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過去問の原作を読む


本はなるべく読んだ方が良い、というお話をしていますが、しかし、では、何を読んだらいいのでしょうか。

まだ読み慣れないうちは、自分の興味のあるものを読めば良いと思います。例えば推理小説でもいいし、冒険物語でもいい。おもしろそうだと思えるものを読む。

これを読みなさい、と言われて読むのは結構子どもたちにとっては苦痛です。だったら、好きなものを読めば良いと思います。

ただ、読み慣れてくればいろいろなものに興味を持たないといけないし、かつ、また多少なりとも受験にはプラスになる方が良いと思うのです。

そこで、過去問の原作を読んでみる、というのは次のステップに進む良いアイデアだと思います。

というのは、過去問を解けば、その問題文の一部を読むことになる。一部しか読んでいないので、そのお話が全体の中でどういう部分なのか、興味がわく場合もあるでしょう。

特に説明文は、何かきっかけがないと小学生はなかなか読み進むことができません。

だから、過去問に出てきた原作を手にしてみると良いのです。そうすると、自分がまったく考えなかったジャンルに読書の範囲が広がることになります。

出てくる問題文を片っ端から読む必要はありません。

ちょっと興味があれば、あるいは、おもしろうそうだと思ったら、原作を手にしてみると良いでしょう。

少しずつ読む範囲が広がってくることで、さらに読み込む力がついてくると思います。

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