Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

医療法人「徳洲会」不祥事とどう向き合うか

2013-12-15 15:45:19 | 社会・経済

先週とは一転、雲の多い日曜日となった。昨年に続き、北極圏よりの大型寒波が早めに南下している様で、特に日本海側は大雪と強風で大変に苦労されている様だ。数年来の厳冬傾向は、今後も数年は続く可能性があり、今まで暖冬に慣れた我々太平洋側の住人も、その事を念頭に置いて冬を迎える必要がありそうだ。燃料にも課される消費税が、来春よりの上方改定が決定した事も、頭の痛い所だが。

さて、その頭痛に拍車をかける様な遺憾な出来事が、医療法人「徳洲会」による一連の政治資金の不適切な疑惑だろう。この法人を立ち上げた徳田家の次代当主 徳田 毅衆院議員は、親族による資金にまつわる不正行為が、議員本人にも不利益が及ぶ決め事「連座制」の適用を受けて、近日失職する見通しが強まったと言われる。法人の創始者 徳田虎雄前理事長も、一連の不祥事の指揮を執った疑いが持たれ、猪瀬現東京都知事向けの、知事選時の高額な資金疑惑と共に、この事共に対する罪責を問われるのは避けられない所だろう。

徳田議員失職の端緒となった親族は、1億円を優に超える不適切な資金供与につき、起訴事実を全て認め、裁判で争う意思はないと言う。高額である事より、判決は禁固刑以上が濃厚で、この事よりも、徳田議員は当選無効~失職のやむなきとなるであろう。

不適切な政治資金供与が厳しく指弾され、司直による正しい裁きの下、相応な処分をされるのは当然だが、その一方で「徳洲会」は24時間対応の救急医療拡充など、本業たる医療面の真摯な取り組みも特記される所だ。決して、徳田一門を過剰に弁護するものではないが、徳田前理事長も、徳田議員も、刑事処分満了の暁には改めて本業の基本に立ち返り、今一度、危機に瀕する我国の救急を初めとする医療再建に邁進して頂きたい所だ。

今秋、この問題を話し合った岐阜の悪友は「不適切な高額の政治資金供与は処分されなければならないが、もう一方で、『徳洲会』は、医療法人としての行き方、方向性は決して間違っていない。見守る我々も、そこの所を取り違えてはいけない。」と、珍しくも厳しい口調で語っていた。これには俺も「異議なし!」 本当に同感だし、不祥事とそれ以外を峻別する知力を持たないと、との自覚を新たにした一時であった。

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コメント (2)
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