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親子で受験勉強する方法(2)



国語の読解についていえば、明らかに親の方がこれまでの国語の蓄積が大きい。だから、文章だって読めるし、言葉だって知っています。

で、例えば同じ問題をいっしょに解いてみる。

解いてみれば、今の子どもたちが学齢にはあまりふさわしくない?難しい文章を読まされている、ということに気が付くでしょう。

で、実際に答え合わせをしてみると、まあ、お父さん、お母さんの方ができているでしょう。そこで、ほらみたことか、みたいな顔はせず、子どもたちがどんなことが具体的にわかっていないのかを考えてみることです。

実際に同じ問題をやってみて、どうしてアではなくていイになるのか、という文中の根拠を見いだせていない理由がわかるでしょう。

答えはすべて文中にある、というのが中学受験の読解問題のセオリーですから、それがわかれば、案外、すぐ点数は伸びることになるわけですが、その感覚をつかむのはなかなか難しい。

それともうひとつ大事なのは言葉の意味。まだ12歳ですから、そんなに語彙があるわけがない。熟語の意味がわかっていないまま、読んでいることだって、十分にありえる。

しかし、わからないことばを辞書を引いてもピンとこないことはたくさんあるわけで、だったら隣で「こういう意味だ」と教えてしまった方が早い。しかも子どもたちは、耳から言葉を習う方がまだ早い、という特性を持っていますから、聞いた方がよほど身になるのです。

まずは少しずつ、いっしょに国語の問題を解いてみると、だんだん子どもたちの状態がわかってくるでしょう。また、いっしょに勉強することが子どもたちの中で不自然でなくなります。

そうすると、むしろ子どもたちもお父さん、お母さんと勉強する方が楽しくなる。子どもはほめられたら絶対にうれしいのですから。

では、他の教科はどう勉強すればいいでしょうか。次回に続きます。

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気体に関する問題
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7月31日の問題
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親子で受験勉強する方法(1)



何となく受験勉強を親がみていると、親子関係が悪くなる、みたいなイメージを持たれているかもしれません。

しかし、それはやり方次第だと、思うのです。確かになかなか自分で勉強しないし、「勉強しなさい」というとふくれっ面するし、何、その態度、みたいなことになってくる場合もあるかもしれません。

今はお子さんの数も少ないので、家でお母さんと子どもが1対1で対立してしまうのはいやだから、というので塾に長い時間出してしまっているところもあるのです。

しかし、これは2つの意味でもったいない。

ひとつはやはり効率の問題。塾に長く行く、ということが効率が良い勉強ではない、のです。塾はみんなで勉強しているわけだから、当然、できる問題をまたやらさせるところはあるわけで、塾に行けば行くほどそういう可能性は増える。

一方塾に行く日を減らして、自分ができない問題に集中すれば、それは効率が本来は良いはずなのです。

もうひとつは、中学になったら子どもが親と一緒に勉強するなんて、多分あり得ない、話になるでしょう。部活も忙しいし、友だちづきあいもあるから、家族旅行にすらいっしょに行かないということもあるかもしれない。しかし、小学生の間は、割と一緒にいるし、勉強を一緒にすることも実はそれほど難しい話ではない。

後から振り返ると、あれは良い経験だったと思われる方は案外多いのです。

なので、やはり親子で受験勉強する方法を実践してみられたらどうでしょうか。まずは国語の過去問を一緒に解くことから始めてみると良いと思います。

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知らなければいけないことは多いかもしれないが、
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国語の過去問は繰り返さずとも・・・
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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書き慣れる



国語の記述問題しか出さない学校があります。その学校を受ける、ということになれば当然記述の対策をしなければならない。

もうそれしか出ないとわかっているからそれしかやらなくていいわけですが、しかし、そういう問題に対して全く書けないという子がいました。

たいていは空欄。書いてあったとしても1行程度。

だから、普通に採点すればもうとんでもない点数になる。それではモチベーションが持たないので、まずは50字越えたら○、と決めてました。

内容はどうでもいい。とにかく50字。だからひどいときは、本文を丸写しにしていました。それでも○にしていた。

しかしだんだんそれではまずい、と本人も思うようになったのか、少しずつ自分で書くようになっていきました。そして2ヶ月後には書けるようになってきた。書けるようになってしまえば、後はその書いた内容を修正すればいいので、まずは書き慣れるようにすることが大事。

書かないのを許してはいけませんが、とにかく書いたら○にしてしまう。そうすると、まあほとんどの子が書けるようになるものです。

こと記述に関して、書けないということはまずありえない、と思っていいでしょう。要は慣れです。

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原作を読む
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7月29日の問題
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わからないときは、ちゃんとそう言った方が良い

夏休みですから、たくさんの勉強をします。たくさんの問題を解き、たくさんのことを覚える。しかし、本当にわかったか?ということを自問したとき、「大丈夫」と思えない場合もあるかもしれない。

「だって他にもやることがあるから」「また、繰り返すことで本当にわかっていくから」ということも確かにあるが、やはり今勉強した限りにおいては、先先忘れることがあっても、いまは「わかった」と言える自信がほしい。

しかし、そういうことを突っ込んでいくと、だいたいの子は「大丈夫」と答えます。で、じゃ、この問題は?、と出すとできない。

やっぱりわかってない。本当は最初から、「まだわからない」と認める方が成長は速いのです。

しかし、そこは認めたくない部分がある。

また怒られるかもしれないと思うからです。

子どもは親の期待に応えたい、と絶対に思っています。お父さん、お母さんの喜ぶ顔が見たい。お父さん、お母さんにほめられたい。がっかりさせたくない。だから、つい・・・ということが起こってしまう。

しかしそれでは成長しない。やはり、「わからない」「できない」と素直に言えることが大事なのです。

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第230回 誰がウチの子を勉強するようにしてくれますか?
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場合の数の問題
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伸びる兆候



今まで、そこそこできていた子どもがミスを連発し始める時期があります。夏休みでもあるかもしれません。

これは伸びる前兆。

なぜミスを連発し始めたか?

わかり始めたからです。だから「できた!」と思いやすい。しかし実はまだ本当にわかったわけではないから、かえってひっかかるのです。また問題自体をたくさんやっているから、それなりに力もついているが、混乱も始まっています。

こういう症状が出たら、たくさんの問題を時間内にやらせるということはやめて、ていねいにじっくり解かせるようにしてください。

そうすると、問題数は解けなくなるかもしれない。しかし、ミス率が上がるという副作用が出てしまうので、その副作用はやはりしっかりと抑えるべきなのです。

だからていねいに、ていねいに。

理解が進めば、段々落ち着いてくるでしょう。

せっかくの良い兆候は大事にしてください。

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我が子なりの作戦を立てる
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7月27日の問題
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9月以降の学校別対策

ここのところ、6年生の夏休み明けに塾を変えるという傾向が出てきました。

数とすれば5年生のはじめとよりも多くなった感じ。結構な人数が移動するので、残った生徒は「え?」とびっくりしてしまうようなこともあるようです。

理由は学校別対策。それぞれ家庭で第一志望を決めた。で、その第一志望に対する学校別対策をしてくれる塾はどこなのか、合格者数が多い塾はどこなのか、を調べてみて、その塾に移動するケースが多いようです。

学校別と言ってもただ過去問やるだけ、なら家でもできるわけで、それなりに出題傾向を分析して、出題頻度の高いものを徹底的に練習させてくれるような塾。

もしなければ、あとは個別に対策を組むしかない。個別指導か、はたまた家庭教師。だから既存の塾をやめる、という場合もあるようです。

残り半年。志望校も決まった。あとはそこに向けてがんばるだけ、と考える以上、それを確実に実行できるところで勉強させたい、と思うのは当然といえば当然のことです。だからそれにやはり乗り遅れてはいけないところがある。

夏休みの勉強も忙しいでしょうが、9月以降の学校別対策、しっかり考えてあげてください。

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講習の復習
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中和に関する問題
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過ぎる子



歴史の勉強が好きで、いろいろ調べたり、覚えたりする時間が長く、他の教科の勉強がちっとも進まない。勉強する、というとすぐ歴史、というようなタイプの子どもたちがいます。

しかし、まだ勉強しないよりはよほど良い。こういう子どもたちはある意味、勉強することの本質はわかっているというか、できる子どもたちなのです。

ただ、そのバランスが悪いだけ。

で、そういう子にこんな話をしてみました。

「君はもう、先生を超えたね。それだけ歴史ができるのだから、他の教科だってきっとできるようになるだろう。」

当然こういう子は、きらいな教科、あるいは苦手な教科があるから、好きな教科の勉強に没頭してしまうところがある。

ただ、できる、と言われるとそうかもしれない。

というので、少しずつ他の教科もやっていき始め、やればできるから、これもまた自信につながっていきます。

確かにバランスが悪いことは悪いが、まずはひとつそういう科目ができるのも決して悪いことではありません。

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気象衛星に関する問題
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7月25日の問題
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水分補給



昔から180度考えが変わったことのひとつに、水分補給があります。

暑い最中、昔は「おなかが痛くなるから水を飲むな」みたいなことがよく言われていたわけですが、今ほど暑くもなかったからそれで大丈夫だったものの、今のような暑さになったらとんでもない、ということになっていたでしょう。

だからこまめに水分を補給する必要がある。

今は鞄の中から水筒は出して、授業中自在に飲んで良い、ということになっています。

授業中、先生が話をしているときに水を飲んでいるなんてとんでもない、と考える方もまだ少なくないようですが、しかし、子どもたちの場合、新陳代謝が激しいので、一気に汗をかいたりする。その結果水分が足りなくなる、ということはあるのです。

この夏、水分はしっかりとってください。

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数の性質の問題
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県境
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漢字・計算とラジオ体操



以前、ラジオ体操に行くと、スタンプが押されて、それを続けていくと賞品がもらえたような記憶があるのですが、今はどうなんんでしょうか。

こういうものは、積極的になるタイプと「どうでもいいじゃん」タイプに分かれる傾向はあるわけですが、これを漢字・計算にあてはめてみると、一夏でも大分違ってくる。

もとより計算は1日に20問、30問とやるようなものではなく、それよりは正確さを目標にした方が良いわけですが、やはり毎日やれば相当な力になる。

漢字も1日10問やって40日後には400問できるわけで、それだけやれば違うでしょう。

だから、毎日終わったらスタンプおして、10個たまったらカレーライス、20個たまったらJリーグご招待、みたいなことはあっていいと思うのです。

どうせやらなきゃいけないんだったら、それを楽しみながらやった方が良いわけで…・

ほら、預金通帳見てニンマリする気持ちを味わうのも悪くはないかもしれません。

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夏休み冒頭から
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7月23日の問題
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良く出ることは良く覚える



問題演習をやっていると、結構似たような問題を解く事が多いでしょう。

やはり良く出る問題、というのはあるわけですが、しかし、これは良くしたもので、練習すればするほど、勉強をすることになる。

勉強をすることになる、ということは、まあ、それだけ良く覚えるわけですから、できるようになる。

単純に暗記テキストをやらずとも、問題演習をすれば良く出るものははっきりするわけです。

ただ、誰もがそんなにたくさんの問題ができるわけではない。だから、暗記テキストを使うわけですが、しかし、まずはしっかり問題演習をした方が良いかもしれません。

暗記テキストを覚えるのも結構時間がかかるので、それができるようになってから過去問をやろうとすると、遅くなる。

なので、覚えてから…などと考えず、どんどん問題を解いていきましょう。できないものだけ覚えるという手もあるのです。

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今の子は幼い?
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容積に関する問題
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