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指示を読み飛ばさない

問題の校正をしている先生でも、よく問題の指示を読み間違えます。

ちゃんと誤っているものを選べ、と書いてあったのに、そして認識していたはずなのに、どこかで「正しいものを選び」に変わっていることがある。

これは、本当に良くあります。文中の言葉を選ぶのか、文中の言葉を使って書くのか。これも微妙な違いがあるし、多少なりとも差をつけようと思えばこういうところでも意地の悪い問題の書き方をする場合があるものです。

で、これは入試のときに注意しよう、とか、あるいは模擬試験の時には気をつけよう、ではダメです。

常に気をつける工夫をしないといけない。

結構文末に下線を引いている子どもたちは多いのですが、せっかく下線を引いても見直さなければ役には立たない。

普段から問題を解きつつ、問題文に戻る、また問題をときつつ、問題文にもどる、という練習をしていかないといけません。

最後、入試は必ず僅差の勝負になります。そうなるとほんの数点で合否が分かれることがある。そろそろ、そういう意識を持って問題を解いていってほしいと思います。それができるようになると

普段は入試のように、入試は普段のように

が実践できるようになりますから。

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ゴールデンウィーク中に
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中学受験 算数オンライン塾

4月30日の問題
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叱る→ふてくされる→さらにやらない→叱る

というような悪循環は割と良く起こるのではないでしょうか。

すでに反抗期に突入した、とおぼしき小学生もいるでしょうが、この時期はまだ本格的ではない。しかし、勉強をしないということにおいては変わらないし、親が手を焼くのも同じでしょう。

で、そうなるとこの循環をどっこかで断ち切らないといけない。

叱る→叱らないと当然やらないままですから、解決にはならない。

ふてくされる→これも叱られればこういう反応になるでしょう。

ということはここで、叱って本人がやるようにするにはどうすればいいか、ということなのです。

で、どうせ手がかかるのであれば、一緒に勉強してしまう。これとても本人にとってはいやだ、面倒だ、ということにはなるのですが、小学生の場合はまだなんとかなる場合もある。

そのとき、今度は叱るのではなく、なるべく褒める。

子どものいいところを見つける。ということをしていくとこの循環を変えることができる可能性が出てきます。

褒める→がんばる→できるようになる→褒める

の循環ですね。

要は実行する場面をいかに作り、そこで本人を認め褒めることができるか、にかかっているわけです。

つまりは叱る、はあまり説得力がないということです。

叱るより先に、一緒に実行してしまう。これで本人が少しでも前に進めれば、循環を断ち切る手になるのではないでしょうか。

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早生まれは気にしない
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今日の慶應義塾進学情報

慶應湘南説明会日程
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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答え合わせのやり方

答え合わせは、本当に大事な勉強のステップです。

問題を解いた、答えが合っている。これはまあ、いいでしょう。

でも答えが間違っているとわかって、答えを正解通り訂正して終わりにしては当然、いけない。

ここからが勉強の始まり、です。

なぜ間違えたのか?

こういう時に算数はちゃんと式を書いていることが大事で、最初から見直していく。

どこかで間違えたか、根本的に考え方が違うのか、その辺を吟味しないといけない。自分の間違いに気がつくのには結構時間がかかります。

当たり前ですが、自分は合っていると思ってやっているわけだから、「ここは合ってるよねえ。」と通り過ぎてしまう。

しかし、そこが違っていたりするのです。途中まではずっと合っていて、最後に式の写し間違いをする、なんてこともある。

あ、もったいない、はその通りですが、本番でこれをやると本当にもったいない。だから、これをどう防ぐかもやはり考えていかないといけないわけです。

だから答え合わせには本当は時間がかかる。

これから計画を作るとき、案外問題をやるのと同じぐらい、あるいはそれ以上に時間がかかる場合があるということを想定しておきましょう。

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制服のない学校の良さ
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中学受験 算数オンライン塾

4月28日の問題
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覚える能力

入学試験では、やはり知識が物を言う場面が少なくありません。社会はほぼそうだし、生物や地学、漢字の問題もそうでしょう。で、こればっかりはとにかく覚えるしかない。

で、それをすぐ覚えられる子とそうでない子がいます。

例えば暗記テキストを出題範囲にして、合格点を決めてテストをする、というのはどこの塾でもやることですが、だいたい合格点をとれないメンバーというのは決まっている。じゃあ、ちゃんと準備をしていたのか?といえばしている子もいればそうでない子もいます。ただ、概ねしている子の方が多い。

しかし、時間切れになって覚えきれない。だからテストに合格できないのです。つまり覚える能力には個人差がある。簡単に覚えられる子とそうでない子がいる。これは最後の追い込みのところでやはり差が出ます。つまり、たくさんのことを覚えられる子とそうでない子で差がつくわけです。

だから、今から少しずつ覚える能力を鍛えていった方が良い、とは思います。例えば10個の知識を暗記する時間を記録してみる、とか。

覚えるのにはコツがあって、例えば駅から自分の家までにある風景とそれを結びつける、とか。家族や友達とそれを結びつける、ということで、思い出すきっかけを作る、という手法があります。それ以外にもいくつか手法があるし、本人に一番合う手法を見つけることも大事なので、そういう練習は少しずつしていくと良いでしょう。

ただしあくまで、覚える力を鍛えるのであって、本当に覚えるのは、後半です。今覚えても、どうせ忘れますから。

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第237回 子どもだけの食事
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兄弟姉妹が慶應だと有利か?
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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旅行をするなら地図を持って


ゴールデンウィーク、家族旅行をされる家庭も多いかと思います。で、こういうときにぜひ地図を子どもたちに持たせてほしいと思うのです。

もちろん国土地理院の地図が一番良いかとは思いますが、別にgoogle mapのようなWEB上の地図でもいいと思うし、あるいは学校の地図帳を持って行ってもいいでしょう。

今、どこにいるか、これから先、右側には何があるのか、左には何があるのか、というようなことを見ながら、地図を読む力を身につけてください。

最近の入試問題はITが進んでいろいろな画像を入試問題に取り込んでいますが、特に社会では地図の問題が増えています。

25000分の1の地図上で、地図記号を読んだり、河岸段丘を見つけたり、あるいは等高線の最も高いところを探したり、というような問題なので、地図を読む力が必要になります。

しかし、実際に実生活で子どもたちが地図を使う場面はそう多くはないでしょう。

したがって旅行のときは、うってつけなのです。

余分なことを言えば、小学生にはぜひ国内旅行をさせたい。

中学受験では世界地理は範囲外なのでやはり日本の地理を勉強するという意味では国内旅行が一番よいと思います。

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容積に関する問題
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中学受験 算数オンライン塾

4月26日の問題
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学校を休む子

別に体調が悪い、とか、いじめにあっている、というので学校を休むのはわかるのですが、受験勉強のために普段から学校を休みがちになる、という子はいるのです。

本当はそういうことはあってはならないことだが、水面下結構増えている。

元々週5日の学校を週4日とか週3日で行く。

もちろん理由は体調不良なわけですが、しかし、「疲れやすい」とか「だるいと訴えている」と言われるとまあ、仕方がない、ということになりやすい。

で、家にいて家庭教室が来て勉強したり、塾の課題をやったりする。

これはあまり子どもたちの生活にプラスにはならない、というので学校側が出席日数を気にし始めました。

実際に出席日数が十分ではない場合、書類で落ちる場合があると明言している学校もあります。確かに競争は厳しいところもあるが、受験は子どもたちの学習環境をさらに良くしようとしてやることだから、その準備も子どもたちにプラスになるべきであって、少なくともマイナスになるようなことは避けないといけない。

でもこういうことは割とちょくちょくあるのです。

例えば

「塾の模擬試験と修学旅行が重なってしまったので、どうしようかと・・・」

というのは一つの例でしょう。

模擬試験はいくらでもあるが、子どもの小学校の修学旅行はただの1回きり、だと思うのですが。

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復習をさせない塾
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普段から見ているようで
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伸びる時期はいろいろだが

子どもたちの成績を見ていると、あるとき「ぐーん」と伸びる時期があります。

これは背が伸びるのを同じようなものですが、コンスタントに少しずつ上がっていく、ということはあまりない。

ある時、ぐーんと上がり、そしてしばらく低迷する。かと思ったら、またぐーんと伸びて、という感じ。

思うに、ある努力が蓄積する時間が必要だからでしょう。

いろいろな経験があって、できなかったり、ミスをたくさんしでかしたり、ということもある意味経験なのです。そこから学ぶことはたくさんある。

「おっと、ここで慌てたからこの前間違えたんだ。何を出すんだっけ?」

と踏みとどまれるようになるのも、これはミスをしたからできるようになったと考えられるでしょう。

だから、それまでの間、やはり我慢する必要がある。

結果がでないなあ、と思ってもくさらず、コツコツやっていると、あるときぐーんと伸びる時期が来るのです。

それまで頑張りましょう。

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光に関する問題
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4月24日の問題
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子どもたちに受験経験はないから

「6年生になって、いよいよ受験学年だから・・・」

とことあるごとに言われている6年生ですが、しかし、あまりピンとは来ていないでしょう。

そりゃあ、そうだろうと思うのです。

受験とは何か?ただ試験受けるんじゃないの?組み分けと何が違うの?

まあ、そんな感じだろうと思うのです。だから、そう勉強のピッチが上がるはずはない。それで普通です。

子どもたちが何とかしないといけない、と思い始めるのは、学校の同級生が受験するのを知る頃。

「え、あいつが受かって俺が落ちるわけにはいかないじゃん」

みたいな、そんなプレッシャーがかかるとまあ、少しは目の色が変わるでしょうが、今のうちはそんなこともないから、親としてはちょっとふがいない、と感じるかもしれません。

しかし、そういうものだと思ってください。むしろ、そのくらいでちょうどいい。

今からあまりプレッシャ-を感じられると、入試まで持ちませんから。

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ついていけない
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まず書き慣れる
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受験校は塾みたい?

大学受験に向けてがんばっている学校というのは、ともすると進学塾みたいにずっと勉強ばかりさせているのではないか、と思われるかもしれません。

確かに最後の1年半ぐらいはそういう傾向になるかもしれないが、しかし、それまでの間は勉強以外にもクラブ活動やその他の校外活動が活発なところが多いようです。

つまり6年間ただ勉強だけさせていても、それは本当の意味で成長しているのではない。例えばある大学の学部を目指すにしても、そこにいって何を勉強したいのか、さらに言えばその先のイメージがわいているから、そこにぜひ入りたいと思うようになる。

そうすれば、当然勉強をがんばるようにはなるだろうから、そういう動機づけにはいろいろな経験が必要であることを各校とも肌で感じているのだろうと思います。

もちろんテストもあるし、成績管理もばっちり行われているところが多いでしょうが、そんな管理を学校がしなくても、モチベーションを育て、方法論を教えればあとは勝手にやってしまう、というようなところが当然あるし、そうなったほうが競争にも強い。

この辺はやはり中学受験の塾とはまったく違うのです。最近はハードな管理型が減って、そこそこ絞めるが、楽しいところもたくさんある、というような学校を目指しているような感じがします。

ですから、あまり内部の競争が激しい雰囲気にはなりませんから、心配する必要はないでしょう。

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努力する力
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中学受験 算数オンライン塾

4月22日の問題
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社会の電話帳の厚さ

4教科の電話帳の厚さを比べてみると、今までは国語が図抜けて厚かったのですが、最近は社会も十分に厚い。この勢いで行けば、国語を抜き去るのではないかと思われるほどの成長ぶりです。

もちろん厚くなるのは各校の分量が多くなっているから。国語の文章も長くなっていますが、それ以上に社会の問題が長いのです。

ひとつには地図や図表の問題があります。IT化が進む過程で入試問題の作り方もだいぶ変わってきて、図表を用いたり、写真を入れたり、25000分の1の地図を入れたりしていく。

そうすると、ある程度読める大きさでもないといけないので、地図が大きくなったりするところもあり、各校のページ数が十数ページになっているのです。

またそれ以上に、いろいろな資料を読ませて、そこから考えさせたり、作業をさせる問題も増えている。そうなると、やはりある程度の資料を読み込める力を見たいというので、さらに問題文が長くなるのです。

ところが子どもたちは、以前ほど本を読まなくなりつつあります。これはデジタルものが増えたこともあるが、それ以上にやることが多くて本なんか読んでられない、というのが正直なところではないでしょうか。

夏休みの読書感想文も明らかに疎んじられている傾向があるわけですが、実は文章を読む力はむしろ以前よりも求められているところがある。

したがって、文章や資料を良く読む時間をちゃんと作った方が良いのではないかと思います。
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図を描く力
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親が良い思いをした場合
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