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合格は自分でつかみとるものだ

この時期の6年生の男の子と女の子をくらべてみるとやはり、男の子はかなり幼いことが多い。

だから、女の子は割と自分で机に向かい、自分で黙黙と努力するところが出てくるわけですが、男の子はまだエンジンがかかっていないというケースもあるでしょう。

で、いろいろ手を焼いてしまい、勉強させてしまう。

幼い子はそうなると、お母さんが学校に入れてくれるのだろうぐらいに思ったりするのです。そんなばかな、と思われるかもしれませんが、そう考えているから「言われるまでやらない」ということになる。

しかし、やらされて合格すると、その後ろくなことがない。

まず自分で勉強するくせがついていない。いないにもかかわらず反抗期に入るから、「うるせえなあ」ばかり言って、実際に勉強しない。

で、成績が上がらず、「このままだと高校に推薦されない」などということが起こる。また、そこで塾だ、家庭教師だ、とやったところで、本人のためにはならないでしょう。

逆に自分でがんばって合格した子は、それが実績にもなり、自信にもなるから、次もがんばってみよう、という気になる。

学校に入った後も、自分でそこそこやるから、そう心配はない。だから「やらせて入る子」にしてはいけないのです。

あくまで合格は自分でつかみとるものであって、そうでなければ「つかまない」方がよほど良いかもしれません。


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第248回 決めすぎてはいけない

5年生の教室から
締め切りはひとつだけ

中学受験 算数オンライン塾
11月30日の問題







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これからまだ伸びる?

ずいぶん長い時間、受験準備をしてきているので、ここまでくると、もうそろそろ成績は上がらないだろうと思われがちです。

しかし、そんなことはない。

まだまだ伸びしろはたくさんある。これまでやってきてできなかったのに、今からの期間でなぜできるようになるか、不思議に思われるかもしれません。

その理由1 締め切り効果
いよいよ入試がそこまで近づいている、という実感はさすがにこの時期、子どもたちにはあるでしょう。だから、がんばってる。目の色が変わっている、という子もいるかもしれません。

そんならもっと早くに、と思われるかもしれませんが、まあ、そんなもの。だから最後の最後までしっかり準備すればいいのです。


その理由2 知識が連係する
カリキュラム通り勉強していると、相似形と速さをいっしょに考えることはないかもしれませんが、入試問題では点の移動、という分野で両方の分野を解く力が必要になる。
逆に言えば、そういう勉強をしていくことで、今まで勉強していた断片がつながってきて、さらに理解が深まってくる。したがっていろいろ考えが及ぶようになります。

その理由3 感覚が研ぎ澄まされる
これは締め切り効果に負うところもありますが、これまで多くの過去問を解いてくると、出題者の意図が見えてくる。
「あ、ここはこういうミスを狙っている」というところまで考えられるようになってくると、さらに力がついてくるものです。

ということで、入試直前まで、力は伸びるのですから、最後までしっかりやっていきましょう。



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平面図形の問題

5年生の教室から
一目瞭然

今日の慶應義塾進学情報
解答欄に気をつける

冬期講習のお知らせ







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理解が進む子

教えて効果があがるタイミングは、本人がいろいろ考えた後が良いのです。

最近は予習型の学習塾が姿を消しつつありますが、本当は予習型の塾の方が理解は進む。自分で勉強していて、できるところはもうわかっているから、「ここが、わからない」というところに気持ちが集中できる。だから飲み込みが早いのです。

しかし、予習というのは手間がかかる。お父さん、お母さんも忙しいからそうそう手伝ってあげられない。さらに、先生の方も「理解がまばら」な子どもたちを相手にするよりも、一応0から全員スタートの方が教えやすいところはあるので、復習型が増えているのです。

ただ、やはり自分で勉強して、解説を読んだりやってみたけれど、どうしてもわからない、解けない、という問題を教えてもらうと、これは非常に理解が進む。

それだけ考えているから、問題もある程度つかんでいて、あるポイントがわかると

「ああ、そうか!!」

ということになるから、後は教えずとも自分で解けたりする。

そういう風にして力が積み重なっていった子は、できるようになります。

結局の所、自分でどのくらい考えたか、ということがやはり理解につながってくる。

いよいよ入試が近づいてきましたが、粘り強く考え抜いてほしいと思います。


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冬期講習に行かない

5年生の教室から
なぜ、そうなるかわかっているか?

中学受験 算数オンライン塾
11月28日の問題







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滑り止めから高校受験へ

この時期、受験校のラインナップを決めるにあたって塾からは、合格確実校を1校は受験するように指示を受けるのが普通でしょう。

近年、受験期間は非常に短くなって、なかなか流れを変えるきっかけがつかみにくくなっていますが、まずは1校合格をもらうと、親も子も気持ちが楽になる。

だから確実に入る学校を選んで行こうとすると、偏差値表を首っ引きになってしまう。

このくらいなら、大丈夫か、と合格偏差値ばかりが気になって、実際にその学校の中身が十分に吟味されていない場合があります。

塾から「まあ、この辺で」と言われる学校もそういう意味では偏差値中心で選択されているかもしれませんが、しかし、6年間通う学校だから、たとえ安全校であってもその中身はしっかり確認をしておいた方が良い。

何となくいいか、と思って選んだものの、その学校に行くことになったら、スクールカラーがまったく本人に合わない。

学校は厳しいことを言う割に、やることはそれほど難しいというわけでもなく、反発すればえらく怒られ・・・。

1年でやめて公立に戻って、高校受験に切り替える、というケースも確かにあるのです。

また私立に通ったまま高校を受け直すケースもあるでしょう。(これは私立中学の方があまり良い顔をしないとは思いますが・・・。)

なので、やはり安全校であっても十分に中身を吟味しておく必要がある。「合わないかなあ」と思ったら、無理をする必要はありません。


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ああ、そうか

5年生の教室から
あてはめはしない

今日の慶應義塾進学情報
流水算

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くれぐれも

子どもの受験ですが、中学受験は相当、親に力が入っている。

いや、高校受験でも大学受験もそうなのかもしれないが、子どもが小さい分、お父さん、お母さんは心配だからいろいろ手を焼くし、また手を打つ。

しかし、うまくいかない場合もあるかもしれません。

以前、取材で「3年親子で必死になってがんばってきたのに、合格しなかったお母さんが、社会復帰するまでに半年ぐらいかかるんだそうですが・・・。」という話を聞きました。

で、どういう心構えをしていれば、そういうことにはならないのか?というのが取材の目的だったわけですが。

まあ、韓国やシンガポール、あるいは中国ほど受験の結果が絶対的なものになるわけでもないので、悲壮感を持たないようにしてもらいたいと思うのです。

「たかが中学受験」と思っても良いし、「縁のある学校に行けばいい」と考えてもいいし、「行く学校をベストにすればいい。」でもいい。

あんなにがんばったのに。

あんなに力を入れたのに。

と思えば思うほど、しんどくなるし、次に進めなくなる。

さらに言えば、そういう状態の親を見て、子どもがどう思うかも考えないといけないわけです。

うまくいかない場合だってあるだろうが、そんな失敗は大したことではない。次に取り返そう、でいいのです。

そういう心構えを先に作ってください。

子どもの未来はまだまだ先があり、そんな中学受験の結果ぐらいでどうなるものでもありませんから。


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ふりこに関する問題

5年生の教室から
体力が続かないケース

中学受験 算数オンライン塾
11月26日の問題







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過去問をやってほしいのに

この時期、各塾では問題演習がさかんに行われます。

しかし、その問題は、別に受験する学校の過去問ではなく、違う学校の過去問だったりする。

まだ十分に過去問が終わっていないので、できれば塾でもやってほしいのに・・・、と思われるかもしれません。

塾は、ある学校に狙いを定めたクラスでない限り、いろいろな志望校を持つ子どもたちを教えるわけですから、やはり共通して良く出る部分を勉強するというような問題の出し方になってきます。

したがってやる問題が自分の受験校になる可能性はそう多くはない。これはもう、仕方がないことです。

集合授業という形式であり、かつ、学校別特訓ではない以上、そういうところは必ず出る。だからその練習に期待するか、あるいはまったく違う道を選ぶか、ということでしかありません。

過去問が間に合わない、ということであるならば、塾はもうお休みにして家で黙々と過去問をやることです。

逆に家庭で学習が進まないということであるならば、これはもう過去問のことはある程度あきらめて、塾の勉強に期待するしかありません。

これはもう腹を決めるしかない。

最後、こうやる、と決めて、決めた以上は動じない。これが現状、我が家としては最善である、ということで良いのだと思うのです。

残り入試までしっかり準備を進めていきましょう。


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勢いをつける

5年生の教室から
今の成績はある程度棚上げする

今日の慶應義塾進学情報
受験番号

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カリキュラムがパンパン

近年、5年生までに一通りすべてのカリキュラムを終える、というスタイルの塾が増えてきました。

したがって3年生の3学期から始めて2年間でやるから、子どもたちが1年小さい上にカリキュラムはパンパンになっている。

なので、ちょっと勉強がうまくいかないと立て直す余裕がなくなってきます。

本当ならば夏休みや冬休みに少しは立て直す余裕が欲しいわけですが、案外ここもパンパンになっていて、やらなければいけないことが増える。

塾が決めている授業数なり練習の工数(問題数)が多ければ必然的に他のことをやる余裕はなくなります。

本来で言えば、すでに1年早いのだから別に慌てることはないわけですが、しかし、「うまくいかない」「よくわからない」という経験が積み重なって、意欲が萎えてしまう部分があるのです。

だから、多少なりとも気持ちに余裕を持っていた方が良い。

しかし、そうすると組み分けで良い点数がとれない、ということで目先のテストにまた追われてしまう。

5年生から6年生に進むにあたり、もう一度良く勉強のやり方を点検してみてください。

多少なりとも時間をかけて様子を見ることは大事だが、それでも1年で充分。

1年間大きな成長が見いだせないとすれば、それはやはりそのやり方を変えないと、同じことが続くだけです。


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どんと構える

5年生の教室から
自分のミスは見つけにくいもの

中学受験 算数オンライン塾
11月24日の問題







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骨折への注意

入試まで時間が短くなってきました。

で、勉強はまずはしっかりやっていると思いますが、でも、ストレスもたまっている。

つい、ちょっと羽目を外して友だちとふざけていたら、利き腕の骨にヒビが入った、なんてことが起こるのです。

この時期だと入試日に間に合うか、ぎりぎりのところだけれど、それ以上に勉強に支障が出る。

土台利き腕で書けないというのは、本当に不便です。一生懸命反対の腕で書こうと思ったって、そううまくいくわけはないのです。

だから、これからは本当に注意をしなければいけない。

確かにインフルエンザやノロウィルスも恐いが、骨折も恐い。

調子にのって羽目を外さないように、よくよく言い聞かせておきましょう。


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第247回 優先順位

5年生の教室から
質問への対応

今日の慶應義塾進学情報
女子の1日校

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組み分けをしない塾

組み分けをしない塾のメリットは、子どもたちが偏差値や順位よりも出来不出来に集中できるところでしょう。

組み分けがある塾から転塾してくる子どもたちは、最初のころは月例テストで、すぐに人との優劣を気にする。多分そういう習慣がついているから、「あいつよりもできた」「あの子には勝った」ということに目が行きやすい。

しかし、本当はそんなことはどうでもいい。実は目の前の問題ができているか、できていないかの方が大事なのです。

本来まとめのテストの目的というのは、一定期間中勉強した内容がどれだけ理解できたか、ということを確認することです。したがって、できていなければ早急に理解を進める必要がある。

その「できていない」ところに目を向けるべきなのです。どうも、ここはわかっていないから、今度、時間をとって勉強しよう、ということにならないといけない。

しかし、次の週のことがもう始まるので、そんな余裕はない塾がこれまた多いのです。これではできるようにはならない。

本来は相対的に量がコントロールされていて、多少復習できる余裕が欲しいのですが、「きつきつ」にカリキュラムややる問題が詰まってしまうと身動きがとれなくなる。

だから、実際に組み分けがある塾で上位に上がっていけない子どもたちは、ずっとその位置が変わらなくなるのです。

そろそろポジションが変わらないなあ、と思ったら本当は手を打たないといけない。

受験までその位置が大きく変わらない、という可能性が出てきているからです。


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数の性質の問題

5年生の教室から
男女別学校のメリット

中学受験 算数オンライン塾
11月22日の問題







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気持ちを立て直す子

子どもたちはそれなりにがんばっていますが、やはり壁にぶつかることは多い。

例えば、算数の成績が伸びず、壁にぶつかっている子。話を聞いていると、言葉の端はしに自信のなさがうかがえる。

「僕はできないから。」

「僕は頭が悪いから。」

いや、本当はそうではない。例えば国語の問題の解き方で見ていると、十分に頭が回っている。しかし、算数の成績がずっと悪いから、どんどん勉強に後ろ向きになってくる。

しかし、例えば残りの時間でしっかりもう一度算数に向き合っていけばいいのです。できることを少しでも多くすればいい、と割り切って取り組む。

本当のことを言えば、そこまで気持ちが後ろ向きになる前に、成績を突きつけられる環境から脱した方が良いのです。気持ちを立て直す間、じっくりと教科と向き合う間は順位や偏差値から離れた方が良い。

5年生まで大きな試験を受けさせない、という塾もありますが、本当にその通りだと思います。

少しでも教科に向き合い、少しでもできると感じてくれば、「もうちょっとやってみようかな」と思うようになる。そのためにしばらく横に先生がいた方が良い場合もあるでしょうが、何らかのきっかけがあれば気持ちを立て直すことはできるはずですから、諦めずに切り替えていきましょう。


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午後入試の可能性

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