Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

合流しても しなくても

2018-01-18 20:02:22 | 国際・政治

余り急いで言及する必要もなかろうと思い、ゆっくり記事にした次第だが、昨日 かねて統一会派を模索していた、民進党と希望の党の協議が、白紙に戻された様だ。当然かとも思う。小池東京都知事が、国政進出の足掛かりにすべく結成した希望の党も、今は 民進党からの移籍議員が多くを占める。民進の残党勢力もそうだが、両党の連中は、所詮は「政策より政局」国政選挙で、安倍自公政権に勝ちさえすれば良い との思考を持つ連中が大半だろう。協議が進んだとしても、野合は野合。国民市民レベルの、厚い支持が得られるとは考え難い。

振りかえれば、小池都知事の国政進出構想と策動は、功罪相半ばだろう。東京都知事として、余りにも多くの 直面する課題を抱えながら、余程の余裕がなければできない 国政進出の画策は、元々が無理筋だったのだ。一部のメディアも、小池新党の躍進予想を表した向きもあったが、結果は厳しいものに終わった。やはり、小池知事は都政に専念すべきだ、との想いと共に、退潮局面に入った民進党勢力を、安易に自勢力に取り込もうとした、見通しの甘さも、それはあった事だろう。

勿論 小池都知事にも、功の所があるのは認めたい。何しろ、昨秋の あの合流騒ぎで、民進党が 到底第一野党に値しない、寄せ集め集団である事を証明して見せたのだ。同党分裂については、小池都知事より、むしろ前原元代表の罪責が大きいだろう。小池知事のグループは、元々が 自由民主党にそう遠くない、保守側の勢力。その事を知るのは、それほど難しくなかったはずだ。その事を知りながら「リベラルから極左まで」の民進党が、小池新党「希望の党」と、所属全議員が合流できる様な情宣を垂れ流した罪責は、それは厳しく問われるべきだろう。小池知事の、所謂「排除」宣言は適切を欠くも、希望の党の 対民進党視点は確かだったという事だ。

今のままでは、仮に両党の合流協議がまとまったとしても、国民市民レベルの 多くの支持を取り着ける事は不可能だろう。どこまでも、取って付けただけの「野合」の印象が拭えず、少しでも思考路線が異なれば、安直な政党再編が横行する事だろう。安倍自公政権を向うに回して、国民市民多数が得心する位の政策を、冷徹に制作する能力など、到底期待できるものではない。余談かもだが、玉木・希望代表は、ご自身の選挙区で鶏インフルエンザの発生が認められたのに、果たして適切な対応が叶うのか?見ものではある。

民進党は、希望の党に加え、同党内左派がメインで結成された、立憲民主党にも 統一会派へのお誘いをかけているらしいが、枝野同党執行部は、既に結党当初から こうした協議に応じる意思はない旨を表している。と言うより、元々 菅 直人・旧民主政権の閣僚経験者で ほぼその全てが占められる、枝野立憲民主執行部に、この手の話を切り出しても、所詮無駄な気もする所だ。立憲民主党は、昨秋の衆院選後、確実に旧社会党化へと進んでおり、そんな進路を取る党と、統一会派の話などしても、仕方がないとも思うのだが。

とまれ「合流してもしなくても、所詮は野合」のあり様で、衆参共の第一野党を目指しても「野合」である以上、何の価値もない事だろう。「合流」してもしなくても、大きな差はないし、我が国政や地方政治の 大勢への影響もない。事実上三会派に分裂した民進党も、希望の党は、結局は「似たり寄ったり」で、衆院野党最大会派の立憲民主党にしても、旧社会党への回帰では何の目新しさもないし、現状 10%超の政党支持率も、一度実態が分れば 忽ち低下する事だろう。これらは「野合」であれば、当然受け入れるべき結果だろう。今回画像は、先年夏 福島県下にての、東北・秋田新幹線「やまびこ」に、対北海道「はやぶさ」と、対秋田「こまち」向けの編成が用いられた時の様子。丁度この位置が、岩手盛岡まで併結協調運転の「はやぶさ(右)」 「こまち(左)」各編成の、盛岡駅での切り離し位置となる次第。

コメント (2)
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