Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

歴史書籍問題 アパ・ホテルの勇気に 拍手

2017-01-20 19:14:53 | 社会・経済

「頑張って!」この言葉かけは、慎重であるべきとの見解をよく耳にする。確かに、この言葉を受ける事で、反って過剰なプレッシャーを与え、受け手にとって心的負担となる事もあり得るからだ。だが、これから触れる事共には、真に相応しいのではないだろうか。

我国のチェーン・ホテル大手「アパ・グループ」の元谷代表が著された歴史書が、アパ・ホテルの各客室に備えられている事につき、中国大陸外務省が、我国の対中史を適正に反映していないかどで、クレームをつけているやに聞く。先の大戦中にあったとされる、南京事件や、所謂慰安婦問題につき、大陸側と異なる、元谷アパ代表のご見解に、相違があったことへの不快の念と言う事だろう。ただ、大陸外務省の見解は、その公正さが疑問視される一方、アパ・グループによる書籍の配置は、我国の内政問題であり、特に大陸の共産政権にどうこう言われる筋のものではないのも事実である。

この中国大陸当局の不快感表明により、少なくとも同国内では、アパ・ホテルの予約等が不能な状態が続き、我国の同社公式HPも、停止状態にある様だ。サイバー攻撃被害の可能性もある。社として、グルーブとしての信念を貫く一方で、顧客の利便性も汲み、速やかなオンライン復旧をお願いしたい所だ。同時に、中国大陸の旅行者の多くは、中共当局によって、反日教育を受けている事にも、一定留意をした方が良いかも知れないが。ただ、安易に屈してはいけないのは当然だ。我国政府の菅官房長官も、そうした見解を表されていた様だ。

今年、札幌にて予定の、冬季アジア大会の組織委が、同市のアパホテルに関しては、客室に書籍を配さない対応を要請したらしいが、外国による、不当な言論弾圧の側面も付き纏うだけに、こちらも慎重な対応を願いたい所だ。客からの要望により、フロント預かりの可能性もあるらしいが、安易に認めれば、それは大きな混乱を招く事だろうし、その事が中国大陸当局の思う壺だったりする事もあろう。信念ある元谷会長の、的確なご判断、ご対処を信じたい所だ。

経済活動の自由は、日本国憲法によっても保障されているはずであり、そこから、中国人旅行者にも、どうしても違和感が拭えないなら、アパ・グループ以外の宿のご利用を願えば良いだけの話。実際には、歴史問題と旅行や観光は、別の事として受け止めるべきとされる方々も多いと聞く。他の諸国の場合でもそうだが、歴史問題で国家間に見解の相違が生じるのは間々ある事であり、今回の様な事例を深刻に受け止める必要はない。過分な大陸への擦り寄りは、当然「媚中」であり、日本人として忌むべきものだ。困難はあっても、アパ・グループには勇気を持って、信念を貫徹して欲しい。

今回画像は、当地のJR名古屋駅近くで捉えた、東海道・山陽新幹線の同駅進入の様子を。黄色い編成は、よく知られる試験列車「ドクター・イエロー」ですね。当地の「アパ・ホテル」は、ちょっと離れた中心街 栄にある様ですが、いずれこの辺りにも進出するのでしょうか。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする