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スパイラル式カリキュラム


塾のカリキュラムが前倒しになったということで、かなり忙しい状況にはなりましたが、逆にスパイラルでもう一度勉強する時間は増えました。

新6年生の今の時期は、以前のことを復習為ていることが多いでしょう。

じゃあ、今習えばいいじゃないか、という議論も当然ありです。ある程度できるようになってから難しいことは勉強した方がよい。入試に出る難しい範囲はある程度基礎ができてから習った方が良い、と私も思います。

ただ、スパイラル方式は同じテーマが何回か繰り返すから、最初にできなくとも後からできるようにはなっていくわけで、だから最初できなくても気にしなければいいとも言えます。(なかなか、そうはならないところもありますが。)

実際に教えていても、なかなかできるようになっていかない分野がいくつかあります。

算数で言えば、速さや立体図形、場合の数。理科でいえば浮力や電気がその典型でしょうか。

できないからといってあきらめない。入試までの間に何回か、自分なりにスパイラルで復習すればいいのです。

何回か繰り返すことによって、だんだん定着してくることはあるし、あるとき「あ、わかった!」と思うときがやってくる場合もある。

浮力なんかはその典型かもしれません。

公式はわかっていても、なんかピンとこないのです。でも、何回か繰り返しているうちに、それがピンとくるようになるのです。

その意味でやはりスパイラル式カリキュラムは良い方法ですが、ただ早いのは勘弁してもらいたいと思います。

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数の性質に関する問題
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3月31日の問題
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眠い子


中学生や高校生もよく授業中寝ます。本人は気持ちを入れて授業に出ようと思っている。でも、やはり疲れていると眠い。

気概が足りない、ということではない。眠いものは眠い。

だから本当は5分でも10分でも寝ればいいと思います。そこで寝てしまって、眠気を飛ばせば、リフレッシュできるはずだから。

小学生は実はもっと眠いのです。

なぜなら中学生、高校生に比べて圧倒的に体力がないから。それにまだまだ成長期まっただ中ですから、新陳代謝が激しい分、疲れやすいのです。

眠いのは、だから本人が悪いわけではない。

早く寝ても眠いときは眠いものです。

眠いのを解決する方法は寝ることだけです。

確かに、眠気をガマンしているうちに眠気が遠ざかることもあるが、さらに倍の眠気が襲ってくる場合もある。

小学生はだから上手に昼寝を利用することです。

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まだ始まったばかりだから
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京都に関する問題
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通塾日数は少なめに

最近の塾はセットになっているので、学年で通塾日数が決まっています。

例えば4年生だと週2日、5年生で週3日、6年生は週4日、とか。さらに秋には週5日、あるいは毎日というところもあるようです。

しかしながら、やはり塾の日数は本来少なめである方が良いと思っています。

この時期の6年生であれば週3日が一番でしょう。これだと1週間が7日なので、1日ずつ復習にあててもまだ1日余る計算になります。

しかし、週4日にしてしまうと、もう復習の日数が足りなくなる。で、こうなると塾で何でも解決しないといけなくなるわけです。が、できるところ、できないところは子どもひとりひとり違いがありますから、集団授業で対応するのはなかなか難しい。

結果として相変わらずできるところはでき、できないところはできない、ということになってしまいがちです。

なので、セットであったとしてもある程度家庭で勉強する時間を確保した方が良いでしょう。例えばある曜日の授業は最初から出ない、とか決めてしまう。

できないことをできるようにする時間が十分でなければ、勉強しても効果が上がらないのです。家で勉強させるのは大変だから、といって安易に塾に出してしまうと問題は解決されないことが多いのです。

やはり通塾日数はなるべく少なめに考えていってください。

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部分採点
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面接の代り

面接を実施する学校は大分減ってきました。

面接をする時間は受験生にとっても学校にとっても負担になるし、3分ぐらい話したところで対策を立てている受験生にはそう違いがでるはずがない、という議論がある一方で、「会ってから入学させる」という方針を貫いている学校もあります。

で、面接で一番見たいのは、「これからの学校生活に問題がないか?」という点。例えば友だちづきあいはちゃんとできるのか?みたいなことを知りたいわけですが、話をしてみるとやはり「ちょっと変な子かな」みたいなことはわかっている部分がある。

一方、面接をしないが「人の気持ちがわかるか?」ということについてはやはりチェックをしたいという学校もあります。

では、どうやってそのチェックをするのか?

国語の物語文の読解をさせるのです。その答えを自由記述で書かせる。

登場人物の気持ちがわかれば、当然、他人の気持ちも察すことができるはずだから、学校生活に支障がないだろう、という視点があるわけです。

入試問題には実はいろいろな意図が隠されているのです。

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親も試されている?
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出題傾向は変わらないのか?

出題傾向ばかり勉強していると、出題傾向が変わったときに対応できないから、やはり全部やっておかないといけない、という話を聞かれることがあるかもしれません。

出題傾向が変わることは0ではありません。しかし、概ね、変わることはないと思って間違いはない。

また、変える場合は何らか説明会で話が出るでしょう。大きく変えるのに何の説明もない、ということはあまりないでしょう。

なぜでしょうか?

まず、中学入試はすべて独自入試なので、学校が求める人材像を前提に作られる。

最近リケジョに人気があるので、私立も理系に強い女子を集めたい、と思う場合があるようです。理系に強ければ医学部志望の子どもたちが集まる可能性もあるわけで、学校としては力を入れたい。

で、そういう場合、理科の計算問題を多く出題すれば、このような問題が得意な子が集まるだろうし、苦手な子は敬遠するでしょう。

結果として、学校は欲しい人材を入学させることができます。

だからそう簡単には変わらない。

また変わると思われてもいけない。変わるとなると、また対策を考えなければいけないから、志望するのをやめようか、ということだってあり得る。だから、あまり変えない。

学校の説明会で「対策は過去問をやることに尽きます」という説明がよくありますが、これはその通りです。

だからこそ、学校別対策をしっかりやる塾の合格率は高くなるのです。


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宗教と学校
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早くも学校別?

もうすでに学校別特訓が日曜日に始まっている塾があるそうです。

ということは、1年間、毎日曜日、全部塾?

それはどうなんだろう、という気がします。2学期から日曜日も塾、というのはまあ、残り半年だから、みたいな気分が出てイイ部分もあるのだけれど、こんなに早くから学校別やったら、2学期に違う塾の学校別に行きたくなったりして・・・。

飽きちゃうんではないかと思うのです。

最後、後ちょっと、というぐらいが実は一番ピークになっていることが多いのですが、そんなに長いとピークの持って行きようがないというか。

どうも最近は何でも前倒し、何でも急いで、みたいなところがあるのですが、実際の入試のきびしさはそれほどでもないので、むしろじっくり構えた方が良くはないかな、と思えるのですが。

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他塾の模擬試験を受けてみる


春休みが終わると、最初の模擬試験が始まるでしょう。塾に行けば、自塾での模擬試験を受ける、というのが普通でしょうが、模擬試験に関して言えば、他の塾の試験も受けておいた方が良いとは思います。

自分の塾の模擬試験だともうすでに何回かやってきているから、何となく雰囲気もわかるし、まわりもいつもの知った顔。ということだと、それほど緊張感が出るわけではありません。

しかし、入学試験というのは、知らない子どもたちの中で受けることが多い分、やはりそういう雰囲気で試験を受けるということには慣れておいた方が良い。

かつ、また、違う試験でどんな成績が出るのか、どんな傾向が現れるのかはしっかり調べておきましょう。

特に大事なのは答案です。

偏差値や順位よりも子どもたちの答案がいろいろなことを教えてくれます。

例えば得手不得手。ミスの傾向。計算をどこに書くか。計算は消してしまうか。式は書いているか。

正しいものを選ぶ、間違っているものを選ぶ、を確認しているか、などなど。

最初からうまくいくわけはないわけで、そういうことをひとつひとつ模擬試験や組み分けテストで治していく必要があるわけです。

したがって記録をとって、次は何を注意する、ということをしっかり認識した上で2ヶ月に1回ぐらいは、他塾の試験も受けてみると良いでしょう。


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第180回 自分でやることをなるべく多くする
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解き方を覚えろ


という指導をされることが最近は増えたかもしれません。問題をパターン化して、その上で公式的に解き方を覚える、というのは確かにひとつの方法ではあるでしょう。

例えば、こんな問題があったとします。

太郎君が3歩で歩く距離を、次郎君は4歩で歩き、太郎君が5歩歩く間に次郎くは7歩歩きます。二人の速さの比は?

これは歩幅の比が4;3、動きの比が5:7だから、その比をかけて20:21とするわけですが、歩幅の比は文意からひっくり返すのが正しい。

しかしただ覚えていたのでは、間違う可能性もある。ここはなぜひっくり返すのか、当然、理由がわかっているべきなのです。

パターン化し、公式として覚えてしまうことは、当然、解くスピードを上げます。

ただ、それはこの場合使える、という判断ができないといけないわけで、ただ覚えてしまうとかえって間違えることが多くなる場合もあります。

覚えるのは悪くないが、なぜそうなるのか、はっきり説明できるという前提で覚えるようにした方が良いでしょう。

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比に関する問題
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なぜ中等部は男子の方が多いのか
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休みがちな子


病気をしたり、あまり体力のない子が中学受験をやるのは無理だ、と一般的には思われているでしょう。

今まで教えた子どもたちにも何人か、体力が続かず通塾できない子どもたちがいました。ただ、私の教室は、それほど通塾日数が多い塾ではないので、

「まあ、これるときだけくればいいでしょう。それ以外の日は家で勉強してください。」

というので、やることを決めていました。

もちろん、その課題が終わらないことも多かった。ご家族は、「それぐらい終わらないと」と思っておられたようですが、そんなことも考える必要はないでしょう。

できることをやればいい。できないことは、元からできないのだから、無理をする必要もないのです。

で、子どもは少しずつ成長していくし、当然のことながら体力もついてくる。

そうなったらそうなったでまた、できることをすればいいのです。

そうやって「できることを積み重ねる」ことで、力は確実についていくもの。

だからあわててはいけませんし、無理をさせてもいけません。


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塾の全国化を阻む壁
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3月23日の問題
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遊ぶときは

春休みに入って、家族で旅行に行ったり、遊びに行ったりすることがあるかもしれません。

でも、何となく受験生だから算数のドリルをもっていったり、漢字の練習をしたり、ということをするかもしれませんが、やめた方が良いと思います。

確かに毎日算数を解いた方が良いのは事実だけれど、だからといって、まだ試験には十分に時間がある。

それよりは思い切り、遊んで、くたくたになって寝てしまう方が良いと思うのです。

奥歯にものがはさまったような感じで遊ぶのは楽しくない。

遊ぶときは、思い切り遊ぶで、いいじゃないですか。

勉強道具は持って行かなくてもいい、と思います。

遊ぶときは思い切り遊びましょう。

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第179回 三日坊主を脱する
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大学4年間よりは
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