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常勤、非常勤


塾の先生は大きく、常勤、非常勤に分かれます。

常勤はもちろんその塾に正社員として勤めている先生。一方非常勤は授業や面接など決められた内容だけを担当する先生で、学生、大学院生、プロ講師をすべて含み、アルバイト、契約社員、業務請負などまあ、契約もいろいろです。

で、常勤講師だけによって運営される塾もあれば、常勤はわずかで、かなりの数の非常勤によって運営される塾もあります。で、それぞれの塾がそれぞれのシステムを持っているから、どちらがいいと言えないところがあるのです。

例えば非常勤の中にも、長年講師を勤めているプロの先生がいるでしょう。大学の講師をしつつ、塾でも講師をする、というのはよくあることだし、教え方も上手だし、勘所もしっかり押さえられています。

一方常勤は、その教室に常駐するわけだから、いつでも連絡が取れるし、何か困ったことがあったらすぐ連絡ができる。

で、親としてはウチの子を担当してくれる先生が常勤なのか、非常勤なのか、多少なりとも知っておきたいところはあるかもしれませんが、あんまり気にしない方が良いでしょう。

ただし、いつでも相談できる先生は作っておいた方が良いと思います。

非常勤が多い教室では、担当してくれている先生にすぐ連絡がとれるとは限らない。ただし、やはり窓口となる常勤の先生は必ずいるはずだから、その先生とちゃんと話が通じるようにしておけば良いのです。

そのためには、やはり日頃から話をしておくのが一番。

遠慮することなく、面接を申し込んで話ができるようにしておきましょう。

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子どもたちはほめてもらいたいと思っています。
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中学受験 算数オンライン塾

4月30日の問題
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組み分けテストに適応しすぎない

入塾してから一貫して、毎月組み分けテストを受けてくると、それに対する対応も割とパターン化されてきます。

例えば漢字については、このページをいつまでに覚えるとか、算数はこのテキストのこの部分が出るからそこを重点的に復習して、とか、まあ、いろいろあるわけですが、入試とそれが一致するとは限らない。

もとより中学入試は独自入試といって、すべての学校が自分のところで入試問題を作るわけですから、その学校独自の入試傾向があるわけで、それが組み分けテストとほぼ一致することはないのです。

で、あまりに組み分けテストに適応しすぎると、逆に入試に適応しずらくなってくる部分もある。

例えば、組み分けテストに長い記述問題ばかりが出るところはほとんどないでしょうが、記述ばかりの入試問題は確実に存在するわけで、6年生はそろそろ入試に向けて意識を変革していった方が良いのです。

しかし、これまで順位やクラスに振り回されているところがあるから、なかなか切り替わりにくいところはあるわけで、ここは意識してやらないとだめです。

毎週の学習計画を立てるとき、単にくみ分けテストのための勉強を組み込むことばかりにせず、過去問や入試のための勉強を増やしていってください。特にゴールデンウィーク明けからそれを意識して進めると良いでしょう。


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第185回 子どもは間違いなく成長している
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能や歌舞伎を見に行ってみる
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家庭任せの塾?

塾によっては大量の教材をくれるところがあります。

基本から始まって応用まで、すべてのクラスで使える教材になっている。これはある意味公平な扱いをしようとしているところはあって、まだ基本で苦しんでいてもやがて、応用問題ができるようになるかもしれないから、その教材も渡しておきます、みたいな感覚でしょう。

だから当然、全部やるというような前提ではない。例えば上位のクラスでは基本問題を跳ばしてしまうことも多々あるでしょうから、「これをすべて使うクラスは存在しない」ということになります。

じゃあ、どこをやればいいんですか?

と聞いてみると、

お子さんのできる範囲でやってください。

という返事が返ってくる。

え?そんな、いいかげんな。

と思われるかもしれませんが、まあ、クラスによって先生が変わる塾はお子さんのことをつねに分かっている講師がいるとは限らない。だから、まあ、こういう言い方が精一杯になっているわけです。

が、逆に言えば、家庭の裁量でなんとでもなる。だって宿題じゃ、ないんだから。

お子さんの力を家庭が推し量りつつ、できる問題を絞ってていねいに復習できていけば、まあ、効果があるし、「余分な問題」を勉強しなくて良いわけです。

でも、それを明確にしてくれるのが塾じゃないの?と思われる場合は、つまりその塾は合わない、ということです。

塾はその塾なりにシステム化されているので、そういう塾が「お子さんに合わせた教材の指示」をしないということが明確である以上、それは「家庭まかせの塾」であるわけだから、ニーズを満たしてくれるわけではないのです。

でも、その分子どもたちに合わせた裁量学習ができるというメリットがあるわけで、そこはまあ使い方次第、という部分もあるわけです。

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速さに関する問題
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中学受験 算数オンライン塾

4月28日の問題
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ノートにまとめる子

社会とか理科のテキストを、またノートにまとめている子をたまに見かけます。

きれいにノートが仕分けられていて、文字もていねいに、カラフルに書かれているわけですが、しかし、こういう子があまりできた試しがない。

思うに、きっとノートを書くことが勉強だと勘違いしているフシがある。

きれいにノートが完成すれば勉強したと満足してしまうからでしょう。しかし、本当はどうやっても覚えていないといけない。

なぜノートをまとめるのか、といえば、それは覚えやすくするためです。しかし、今のテキストはすでに覚えやすくする工夫はされていて、例えば一行問題みたいになっている。

だから実際にそこをしっかり覚えればいいわけであって、別にノートがきれいにできあがる必要はない。

女の子に多い現象ですが、ノートを作る時間が結構かかっているので効率を考えるとやめた方が良いでしょう。

もちろん、ノートを使って覚えてくれればいいわけですが・・・。

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学校見学
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作文の練習
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中学受験人口は反転するか?


ここのところ、ずっと首都圏の中学受験人口は減少を続けていました。

昨年と今年はともに中学受験率が12.3%程度だったようで、下げ止まりはした感じがします。

では、反転するだろうか?

ということになると、どうもそう簡単ではないように思えるのです。

今年、公立一貫校の受験者も減少しました。これまでは私立は減って公立は増える、という傾向であったものが、公立一貫校も倍率が高止まりしてしまったので、「ちょっと大変だな」という感覚が出てしまったのではないかと思えるのです。

で、なぜ公立一貫の受験生が増えたのか、といえばそれは私立型よりも準備が少なくて済んだからです。

あまり細かいことを覚えなくてもいい。もともと学力検査という意味合いが強く、内申点も重視されることから、学校生活を中心に据えて無理をしなくとも受験準備ができる、というところに人気があったように思えるのです。

で倍率が高止まりしたから、じゃあ、負担がさらに多い、私立型に向くか?といえばたぶん、そうはならないでしょう。

進学塾は、早いペースでカリキュラムを進め、早く囲い込もうとしていますが、その負担感がネックになってきているのは間違いないのです。

もう少し、負担のないやり方を考えていかないと、自分で自分の首をしめるように思えるのですが…。

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旅行に行くなら地図をもって
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4月26日の問題
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まずは解ければいい


算数の問題の解き方はいろいろです。これから解いていく入試問題について、複数の解法がある問題はいくらでもあるでしょう。

で、答えが○であったとしても、その解き方が解説と違う場合があるかもしれません。本来は、やはり解説を読んでもらいたいとは思います。もしかすると別の考え方をしていて、その方がよほど合理的に、あるいは簡単に解ける、という場合はあるでしょう。

特に自分で解けた場合は、その解法がまたよくわかるはずです。なるほど、そういう手があったか、ということを納得するのは大切でしょう。

しかし、だからといってそれを再現できなくてもかまわない。

つまり、そのやり方を覚える必要はない。なるほど、と思えばいいのです。

元より考える力をつけるべきものであって、すべての解法のパターンを覚え込むものではない。

むしろ最初に自分なりに解けたことがすばらしいのであって、解法の善し悪しは二の次で良いと思います。あまりそういうことにこだわっていると、子どもたちの自在な考え方に枠をはめてしまう可能性がある。自由に発想してもらうことが大事であって、たとえ全部書き出したとしても、それはそれでなかなか良い解法であるとも言えるのです。

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水溶液に関する問題
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女子はやはり難しいが・・・
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ゴールデンウィークの過ごし方

来週からゴールデンウィークですね。

塾も結構お休みのところが多いでしょう。正月や夏休みがなかなかとりにくい業界なので、ゴールデンウィークはさすがにお休みにしたいでしょう。

もちろん、イベント授業をやるところもありますが・・・。

さて、新学期から1ヶ月。ここで1週間ゆっくりできるわけですから、遊びと勉強と上手にバランスをとって有効な時間の使い方をしてください。

受験生だからといって遠慮することはない。遊ぶときは遊んだ方が良いのです。

それに中学に入るとなかなか小学生のときのように家族で遊びに行けることはあまりありません。

だから、貴重な時間なので、家族で楽しむ時間をしっかり確保しましょう。

また勉強についてはやはり復習を重点にした方が良いでしょう。1ヶ月勉強してきて、どうもここはあやしいか、ということがあったら、お父さん、お母さんが一緒に勉強するのが良いのではないでしょうか。

日頃、なかなか一緒に勉強できない方も少なくないでしょうから、こういうときこそ、一緒に勉強してください。

何、教える必要などありません。側に座って、子どもたちの勉強を見ていて、褒めてあげればいいのです。

「へえ、こんな難しいこと、もうできるんだ」

っていわれて、悪い気はしませんから。そういう時間も中学生になるとなくなりますから、大事な時間として味わってください。

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過去問の発売時期
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4月24日の問題
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計画は常に修正する


夏休みまで、毎週割と同じパターンで勉強は進みますから、塾の授業に合わせて週ベースで学習の計画を立てると、「あれもやらなければ」という漠然とした圧迫感からは解放されます。

計画というのは何をやるかを決めることであり、また何をやらないかを決めることでもあるのです。

子どもたちの時間は限られるので、当然、すべてのことができるわけではない。だから優先順位を決めて、「やることを絞り込む」必要があるわけです。

が、一方で、その計画は常に見直さなければなりません。

例えば成績によって、もっと理科をがんばるべきだ、ということが起るかもしれない。あるいはそろそろ社会の知識もしっかり覚えようという段階になるかもしれない。

また国語の過去問を始めよう、ということになるかもしれない。

で、何かが入れば「何かをやめなければ」バランスはとれません。

ここがうまくいかないケースが多いのです。塾の先生からいわれて新たに始めることがあれば、いったん棚上げしなければいけない勉強もあるのです。

その意味で計画は常に修正して新たな気持ちで勉強に取り組んでください。


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図形の移動に関する問題
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普通、得意ではない
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自分で答えを出すことにこだわるべきだ


算数は、自分で考えた子ほど伸びます。別に算数だけではないと思いますが、しかし、間違いなく自分で答えを出すことにこだわる子は算数ができるようになる。

だれもがその気質を備えているのです。しかし、問題量が多かったり、間に合わなかったりするうちにどんどん、その気が失せてくる。

まだ終わらないなら、答えを見よう。

まだ終わらないから、答えを写しとこう。

それでできるようになるはずがない。

確かに、それなりに問題数をこなすということは必要だけれど、「自分で答えを出す」ことができる問題数に限られるべきなのです。

が、今、子どもたちに与えられている量はそれを大きく逸脱しているところがある。

もちろんできている子もいるかもしれませんが、その数はひとにぎりでしょう。

だからできていない子は、他の方法を考えないとなかなか追いつかない。むしろ引き離されてしまうことが多いのです。

まずは自分で答えを出すことができる問題数に限って、いろいろ試せるようにしてみてください。

答えなんか、見ないぐらいの勢いを持っている子はやがて必ずできるようになっていきますから。

中学受験、合格して失敗する子、不合格でも成功する子
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第184回 小言は聞かない?
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中学受験 算数オンライン塾

4月22日の問題
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過去問の答え

国語の過去問の答え合わせをしていると、「?」と思われることがあるかもしれません。

実際に複数の過去問の答えを照らし合わせてみると、答えが違う、という問題は案外あるのです。これは国語という科目の特性でしょう。算数や理科ではほとんどないが、国語では割と頻繁に見ます。

もとより、国語の問題は著者が作るわけではありません。その文章を題材として、出題者が文中の根拠で答えが出るように作っているわけです。

ただ、その根拠が他にも考えられたりすると、答えが変わってくるわけで、特に近年は選択肢の紛らわしさが高じて、過去問の答えが複数ある、という場合が出ているのです。

別に学校がこうだ、と決めているものが発表されているわけではありません。(その意味で解答を公表している学校は非常に少ないでしょう。)

したがって過去問の答えは、作題者が作っているわけではなく、何人かの先生が集まって議論をした上で答えを出しているわけですから、違ってくることもあるわけです。

なので、少なくとも第一志望の学校については複数の過去問を持っておられるとよいかもしれません。

本人がその答えに納得がいかない場合、他の出版社のものを見てみると、本人の答えが正解になっていたりしますから、その感性を押し曲げないように注意してください。


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作業をする力
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