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僅差の勝負

概ね、多くの学校の受験倍率というのは3倍近辺で推移することが多いようです。もちろん学校によって数値は異なりますが、この3倍という数値について言えば、受験生の多くが模擬試験の結果を踏まえて、受験してきている。つまり途方もない高望みをしているケースはあまり多くはない。

受験日はある程度限られているわけですから、貴重な受験機会を逃すわけにはいかない。なので、当然十分に吟味をしているはずですから、少なくとも合格ライン近くにはいる受験生なのです。

ということは、ちょっとした差で合否が分かれる。

良く引き合いに出すのは複数受験機会がある学校。第1回、第2回、第3回と定員を分けて募集する。そうすると、まあ、第1回が普通はやさしくて、第3回が難しい、ということになるわけですが、そのやさしい第1回に落ちて、第3回に合格する、というケースも多々見られる。

そういう子は第1回では多分、ミスをしたり、力が出なかったところがあるのでしょう。しかし、さすがに受験機会が増え、かつこれで最後だ、という思いもあるから、第3回目で力を発揮してしまうこともある。

つまり僅差の勝負なのです。

したがって、これからはいかに自分が取れるはずの得点を落とさないようにするか、に注力すべきです。

やさしい問題でも、本番では上がって間違う、ということも当然ある。だから、とにかくていねいに、確認しながら問題を解く練習をしないといけない。

模擬試験のデータも大事ですが、やはり試験でどれだけミスを減らせるか、その工夫をしっかりしてほしいと思います。



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余分な問題をやる時間はない

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あがる子

試験であがる子がいます。

家では簡単に解ける問題が、試験になるとうまくいかない。またあがっている、と自覚してしまうと火に油を注ぐ結果となる。せっかくできた問題を「間違えた!」と思って消してしまいます。

これは性分だから仕方がない部分があるが、しかしやはり試験では力を出し切ってもらいたい。

こういう子どもたちが上がるのは、結果を気にするからです。

お父さん、お母さんも期待しているし、自分だって当然合格したい。良い成績を取りたいと思う。だから、自分にプレッシャーをかける。これはどんな子にもあります。

しかし、その結果として、上がってしまうことになる子がいるわけです。

ところがこういう子も、ゲームをしていたり、漫画を読んでいるときには熱中する。上がるなんてことは当然ない。

問題を解くことも同じように熱中できれば、上がるとは感じなくなるはずです。

良くプロの選手たちが
「自分たちのゲームができるようにしたい」
とか、
「ゲームを楽しみたい」
ということばを発しますが、こういう気持ちにすれば何とかなるかもしれない。

だから結果を気にせず、自分の力を出せばいい、ということを繰り返し教えてあげてください。


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一文は短く

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偏差値通りにはいかない

入試結果を見ていると、偏差値通り行かないことが多々あります。

例えば複数回受験の学校。

第3回の方が第1回より難しい。しかし、結果は逆だったり。

ここは大丈夫と思ったのが、うまくいかなかったり。挑戦校だと思った学校に合格したり!

結局の所、当日、自分の力をうまく発揮できるかどうか、にかかっているところがある。

うまくいかないのは、いろいろミスがでてしまうからでしょうし、逆にうまくいくのは、それがおきなかった、ということでしょうし・・・。

だからあまり偏差値通りなる、などとは思わないことです。

ひとつひとつの問題をていねいに、正確に解くことを心がけるようになれば、偏差値はまた大きく変わってくるわけですから、子どもの力は「52だから・・・」などと考えてはいけません。


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答えが出たと思ったら

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強制力

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問題を読んでない?

模擬試験のやり直しを見ていたら、明らかに問題を読んでいない、というところが見つかった子がいます。

「なぜ読んでないの?」
「理科の計算問題は難しい」
いや、そんなに難しい問題ではないし、問題文を読めばすぐ答えが出そうなのです。

こういう子が案外多い。

もう最初から自分でイメージを作ってしまって、手をつけない。

ただアテカンだけで答えを書いたりしている。

あまりにも結果ばかりを気にしていると、こういうことになるのです。だから、点数や可能性よりも、ちゃんと問題を解く練習をさせないといけない。

ただ問題を読むだけで、すぐ答えが出るものは結構あるのです。ちゃんとそういう問題を得点することで、合格点に近づくわけだから、まずはちゃんと問題文を読むくせをつけてください。

面倒だ、といって問題を読まずに答えを出すことはできないのですから。


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湿度に関する問題

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第一志望は狙うもの

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理科の知識も

知識を覚える作業が続いていると思うのですが・・・。

それはどうしても社会になりがちで、社会はどんどんできるようになっているのはわかるのですが、実は理科にもたくさん知識は必要なのです。

理科の知識を覚えていますか?

算数のカリキュラムの関係上、比や割合を習ってから理科計算を習うカリキュラムが一般的なので、実は知識の分野はもう随分前に勉強していることが多いのです。

生物、地学が特にそうですが、例えば月の満ち欠けだったり、岩石の種類であったり、人体の構造であったり・・・。

理科でも覚えることはたくさんあり、出題の半分は生物、地学ですから、こちらにも力を入れていきましょう。


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ペースの自由

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プラスイメージを持つ

模擬試験の結果と、合格者の分布はやはり異なります。

つまり、合格ラインを突破している子どもにも不合格がいて、突破できない子どもたちの中にも合格者がいる。

こういうことがなぜおこるのか、といえば

(1)時期が違う
(2)入試傾向が違う

などの理由が挙げられます。

しかし同じ学校を1次試験、2次試験、と受けている中でも違いがあるわけですか
ら、要はその試験が、できたか、できなかったか、だけの話に過ぎない。

つまり、力があっても、その試験で合格点を取れなければ不合格になる。

だから勝負事だと私はお話しているわけです。

これから入試までの期間は、この勝負事に対してどうするか、ということを考えていかなければなりません。

例えば模試の点数は良くても、過去問の点数が良くないとすれば、それは力があるが、傾向の問題に対して力を出せないということだから、やはり学校別対策を優先していく必要がある。

ミスが多いのならば、ミスを正していく方法を見つけていく必要がある。

当日、合格点をとるために、どうすればいいのか?

ここだけ考えればいい。
模擬試験というのは、併願校を決めるためのものだ、と私は思っています。第一志望は狙うべきものであって、これはご家族や本人の気持ちが大事。しかし、志かなわぬ
こともあるから、併願校を決めるわけで、そのために「どこなら安全か?」ということがわかればいい。

あとは、当日、どうすれば合格点を取れるかを、お子さんに関して考えていきましょう。

頑なに自分の合格を信じることも大事。

お母さんが元気を出すのも大事。

学校別の問題に特化して勉強するのも大事。

塾に行かず、自分の机で勉強するのも大事なのです。

プラスイメージをもって、やるべきことを確実に勉強してください。


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安全校の選び方

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慶應普通部・中等部入試対策説明会







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模擬試験で工夫を試す

ミスを出さないために、いろいろな工夫が必要です。

問題文を読み飛ばさないためにはどうするか。

計算間違いをしないためにはどうするか。

選択肢の間違いを減らすにはどうするか。

そいういくつかのテーマを解決する方法を具体的に決めて練習していかなければなりません。

当然、模擬試験でもこれを試さないと行けない。

だから、偏差値とか合格可能性を気にするより、そういう工夫がどう実現したか、あるいは他に方法がないか、などいろいろ考えていくことが必要です。

模擬試験は練習の場ですから、どうやって合格点を取るか、具体的な方法を試していきましょう。


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あと100日、目一杯がんばる

5年生の教室から
集中する時間

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ミスを見つける

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安全校を決めたら後は強気で

これから6年生は子どもたちのデータがたくさん出てきます。偏差値や合格可能性を見ていると、安心してみてられる、という場合は残念ながらそれほど多くはありません。成績が良い子どもたちでもやはり上下動はある。まだ小学生ですから、そういう意味では安定しない部分はやはり高校生や中学生に比べればあるのです。

そういうデータをいろいろ見ているうちに、お父さん、お母さんも強気になったり弱気になったりする。もしかすると全部合格するかも、と思ったり、安全校を落としたらどうしよう、と心配になったり。

親というのはいつまでたっても子どものことは心配なのです。だから不安になって当たり前の話。それをおかしいと思ってはいけません。ただ、学校選びの場合は強気と弱気はやはり共存するべきだと思っています。つまり挑戦して合格できればいいな、と思う学校はあっていいし、ここはしっかり合格を取りたいと思う学校もあるべきなのです。そして、そのひとつひとつについて、これからもまた強気、弱気が出てくるのだけれど、ある意味本当によく考えて、よしこれで行こう、と決めたらもう迷わないことです。

いったん変え始めるときりがない。データだってこれからたくさん出てくるわけだから、良い話ばかりではないだろう。でも、それでももうここまで考えたのだから、これで行こう、という事で良いのだと思います。

第一志望が決まり、それ以降の受験校も決まれば当然、過去問もやるし、学校別の対策をするわけで、それがすぐ変わってしまうと、対策も過去問も変わるわけだから、準備がより大変になるのです。だからもうこれで行こう、と決めてあとはしっかり対策を進めていくことが大事。

ポイントは安全校になるので、そこをしっかり決めて後は強気でいきましょう。


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思い込みは捨てて

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イメージが先行している子

人からいろいろ聞かされたり、お兄ちゃん、お姉ちゃんの受験を見ていたりした子どもは、勝手に受験生のイメージを作り上げているところがあります。

例えば、高校受験をする中学生が、図書館で勉強するのを見たりすると、そういうのが受験生だと思ってしまったりする。

あるいは、ノートに歴史をまとめているのを見たりすると、同じようにまとめてみたりする。そのくせ、ノートをきれいに書くだけで、実際に覚えているわけではなかったりするのです。

受験生という外見だけを真似したところで、まあ、できるようにはならない。

ていねいに問題を解き、しっかり知識を覚え、というようなことを確実にやれればどんな方法でも良い。もちろんノートまとめなど必要ではない。そういうまとめが乗っている参考書やテキストを使えば良いだけの話です。

カッコウから入るのは別に悪い話ではないのだけれど、実際に勉強がともなっていいなければあまり意味がない。

実際に何ができるようになっているか、をしっかり確認していかなければなりません。

自習室で勉強してた、って、まあ、イメージであることも多いので要注意でしょう。


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正解率を上げるには

算数の正解率を上げる方法は、とにかく確認することです。

問題を解いている時、どうしても先を急ぐ。問題文を全部読み終わらないうちに、もう「ああ、あれだ」と思って解き始めてしまったりする。

そして答えが割り切れたりすると、もうこれが答えだ、と思ってすぐ答えを書く。

しかし、問題の条件が違っていたり、パターン問題に似せた違う問題だったり・・・。

はっきり言えば、出題者はきれいに差が出ることを望んでいる。みんなができる、では誰を合格者にしていいのかわからない。

かといって、問題を難しくすると、できない生徒が多くなるから、これもまた差がつかない。

そうなると標準的な問題を中心に、ミスが出やすいように作る。しかし、それなりに注意深く解く子はちゃんと解けるように問題を作る、というのが普通なのです。

上位校の問題であっても、全部が全部難問、ということではない。

それなりに解けそうな問題があるものですが、でもミスを犯してしまうところがある。

なので、とにかく問題文をよく読む、そして答えが出たと思ったら、もう一度確認する。

問題文を最後までしっかり読み取ってから始めるだけで、大分ミスが減るでしょう。


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通し稽古

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