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自分の字を見間違えてミスをする。例えば0だと思ったのが、実は6だったとか。

あるいは漢字の書き取りはできたはずだと思っていたのに、トメてなくて×になった。

「字は、きれいに書きなさいよ。」

と注意されているお母さんは多いでしょう。

子どもの字は小学校6年生から中学2年生ぐらいまでに大人の字に変ります。(たまに変わらない子もいますが。)

これはやはり、自分なりに少しかっこよくしたいと思うことがあるからでしょう。こういうのは女子が早い。

女子は5年生ぐらいから、○文字になったり、まあ、いろいろです。色もカラフルなペンを使うし、やはり見映えというのを気にするのでしょう。

しかし、男子はそういうことは無頓着であることが多い。したがって、人からどう見えようと気にしない。

だから、きれいに書きなさいよ、という注意は無理なのです。本人、自分の字が汚いとはあまり思っていない。

そこで、私の注意は2点。

「枠の中に収めなさい。」

「ここは止めた、ここははねた、とはっきりアピールしなさい。」

受験生だというのに、解答欄からはみ出す子。

間違いなく、います。

アと答えを書くだけなのに、なぜ、そんなに大きな字を書かないといけないのか、不思議に思うが、「解答欄からはみ出すと、減点になるかもしれないから」と脅しています。解答欄に収まると、まあ、一応形が多少乱れていても、ちゃんと答えたようには見えるものです。枠をはみ出すと、「きれいに書く」という意識は全くないように見える。(本人がそう思ってなくても見えます。)

だから解答欄に収まる字を書くようにさせます。

もうひとつは、多少歪んでいてもかまわないから、ここは止めた、ここははねたをしっかり表すようにする。これはむしろきれいに字を書く子の方に問題がある場合が多い。トメ、ハネにデザインは必要ないのでありますが、勝手にデザインしてしまうから、たちが悪い。

「漢字はトメ、ハネ、が正確で初めて○になる」ということを良く言い聞かせ、そこに注意を向けます。

きれいに書け、と言っても直りません。

むしろ何が解決すればいいのかを、もう少し具体的に示した方が良いでしょう。

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