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スタートの成績はいろいろ

偏差値~からの中学受験、という話はいろいろあるでしょう。

実際にそれまであまり勉強せずに、中学受験のテストに参加したら、ひどい点数をとるかもしれません。

でもそれは当たり前の話。能力があったとしても、勉強せずに良い点数がとれるほど甘くはないわけで、スタートの成績はいろいろ、でしょう。

しかし最終的に目標校の合格ラインまでに達すればいいわけです。

それがうまくいけば、最初は偏差値30だったのにねえ、という話になるだけの話であって、そんな例は当然たくさんあるのです。

逆に言えば、今の成績がどうであれ、最終的に合格すればいいということです。

現状、クラス分けでふるわない、目標校の偏差値に全然足りない、ということであっても、子どもはずっと同じところにはいません。

勉強するうちに少しずつできるようになり、わかることも増えている。

そして理解が積み重なっていくと加速度的にできる問題も増えていくのです。だから、5年生のうちは全然歯が立たない問題も、入試直前にはできるようになっている。

だからまず子どもたちに多くの可能性があることを認識してください。

可能性はこれからさらに広がっていくので、問題はそれをどう引き出すか、なのです。

これまでの方法がうまくいかなければ、また別の方法を試してみる。

ウチの子はダメだ、などと決して思ってはいけません。


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規則性に関する問題

5年生の教室から
やれることはやってもらう

中学受験 算数オンライン塾
2月28日の問題







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質問しない子

わからないところがあれば、質問する、というのは大事な勉強のステップです。

実際に生徒の多い塾だと、なかなか先生に質問ができない。30分待って1問聞けるのが関の山、これでは解決できる問題に限度があるというので、個別指導を頼んだり、家庭教師をつけたりするご家庭もあるでしょう。

しかし、一方で十分に質問するチャンスがあるのに、質問しない子もいるものです。

なぜ質問しないのか。

ひとつには、自分がわからない問題がわかっていない。

しっかり復習して、この解き方はわからない、ということが明らかになれば聞けるのでしょうが、そのステップが自分の勉強の中にない。だから、質問できない、と言ってもいいかもしれません。

もうひとつは、質問すると恥ずかしい、と思う子。

「なんだ、こんなのもわからないのか」と言われるのが恐い。「これは授業で説明した」と叱られたくもない。先生はだれもそんなことは言わないはずなのだが、しかし、自分で勝手にそう言われると思って、質問をしない子もいます。

わからない問題をどう解決するか、というのは受験勉強を進めていく上で最も大事なことです。

お子さんの勉強の流れの中で「わからない問題はどう解決されているか」ということはしっかり確認しておいた方が良いでしょう。


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カリキュラムから外れる

6年生の教室から
出題傾向は変わらないのか?

今日の慶應義塾進学情報
慶應湘南、算数の入試傾向







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自信を取り戻す

結局、自分で勉強をやらないと、力はなかなかつきません。

塾に行く、個別指導をつける、家庭教師をつける、親としてはいろいろ手を考えるが、一方で子どもがその場その場で自分で勉強しないと力はつかない。

では、なぜ自分で勉強をしないのか?

一番の原因は「自信がない」からでしょう。

何となく自分でも解ける気がする、あるいはできるようになる、と思っていれば子どもなりに挑戦しようとするものですが、「できない」「わからない」ことが増えてくると段々心が折れてくる。

こういう時の組み分けテストというのは、子どもたちをさらに追い込むだけであって、あまりプラスには働かない。

だから一旦休みたいと思うのだが、カリキュラムは進むし、また試験を休めばクラスが下がるし、というのでなかなか休めない。それで事態があまり変わらないことが多いのです。

まずは自信を取り戻すことが大事です。

できるようになれば、また塾に参加すればいいのです。

6年生の後半、学校別の対策が始まるころまでに、カリキュラムの履修が終わればいいわけですから、まずは自信を取り戻すことに注力してください。


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雑な勉強を克服する

5年生の教室から
同じ兄弟でも

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2月26日の問題







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勉強をする約束をしたのに

計画を立てて、この時間は勉強する約束をしていた、としましょう。

ところが、ばっと部屋のドアを開けてみると、しっかりマンガを読んでいる。

「あなたの受験でしょ?」
「うん」

「勉強するのはあなたよね?」
「うん」

「塾に行きたいって言ったのはあなたでしょ?」
「うん」

じゃあ、なぜマンガを読んでいるの?

そこにマンガがあったから、でしょうね。きっと。

幼い子は、そういうコントロールができないから、勉強する時間が足りなくなるのです。では、どうやれば幼くなくなるのか。自分でもっといろいろな事を考えた上で決断するようになれば、いいわけです。確かにマンガを読みたい。しかし、明日塾で宿題を出さないといけないから、とか、明日試験があるから、とか、まあそういうことがいろいろ見えるので、じゃあ、ここはやはり勉強を先にやってからマンガを読もう(マンガを諦めるということはあまりないでしょうが)ということになるのです。

そういう力はいろいろなことを自分でやるようになって、身につくものです。いろいろな事に親が手を出してしまい、勉強だけやればいいというようにしても、そういう力はつきません。

部屋の掃除をしたり、自分の洗濯物を整理したり。

そういう始末が自分でできるようになれば、自分の時間の始末もできるようになってくる。だから、遠回りのようでいてやはり日頃の生活を自分でできるようにしていくことが大事です。


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月に関する問題

6年生の教室から
あきらめない才能

今日の慶應義塾進学情報
2017年普通部算数







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ストレス

毎月の組み分けテストで教室ばかりでなく、席まで決められてくると、それ相応のストレスが子どもたちには生じます。

しかし、それをどう対処していいか、わからない。

結果としてできない子をいじめたり、学校で騒いだり、学校の先生に反抗したりしてみる。

塾ではできないから、学校の先生に当たる、みたいなことが出てくるものです。

だから、学校の先生は受験をする子があまり好きではない。特に6年生の後半になると学校に来なくなるし、何かにつけて騒動の元になるからでしょう。

この状況を受験生の親があまりよくわかっていないことが多いものです。「何かにつけて受験生が目の敵にされている」と思いがちになる。しかし、受験のストレスのはけ口が学校での問題行動に発展している場合があるのです。

子どもたちのストレスには十分気をつけていないといけないでしょう。

最近は、どうしても住んでいる地域の塾に行きがちですが、そうなると学校の同級生と同じ塾になることが多くなる。塾の序列が学校に持ち込まれて、いやな想いをする子も多いものです。

だから、本当は、ちょっと違う場所の塾に行くのが良いのかもしれない。

この辺は本当に工夫が必要だと思うのです。

営業成績ですわる席を決められると、大人でも相当ストレスがかかると思いますから・・・。


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第260回 子どもたちには受験経験がない

5年生の教室から
根拠を探す

中学受験 算数オンライン塾
2月24日の問題







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今の学習法の間違い

例えばあるパターンの算数の問題があったとして、このパターンを5回、6回と繰り返し練習することは本来はあまり意味がない。できるようになっていないといけない部分はあるのだが、だからといってこれを5回、6回と練習すると思考がパターン化されてしまい、実は伸びなくなる部分があるのです。

解いている本人が飽きてしまうからです。

同じパターンは2回繰り返せば終わりで良い。例えできなくとも、むしろ違う型の問題で、思考力を試し、また自分で解こうとする意欲を引き出さないといけないのです。

今の学習はどうもここが間違っているような気がするのです。

あるパターンの問題ができないと、それをできるようになるまで繰り返させてしまう。しかし、それでできるようにならなくなるところがあるのです。

その場、その場で結果を出さないと組み分け試験の成績がとれない、と思うから、みんなシャカリ気になってできるようにしようとするが、それをやることで子どもたちが考えたり、勉強したりすることに飽きる。

飽きるとやりたくないから、「わからない」とか「無理」とか言い出すのです。

組み分け試験がなければ、それができなくても、違うことに進めるのだが、それができないとどうしてもそこばかりを勉強してしまう。

子どもは考えることをやっていれば、少しずつ前に進んでいき、以前できなかったこともできるようになっていったりするので、ここで結果を出そうとしてはいけない、ところがある。

結果を出すところは入試だけで良いので、まずは勉強に飽きさせないようにするべきではないかと思います。


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5年生から上位校を狙う

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解き方、考え方はいろいろ

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普通部、社会の入試傾向







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中学受験は親の手間がかかります

中学受験は高校受験に比べて明らかに親の手間がかかります。

高校受験の場合、反抗期もあるが、親といっしょにがんばる、というような子はあまりいない。ひとつには高校受験が中学と密接に関係しているところもあります。公立高校の進学には内申が関係するし、高校教育は義務教育ではないので、どこかに入れないといけない、と中学校の先生も思うから、いろいろと子どもと話をする。もちろん塾も本人に働きかけるでしょう。

その分、最後、親は後ろに引いて見ているという感じになるでしょうか、肝心なことは本人に聞かずとも学校や塾の先生に聞けば大方分かってしまうところはあるから、まあ、本人ががんばっている限り、親の方はそう心配することもない。

一方、中学受験は、日頃の勉強に始まって学校選びやら塾の先生との相談やら、まあいろいろ親の手がかかる。

ただ、その分、子どもたちが楽な所はあるわけで、それが実は中学受験のメリットのひとつなのです。

受験生活というのはやはりストレスがかかる。しかも最近は受験期間が長い。その間、ずっとそのストレスを子どもが受けているわけだし、毎月クラス昇降だ、偏差値だ、とストレスのかかることを突きつけられれば、心が折れるかもしれない。

しかし、まあ、そこは親がついているから、いろいろと手をかけることができるわけです。

なので、手間をかけないと、やはりそれなりにうまくいかないところがあります。

別に勉強を教えなくてもいいが、日々の勉強を管理したり、折れる心を解きほぐして、褒めたり・・・。

だからいっしょに合格を勝ち取った、という感慨もひとしおなのです。

したがって手間がかかるものだ、と最初から覚悟してください。


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きれいなノートの落とし穴

5年生の教室から
子どもは耳から言葉を覚えるから

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2月22日の問題







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時間効率

子どもたちの勉強の様子を見ていると、同じ子でも時間効率が違います。

ある日はとても集中していて、良く覚え、良く理解して、どんどん問題を解いてしまう。

かと思うと、ある日はまず眠い。今日はクラブだったから・・・から始まって、話半分。本人は何とかしようと思うのだが、すでに目が半分重くなってきて。

だからとても集中している日ばかりではないのです。でも、少しずつでもやはり時間効率を上げた方が良い。そのためにはやはり調子に乗せることが大事です。

子どもはだれでも、できると調子が良くなる。つまり、最初は少しずつヒントを出しながら、あたかも自分でできたように仕向けていく。そして、そのうち、調子が出てきたら、ヒントを出さずに自分で考えさせるようにする。調子が悪くなったらまたヒント、という具合でまあ、調子に乗せることが一番大事。

そうすると何となく分かった気になる。自分は算数が得意かもしれない、いや算数はおもしろい、なんて思ってくれたらもう最高です。

ハードなことをやらせていくことは、本人が調子に乗ってきたら自然にできることなので、それまでをどう乗せていくか、ここがある意味うまく勉強させるコツでしょう。


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容積に関する問題

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中学受験のテキストは入試問題からできる

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やる気がない子

勉強しなさい、と言わないと勉強しない子。


でも多くの場合「自信をつける勉強」をさせてこれなかった、ということに原因があります。

今の塾は早くから組み分けテストが導入されているため、子どもたちが自分で自信をもって勉強できる体制が整う前に、偏差値や順位の洗礼を受けてしまいます。

その結果として、いったんつまずいてしまうと、子どもたちはなかなかそこから脱することができない。なぜならば、自分で自信をもって勉強できるという方法がわかっていない、あるいは実践できないからです。

勉強しなさい、というのは簡単なことですが、本当に子どもが何をどう勉強しているのか、ご存知でないかたも多いのではないでしょうか。

4年生から5年生ぐらいのうちは、できればいっしょに勉強してあげることが本来は必要なことなのです。

例えば復習ひとつをとっても、本当に理解できているのか。これを覚えなければいけないということを、しっかり覚えられているのか。

そういう確認をしていないと、結局何がわからないかが不明になるので、打つべき手がはっきりしません。

子どもがやる気がないのは、自信のなさの裏返しです。

だから、一度時間をとって、子どもたちといっしょに勉強してみてください。今、子どもたちがどんな勉強をしているのか、それを知ることがまず第一歩だと思います。

かなり難しいことをやっているので、やはり戦略をいっしょに考えていかないと、道は開けません。


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私学に求めるもの

5年生の教室から
どういう気持ち?

中学受験 算数オンライン塾
2月20日の問題







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しつこく考える

これは難しい、これはわからん、という問題にこれから何問も出会うでしょう。

で、この一問一問をあきらめずに考えていくと、できるようになるし、頭も良くなる。

いろいろな勘が冴えてきて、例えば補助線の引き方が「こうだろ」みたいな感じになってくる。

問題はそこまであきらめないで考えること。

もちろん何度も打ちのめされるかもしれないが、それでもしつこく考えているうちに、「ああ、なるほど」ということが増えてくる。

当然のことながら、そんなにたくさんはできないでしょう。

でも、それでもあきらめないということが大事です。

しつこく考えているうちに、本当にできるようになる。最初に地頭が良くなくとも気にすることはない。とにかくしつこく考えていくうちに、力はついてくるものです。


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オーバーワークに気をつける

6年生の教室から
6年生になって一気に難しくなった

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普通部、国語の入試傾向







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