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自信をつける

夏休みが終わり、これから後半。模擬試験を受ける機会も多いでしょう。夏休みのまとめテストをうけた子どもたちも多いでしょう。

実際に子どもたちは毎日進歩しています。できることが多くなっているはずですが、しかしそれがしっかり点数に出てくるかはまだ不透明でしょう。

だから親は良く見ていなければならないのです。

昨日、ある子のテストを見ていたら、今までではありえないくらい「きれいに」「気合を入れて」解いていました。点数もある程度とれていましたが、それ以上にそのていねいさには感心しました。

日ごろ、字が汚い、ミスが多いという姿を見ているだけに思わず
「やればできるじゃない」
といってしまいましたが、
「気合をいれましたから。」と涼しい顔。

点数に表れないことをしっかり見てほめること、それは成績が頻繁に出てくる後半にどうしても必要なことです。

ぜひ自信をつけてあげてください。
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慶應進学館の入室テストについて

明日、17時から第1回の慶應進学館の入室テストを行います。これについては何件かのお問い合わせがありましたが、やはり入室テストというのは「これに合格しなければ入室できないのだろう」というイメージがあるでしょう。

エルフィーでは入室テストをしませんでした。それはエルフィーのコンセプトが「その子の第一志望合格をかなえる」というところにあったからです。どんな子でも、自分の第一志望はある。そこに合格させてあげられればそれは私たちの塾人生にとって本望だと思うところがあるから、逆に入室テストをしなかったのです。

しかし慶應進学館ははっきり目標が限定されています。だからどのくらいの力があって残りの時間で挑戦してもいいのかどうかを「はっきり判定する」必要はあるのです。私はできる限り挑戦してもらいたいと思っています。安全校は後の分析で必ず見つけられるわけですから、やはり狙ってほしい。しかしそのためには戦略が必要です。今の力がこのくらいで、今までこういう準備をしてきた、だから慶應進学館としてはこういう戦略をたてよう、その意味で必要な入室テストなのです。

成績の良い子を選抜するという意味はありません。私はむしろ「このままだとたぶん危ない」という子どもたちに「もっとも効率的な受験法」を伝授して夢をかなえてもらいたいと思っています。

だから慶應進学館の入室テストには後の保護者インタビューがあるのです。家族としての準備や意思を伺うことによって挑戦できる範囲は当然広がるでしょう。

子どもが初めて自分の力でぶつかる挑戦ですから、基本的には積極的に望みたい、とそう思っているのです。
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e-duce.netで理科の復習を

間もなく夏休みが終わりますが、6年生はいよいよこれからが受験後半戦です。
いろいろ復習しなければならないことがあるのですが、これまで学習したとはいってもよく覚えていないこと、まだ十分に理解できていないことはたくさんあるでしょう。

特に理科の計算問題の範囲は、力学、水溶液、電気、光と音など論理的に理解していなければなりませんし、天体も非常に重要な範囲です。が、実際に教えてみるとなかなか1回で十分というわけにはいきません。例えば電気などは1年に5回ぐらい復習します。

そこでお薦めしたいのがe-duce.netの理科です。これは四谷大塚の予習シリーズに準拠していますが、内容をくわしく説明している動画教材です。したがって、不得意なところを何回も見ることができます。1回の授業が20分程度でまとまっていますから、不得意なところをピックアップして見ることもできますし、予習シリーズを勉強した生徒なら過去の授業を思い出すこともできるでしょう。

秋の勉強はいかに効率良くこれまでの学習範囲を復習できるかにかかっています。その意味ではぜび利用していただければと思います。

e-duce.net http;//www.e-duce.net
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議論(2)

ある若手講師との会話

「集合授業はやはり同質化がキーなんでしょうか?」と彼女。
「うん?」と私。

「よく、組み分けテストってあるじゃないですか。先生は嫌いですけど。」
「ああ、はい。」
「でも組み分けテストの目的は同質化ですよね。」
「レベルを合わせるっていう意味で?」
「はい。」
「各科目別にそうすれば、本当の同質化は生まれますね。でも総合点ではだめでしょう。」
「どうしてですか?」
「4科目とも同じ偏差値ってありえないでしょう。」
「ああ、それはそうですね。」
「でもね、僕はね、究極の同質化はやはり目標が同じということだと思います。」
「どういうことですか?」
「成績に多少ばらつきはあったとしても、同じ学校を目標にする。」
「あ、そっちの同質化ですね。私も慶應特訓でしたから。」
「そうだね。でもあのクラスって良かったでしょう?」
「そうですね。結局みんなライバルだったんだけど、でも結構みんなで入ろうねみたいなところってありますよね。」
「そうそう。」
「そうか、先生はそういう同質化を考えているんですね。」
「そうだね。」
「目標が同じだと、がんばろうって確かに思いますね。」
「でしょう?まあ、やってみますよ。」
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議論(1)

この夏、私がいろいろな人と話したり、議論した中で印象に残っている部分をお話してみたいと思います。

あるマーケティング関係の人との話

「例えばA中学の合格者について、当然そこが第一志望であった子と、滑り止めで入ったという子がいるわけですね。」とその人。
「はい」と私。

「で、塾の実績でみればそれは等しく書かれている。A中学合格者として。ただ本当にがんばって合格したという子にしてみれば、何か物足りないという感じはないのでしょうか?」
「物足りない?」
「そう、いや不満じゃないかもしれないけど。何か、あいつの滑り止めといっしょかみたいな?」
「みたいな?」
「ええ、もっと何か褒め称えられたいというか。」
「例えばA中学(第一志望合格)A中学(滑り止め合格)とでも書く?っていう話ですか?」
「いや、そういう話でもないかもしれないけど。先生は子どもの第一志望に入れたいとよく話されていますよね。」
「はい。」
「でも例えばA中学合格はその子にとっては第一志望かもしれないし、滑り止めかもしれない。でも第一志望で合格できれば先生の塾としては大きな実績なわけですよね。」
「それはそうです。」
「で、それを伝えるという方法が」

「ああ、わかりました。でもね、そんなのは一時の感情論でしかないんですよ。」
「はあ?」
「親にとって一番うれしいのはね、その子が生き生きと自分の学校で活躍してくれることなんです。」
「それはそうですけど。」
「第一志望で入ろうと、滑り止めで入ろうと、通学し始めたらいっしょです。」
「え、そうですか?」
「そうです。で、問題はその後。それはね、この学校で楽しいなあと思った時に初めて、ここに合格してよかったかって思うんです。思えばそれは同じじゃないですか。滑り止めでも第一志望でも。そこで自分の学校に誇りを持つというか。そういう気持ちになってくれることが大事であって、試験の時の感情論だけで話をすることではないんです。」
「・・・」
「たとえ上位の学校に入れたとしても、それで落ちこぼれたり、それこそいろいろ問題が起これば、受からなければ良かったのになんて思うかもしれない。」
「それはそうかもしれませんね。」
「だから合格はスタートに過ぎないわけですから、第一志望で入ろうが、滑り止めで入ろうが、そこからさあ、どうするの?っていうことだと思うんです。だから別に塾の実績に何か説明を加える話でもない。かえって滑り止めで合格って書かれた方が暗いかもしれないし。」
「なるほどねえ。」
「いいんですよ。淡々と。今年はこういう学校に入りましたで。だからみんな、そうしてるじゃないですか。それ以上に何か語ることはないんです。むしろ子どもたちがこれからどうするか、期待する方が良くはないですか?」

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冷静に見る

夏休みがまもなく終わります。この後6年生は毎月のように模擬試験が始まります。特に9月最初の模擬試験は、夏休みの成果ということで期待される保護者の方が少なくないでしょう。

ただ、これまで見ていると7月の成績よりも9月の成績の方が下がる子供が少なくありません。これは夏休みに勉強しなかったからではないのです。むしろ勉強したので、間違える可能性が高くなってきたからです。

今までは知っていることがそれほど多くなかったから、間違えなかっただけなのです。ところが勉強していろいろな知識や解法が増えてくると、「あれ、こっちだったかもしれない」と迷い始めます。そしてここが重要なのですが、むしろ間違えてほしいのです。

間違えるから間違いを知ることができる。だから模擬試験は合格可能性や偏差値よりも「何を間違えたのか」冷静に見ることが最も重要なことなのです。

最近の模擬試験は合格可能性や適性校についてグラフィカルな表示をしてくれます。ですからつい、親はそちらに目が行ってしまうのですが、本当は答案が一番大事。

何を間違えたのか、しっかり復習し、そこで精度を上げていく。

秋の勉強で最も重要な点です。
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タイプ

子どもたちのタイプで言えば、知識型の子と思考型の子に分かれます。

知識型というのは、好きな分野のことを良く覚える子、たとえば歴史が好き、政治経済が好き、天体が好き、ある分野に興味があるとそれに関する知識をどんどん覚えていく子です。好きですから、忘れない。何回も繰り返すから知識が定着します。

一方算数や理科の計算問題が好きというのは思考型の子。こういう子どもたちはあまり解答や解説を見たがりません。「もう少し考える」とねばるから、思考力がつくのです。算数や理科の計算問題は思考力がつくことが一番。考えるからまた一歩進むのです。

で問題はこの両タイプは並立しない。知識を覚えるのが好きな子は算数があまり得意ではなく、算数を考えることが好きな子はまず知識を覚えるのが嫌いということになります。

で、どうするか。まずそれぞれをきわめていくことを薦めます。

知識を覚えることが好きならばどんどん覚える。考えることが好きならばどんどん考える。つまり得手を作るということです。それがあれば、最後に自分の苦手な部分を補うことができるでしょう。

理想は思考型の子が最後に知識を覚えるというのが一番合格しやすい。これは中学受験では算数の得点が大きく左右するからです。

しかし知識型の子も、それが武器になって、最後は算数だ!という姿勢になれば追い込みは利くものです。

一番問題なのは、そのどちらでもないという場合。うーん、どちらかに興味を持ってくれないと先に進まないですね。
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明日から後期講習

私の教室はお盆休みも今日で終わりで、明日からまた講習が始まります。

まだまだ暑い日が続いていますが、これからがまさに後半戦。(いや、夏休みだけでなく全体の後半戦が始まると考えていいでしょう。)
6年生のみなさんは、これから志望校に向けていわゆる得点力を身につけていかなければいけません。そのために重要な力が「自分のできる問題を見分ける力」と「自分ができる問題は間違えない力」です。

入試は満点をとるテストではなく、「合格点をとる」テストです。したがってできないものはあってもいい。ただ「自分ができる問題を落とす」とそれは失敗につながります。

問題を解くていねいさ、字を書くていねいさ、計算をチェックするていねいさ、いろいろなていねいさが求められてきます。

前半と後半では明らかに目標が変わってくるといっても過言ではないでしょう。これからの勉強は常に「得点力」を前提に組み立ててください。
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田中貴 中学入試講演会のお知らせ

9月24日(月)自由が丘の青山ブックセンター自由が丘店で中学講演会を行います。
当日の整理券は必要ありません。
ぜひお越しください。

田中貴 中学入試講演会
「これからの中学受験法」
(新刊「中学受験、合格力を伸ばす70か条」記念)
【日時】9月24日(月)午後3時から5時
【会場】青山ブックセンター自由が丘店
 会場地図
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夏休みの宿題

先日、6年生の子どもたちがこぼしていました。
「学校の宿題もあるんだよね。」
「それはそうでしょう。」
「いつ、やるの?」
「え、計画に盛り込んでないの?」
「受験勉強だけだよ。ドリルでしょう。自由研究でしょう。あと読書感想文。」
「至急計画変更ですね。」
「え、どこに入れるの?もういっぱいだよ。」

実際に受験勉強だけで計画ができあがっている子どもたちがほとんどではないでしょうか。学校によって夏休みの宿題はいろいろですが、やはり新学期に持っていかないといけないし、かつ学校が始まる日が8月末と繰り上がっていますから注意してください。新学期の前日、「何もやっていない!」ということが発覚しないように。そういう物語文があったなあ。
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