様なものではないでしょうか。

こんな政権に、こうした危機対応を望む事自体が無理なのかも知れないが、今ならまだ間に合う様に思われるのも事実。
在日合衆国軍の基地問題と同様に、こちらの方も緊急を要すると思われるんですが・・・。

地方空港不振の問題には、勿論新幹線も少しは関係しています。何しろ、航空旅客をどれだけ奪い取れるかと言うのも、高速列車の性能の内ですから。*(新幹線)*
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希望~弾丸列車の残像

2010-03-17 00:13:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!春が来る前「寒の戻り」の夜であります。

春・・・それは本来、一年で最も希望に満ちた時季のはずですね。
年度が変わり、学校や主な企業でも新年度を迎えます。しかしながら、何とも好材料の少な過ぎる祖国日本の現状・・・。主な原因は、やはり政治の低迷ではないでしょうか。

相変わらず、方向性の定まらない民主党連立政権。少子化対策の「こども手当」創設と、高等学校授業料の大幅低減は良いが、財源の問題をどうするのか、依然改善の見込めない医療危機の問題、与党間の見解相違が大きく、全く意思統一が図れない在沖縄・普天間合衆国基地の移転問題はどうするのか、具体的方向は不明のままです。

「こども手当」「高校授業料低減」の両問題は、連立与党の人気取りの側面が強く、野党など反対側よりは「ばらまき」との批判も強く寄せられて参りました。特に後者は、朝鮮高級学校の反日的教育方針の姿勢が問題視される中、他の高校同様に授業料が低減される事への大きな疑問が示され、野党自由民主党は十分な審議が尽くされなかったとして、強く抗議しています。その姿勢は十分理解できるもので、自らの野党時代には、同様に政権党の姿勢を非難していたにも関わらず、一度政権側となれば、自由民主党同様の強行採決も平然と行う民主党の不見識には、大いに疑問を感じます。

沖縄の合衆国軍基地移転問題でも同様。理想主義に突っ走り、県外や国外移転の線に固執して、地元沖縄の経済面を一顧だにしない社会民主党の跳ね上がりを、鳩山内閣総理大臣は、指導も牽制もする様子はない。
その為に、移転先問題の決定は大幅に先延ばしされ、この5月中の決定さえ危ぶまれる始末。昨日の、アジア歴訪中の合衆国々務長官の来日が中止されたのも、この問題の速やかな決着が望めない為だったからではないでしょうか。
この問題は、昨今中華人民共和国が我国近隣にて軍事行動を活発化させている現実を考えると、決して好ましいものとは言えず、将来へ向かっても、我国の安全保障に影を落とす可能性はあり得るでしょう。

自由民主党にても、離党する各位が新党結成を模索する動きをされている。そうである以上、民主党連立政権も、もっと明快な政治姿勢を明らかにする、国民に対する義務があると私は見ています。そうでなければ、これまでの半年同様、これからの半年も徒に過ごす事となり、今夏の参議院選挙の勝利は覚束ないでしょう。その結果、我国の政治は更に混迷し、国民的希望は更に後退し、鳩山政権が解決を公約した少子高齢化、経済低迷の諸問題も、未解決のまま終わる事でしょう。

先月当地を去った、新幹線500系「のぞみ号」は、想えば父祖の憧れた「希望の形」でもありました。
今の政治社会が、果たしてこの様な希望の形を強力に生み出せるのか、ちと疑問ではありますね。*(新幹線)*
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年度末のお別れ…続き

2010-03-15 00:45:41 | 旅行記

コナサン、ミンバンワ!昨日の当地愛知は、随分久しぶりで快晴に恵まれた。当日は、先日ご紹介した、今月中の完全勇退が予定される名古屋鉄道パノラマカー一族最後の残党、7700型元特急車の惜別走行を追うべく、親族と共に西尾・蒲郡線方面へ参った。同車と海との顔合わせは少なく、曲がりなりにも水のある光景を捉えられた次第。この模様は、5月中旬までの完成を目指す今春の拙写真帖次回作にての公開の他、拙Cafe日記やブログにてもご紹介しようと思う。

さて、鉄道絡みの今月最大の惜別行事と言えば、やはりJR北陸線にての、これも先日勇退の夜行列車、特急「北陸」と急行「能登」の最終便出発の模様だろう。これは、当夜のTV番組にても広く報道されたので、ご存知の向きも多いだろう。

両列車共、旧日本国有鉄道時代の戦後すぐよりほぼ半世紀以上に亘り運転され、首都圏より日本海側への夜のアクセスとして重用されて来た訳だが、特に今世紀に入って、ホテルなど宿の価格破壊の進行、高速道伸長に伴う夜行バスの増殖などに押され、需要低迷した所へ車両の耐用年数到来(ほぼ40年前後)が重なり、今回の退場と相成った様だ。

最終便の指定席及び寝台は、上下各便共発売十数秒で完売。「毎便こんな風ならば」とJRの関係各位を嘆かせたとか。そうであれば、当然後継新車も用意され、存続された事だろう。上り便の出発地の金沢駅にては、毎晩の様に「北陸」「能登」の両列車が並び、出発準備に臨む様子が見られたと言う。特に今月に入ってからの終盤は、夜間撮影を兼ねての惜別訪問者が大変に増え、出発間際のプラット・フォームは大賑わいであった。俺が訪ねたのは先週末だったが、やはりカメラを構えるのも難しい位の盛況で、同じ番線の反対側にいた悪友と行き合い損ねたのは不覚であった。

とまれ、これら列車の一世代前は、当時学生だった俺も、時折乗り込んだ記憶があって懐かしかった。「能登」は今後も臨時便にて残る由だが、旧国鉄の良き雰囲気を残す車両の活躍には終止符が打たれる。永劫の彼方へと向かう、これらの列車にも「有難う。さようなら」を一言・・・。

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保全~弾丸列車の残像

2010-03-14 09:19:00 | インポート
各位お早うございます。曇り、あるいは雨がちの今月には珍しく、快晴の朝を迎えた当地名古屋であります。これから、親族とちと写真撮りに出かけようか、とも思っている所です。

今月前半も、良し悪し相半ばの報が届いています。
映画監督にして喜劇俳優の北野 武さんが、国籍を問わず世界の芸術発展に寄与したとして、仏国の芸術文化勲章の最高位に叙せられました。この栄誉に一言奉祝を申したく思います。
北野さんの映画は、まだゆっくり拝見する機会がありませんので詳しくは控えますが、人間味や現実味に満ちた構成が国際的称賛を集めている様ですので、5月連休辺りで一度見られたら、とも思っている所です。

その一方、新潟県下にて保護活動中の保護鳥、朱鷺(とき)複数が天敵の襲撃に見舞われ、落命の憂き目に遭ったのは遺憾。飼育施設点検の結果、天敵出入りの可能性のある個所が複数見つかり、これは保護管理責任が問われてもやむを得ないと私は見ています。
過去にも、同鳥の保護施設が天敵の標的となった前例があり、とに角「国際保護鳥」と言う以上は、それに見合った厳しいセキュリティ対策が講じられて然るべきでしょう。

捕鯨を初めとする水産資源の問題でも、動きがありました。
南半球の捕鯨反対組織の活動船々長が、我国の捕鯨船に不法に乗り込んだかどで海上保安庁に逮捕され、取り調べに臨んでいる模様。
鯨に人格に近いものを感じ、食用とする事に強い抵抗を持つ欧米人の感情もある程度は理解し得るものの、一方で鯨は我国固有の食文化。
今季、米アカデミー賞を得た、紀伊半島にてのイルカ漁を問題視する作品にも表れている様に、この問題は、洋の東西の「文明の軋轢」の一面も感じます。
相互理解は大変なるも「話せば分かる」の言葉を信じたいのも事実。
こうした問題提起に対し、我々日本人は、言葉を尽くして文化的土壌の異なる欧米人に、こうした文化の一面を説明し続けて行く強い姿勢を持つべき時に来ているのかも知れません。

形こそ違え、新幹線の「技の歴史」も高速度と安全度を高い次元で両立させる「保全の歴史」でありました。
こうした血と汗の努力の軌跡も、振り返られて良いと私は思いますね。*(新幹線)*
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感謝~弾丸列車の残像

2010-03-11 23:51:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!昨日付ではありますが、お陰様で、拙サイトも7周年を迎える事ができました。

これまでの、知友を初めご訪問各位のご指導ご意見に心より感謝致すと共に、微力ではありますが、必要箇所を適宜見直しながら、息長く続けられれば、などと思っている次第であります。これからも、率直なご意見など賜りながら、見守って下されば幸いに存じます。

昨年、そして一昨年も表明した記憶がありますので、細かくは記しませんが、拙日記帳は概ね週2回、月10回前後の更新を目指したく思います。

サブ日記に当たるブログ「トイレの雑記帳」は週1度、月5回前後掲載を予定しております。日記帳よりは世俗の事共にも触れ、又少々低レベルな読物を載せる場合もありますが、懲りずにお付き合い下さればとも思います。

拙HP「HAKASEの隠し部屋」にての拙写真帖は年3回、1,5,9の各月に更新を目指しており、次回は5月に今年初と春の画像をご紹介の予定です。

他の各位にても問題の多い、友人登録につきましては、残念ではありますが、拙方の申請受付を暫く見合わさせて頂いている次第。
願わくば、一定交流の後、相互理解が得られた上でが最善なのでありますが、中々そうした理解が得られない一面がある為のやむを得ない判断である事を、ご理解下さればとも思います。

「三寒四温」の言葉もある様に、3月にしては、特に朝晩は良く冷える昨今ですが、どうか各位健康及び安全ご留意の上お過ごし下さる様。
間もなく梅の時期を過ぎ、桜の便りももうすぐです。
お互い、健やかに花を愛でる事ができたら、と今思っている所であります。*(新幹線)*
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