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歴史の年号

歴史の年号の問題は、最近は~が何年ですか?という問題はほとんど見かけなくなりました。

では、年号は覚えなくて良いのか?というとそんなことではなく、いくつかの年号を古い順番に並べて、その順序を答える、とか古い方から3番目を答える、という形式になっているのです。

つまりひとつの年号を覚えているだけでは点数がとれるわけではないから、結構大変なのです。4つ並んでいて、3つまでは覚えていたが1つがわからないだけで、この問題は間違える可能性が高いわけで、その意味では正確さが求められています。

年号というのはだいたい事件→年号という順番で覚えます。例えば大化の改新は? 645年。というように。

しかし、この種の問題は、むしろ流れを覚えている必要がある。例えば平安時代だとどういう流れなのか?

そこで自分で年表を書いてみると良いのです。

ある程度、覚えたらある時代で覚えているものを古い順に書き出してみる。

次にそれをテキストなどで確認した後、書き忘れていたものを書き足してみると。その順番が明確になるし、流れもつかめてくるでしょう。

いろいろ覚えているが、結局のところ知識は断片なので、ある程度自分で組み立て直してみないと縦につながってこないのです。

暗記テキストを繰り返しやっていると、どうしても一方向からの知識を覚えているに過ぎないので、たまに自分の知っていることを年表に書き出してみる練習をすると良いでしょう。政治も文化も経済も外交も一枚の紙に書き出してみると、「あ、そうか」と納得がいくことが出てくると思います。


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第55回 量を解いても、できるようにならない場合
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数の性質の問題
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すぐ始めない

過去問をやったり、模擬試験の問題を解いている子どもたちの様子を見ていると・・・。

例えば算数なんか、もう1番の最初の計算からガリガリ始めていることが圧倒的に多いものです。

しかし、本当はまず最初に全体を見回すのが大事。

何番まで出ているのか、最後はどこなのか。

ときどき、解答用紙に問題がでていることがあったり、あるいは冊子をめくってみると、もう一問あった、なんてことはよくある話です。

例えば試験時間が50分であったとして8問出ていればだいたい1問には6分使えることになる。そして、半分の通過時間はだいたい25分。そして問題を見ながら、しるしをつけていきます。

これはできそうだ。これはやれる。取れる問題から先に取る、ということが大事です。さすがにこれまで勉強していると、自分の得意、不得意はわかるから、少し見ただけで解きやすいか、どうかはまあわかるようになっています。

だから、計算はもう少し後がいい。特に入試本番は、緊張しているし、すこし余裕がない。だから計算間違いをしやすいのです。

1行問題で、すぐわかるような問題を1題、2題解いてみて、それから計算をやればいい。そんな作戦を最初に考えていくと良いのです。

作戦を立てて、ミスがないように解き上げる。この問題は、見ただけで、ちょっと面倒だ。だったら、最後に回そうとか。まあ、そういうプランを簡単に頭の中で描いてから、スタートするように練習してください。

これは、入試だけやろうと思ってもなかなかうまくいかない。子どもたちは、やはり1番の計算からガリガリやり始めてしまうことが多いのです。模擬試験や過去問をやりながら、この「作戦をたてる」練習をしてみると、ミスが減り、自分ができる問題を確実に得点できる力が上がっていきます。

ぜひ、実践練習をしてください。

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平面図形の問題
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10月30日の問題
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頑固な子

そんな小さい時からお父さんみたいに頑固にならなくてもいいのに、とお母さんが思うかもしれません。

解けないからといって、すぐには解答を見ない。

自分はこれがやりやすい、といって1番から順に解く。

計算は間違えてない、と言い張る。

まあ、いろいろな頑固があるものです。

良い点で言えば、粘り強い面があるかもしれません。自分で解けなければ納得しないとか。しかし、頑固な子は実は自信がないのです。

自信がないから、「~でないといけない」と考えてしまいがち。自信があれば、「そうか、そうやってもいいな」と思うもの。

そこへ頭ごなしに「~しなさい」と言っても、言うことを聞くわけがない。だいたい、子どもは親の言うことを聞くものだ、と思っている。これは親が子どもに甘えているのです。子どもを動かそうと思ったら、それなりに工夫が必要です。

「お父さんが悪いのよ」と言えば、頑固親父はてこでも動きません。それが子どもであっても同じこと。

だから、じっくり話す。試してみる。一番良いのは頼むことです。お願いではない。頼む。

「これをやってくれるとうれしいんだけど。」

でもだいたいこういう時は相手は動きません。プライドもあるし、だから頑固なわけです。

で、そこは簡単に引き下がる。しかし、相手に時間を与える。だめだったら、もう一回。同じ口調で頼む。

「これをやってくれるとうれしいんだけど。」

それでどうなるか、楽しむ余裕を言う方は持っていると良いと思います。

「結局だめじゃない。」
とは言わない。

「これをやってくれるとうれしいんだけど。」

まあ、そこまで言うんなら、ちょっと変えてやるか、ぐらいに思えばしめたもの。

本当は「ちょっと変える」だけで良いのです。そんなに全部が全部変える必要はない。

人に言われて始めるか、自分から始めるか、はほんのちょっとした意識の違いに過ぎません。でも結果は大きく違う。その意識をどう引き出すか、ということを親は考えないといけないのです。

目の前に小さな頑固親父がいるわけだから、言ったぐらいではなかなか変わりません。

でも厳しく言えば、当然、相手も厳しく返してくるから結局何も変わらない。

「こうしてくれるとうれしいんだけど。」

皮肉っぽく言ったらだめですよ。しかし母は女優でないと、ね!?

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帰国子女入試
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時計

入試で、必要な道具はいろいろありますが、時計も大切なアイテムのひとつです。

今の子どもたちは携帯を持っていることが多いので、携帯で時間を見ることが多くなっていますが、携帯は試験会場に持ち込むことができない学校がほとんどです。

試験後の保護者との連絡を考えて、持ち込むことは可能にしていても、試験中は電源を落とすことが求められるので結局使えない。

なので、時計は別に用意しておかなければならないでしょう。

学校の教室に時計がある場合と、ない場合があるので、やはり準備して置いた方が無難。試験実施要項の持ち物の欄に時計が入っている学校が多いと思います。

せっかく模擬試験を受けてるので、本番と同じようにやる方が練習になります。時間の使い方を考えるのに時計は必須アイテムです。

最初の5分で、全体を見回し、半分の問題が何題あるかを考え、その通過時間を大体の目安とすれば、時間のロスを防げます。

上手な使い方を練習することも大事な準備です。

ついでにいえば、針の音が気になる置時計式のトラベルウオッチはやめた方が良いでしょう。

トラベルウオッチの方が見やすいと感じるかもしれませんが、机から落ちる可能性もあるので、やはり無難に見やすい腕時計を考えるのが良いのではないかと思います。

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英語はできるようになったのか?
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中学受験 算数オンライン塾

10月28日の問題
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試験科目の順番

土曜日や日曜日、1年分の過去問をすべてやろう、という日があったら、試験科目の順番も本番と同じように進めてください。

多くの学校では試験科目の順番は公開してくれていると思います。

だいたい、(A)国語→理科→社会→算数 もしくは (B)国語→算数→理科・社会

という順番になることが多い。(A)の場合は4教科均等配点に多く、(B)の場合は算国の傾斜配点の学校に多い。がいずれも国語が先頭にくる学校が多いようです。

採点を経験されるとわかると思うのですが、国語の採点は算数の採点に比べて時間がかかります。算数の答えだけ、という採点は比較的短時間で終わる。ので、先に国語の試験を終えて、採点を開始し、採点時間を確保したいという狙いがあるのです。

実際、最近の入試は発表までの時間が短縮されているので、採点は同日中に終わらなければいけない場合が多くなりました。同日発表の学校もありますから、本当に採点作業は急ピッチで行われます。だから、国語を先にやって、早く採点を始めたい、というのが本音でしょう。

しかし、これは受験生にとってもメリットがあります。国語の場合、できた、できない、というのは感覚的にそれほど明確ではない。答えは一応書けるし、漢字もそこそこ答えられるから、マアマアかな、という印象を持ちやすい。

ところが算数ははっきり出来不出来がわかります。だから最初に算数が来て、がっかりしてしまうと、もう次の試験で力が入らなくなってしまう。

だから、通しで順番通り練習をすることも大事です。

最後までしっかり解き上げる、試験が終わるまではあきらめない、という姿勢を身に着けるべきです。

算数ができなくても、自分ばかりではないかもしれない。実際に算数が難しくて、差がつかない場合もあります。そうなると他教科の点数が大きくなる。だから最後の理科社会で逆転できる場合があるのです。

試験は最後までしっかりやりきる、という練習も時間を作ってやりましょう。本当はこういうことに土日の時間を使いたいところではあるのですが。

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視直径
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志望動機は敬体で
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かばん

今の小学生は高学年になると、あまりランドセルを持っている子は多くはありません。

やはり体が大きくなると、ランドセルは不釣り合いになってくるからでしょうか。荷物も多くなるので、学校に行っているのか、塾に行くのか、見分けがつかないような感じ。

むしろ塾の方がかばんを定型化しているので、ああ、このかばんは、あの塾だね、とすぐわかる。

なぜ、塾はかばんを定型化するのか。これは入試の時に自塾の生徒の見分けがつくようにするためです。

塾の先生が校門の前で応援する風景は最早、見慣れたものになりましたが、自分の生徒だけを応援に行くことはできません。大抵は、本部から割り当てられた学校に行く。だから、生徒の顔はわからない。

ので、応援するためには、生徒に見分けがつく印が必要になる。そこで、バッチをつけてもらったり、かばんを決めたりするわけです。

しかし、このかばん、やはり良くできています。

防犯ベルがついていたり、ノートやお弁当が入りやすい。使ってもらわないといけないので、それなりにいろいろ工夫を凝らしているのでしょう。

しかし、普段からぼくはこの塾ね、と公言して歩いているようなものなので、個人情報的にはどうなのかなと、いつも思うのですが。

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集合授業と個別指導の対立
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10月26日の問題
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安心メール

塾もいろいろ設備がいるようになりました。

例えば成績管理は、やはりWEBでマイページがあり、子どものデータが一覧できる方が便利でしょう。これまでの組み分けテストの答案や結果、あるいは資料などがすぐ見れるようになっていると確かに便利です。

もうひとつ大事なのが安心メール。

これは子どもが塾に来たとき、あるいは帰る時にゲートを通過したり基盤にタッチしたりすれば、自動的に保護者の携帯にメールが入るシステム。

子どもたちは、だんだん学年が上がっていくと、途中でひっかかるケースがある。

例えば、コンビニのおでんをつまみに友だちと話をしたり、あるいはBOOK OFFで漫画の立ち読みをしたり。

まあ、そういうのは多少なりとも目をつぶるとしても、例えばカツアゲにあう場合だってあります。だから何時に塾を出たから、何時には家に帰ってくるだろうという予想が親には立てられた方が良い。

しかし、子どもたちが帰る時刻は同じ時間ですから、このシステムは結構大がかりになる。サーバーに負荷がかかるので、決して単純ではない。だから塾も施設産業になってきました。

こういう施設は、大事だと私は思います。小さい個人塾でも、こういうシステムを導入しているところはたくさんあります。最近は働いているお母さんが多いので、子どもが塾に出かける時間に家にいられるとは限らない。

「ちゃんと、塾に行ったかしら」

と確認できるシステムはやはり便利です。塾を選ぶ際、この安心メールはやはり必須に考えておかれた方が良いかもしれません。

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字はきれいにならないのか? 
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なぜか、いっしょ。
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出題のバランス

理科は大きく出題が4分野に分かれます。

1 生物 2 地学 3 物理 4 化学

出題者としては、だいたいこの4分野のバランスをとりたいと思うので、例えば入試で見れば大問を4問出して、それぞれ1分野ずつという出し方をします。

高校の先生は専門が分かれているので、各専門の先生から1問ずつ出してもらって問題を構成するという場合もあるでしょう。

1と2は知識の比重が高く、3と4は計算の比重が高いわけですが、化学の分野について電話帳(その年の過去問を集めた問題集)を開いてピックアップしてみてください。

これは子どもがやるよりも、お父さん、お母さんがやる方が早いでしょう。

それを調べてみると、案外出るものが決まっていることに気が付かれると思います。

多いのは中和、濃度や溶解度、気体と水溶液などですが、これを受験する学校のレベルに合わせてピックアップして練習していくと、「一番良く出る問題」を勉強することができます。

そういえば、最近実はちょっと気になることがあります。

受験勉強というのは、以前はどちらかといえば「最小努力の最大効果」ということを目標にしていたと思うのですが、今の子どもたちの様子を見ていると「最大努力の最大効果」になってきているところがあります。

いろいろなことを犠牲にして、受験勉強に取り組む。

中高の6年間のために3年生から4年間もつぎ込む、というのはバランスとしてどうなのだろうか、と思うのです。子どもたちにはいろいろな可能性があり、小学生のうちにいくつか試してみたいことはあると思います。それが習い事で、音楽だったりスポーツだったり、絵だったりするのですが、そういうものを減らしてしまうと、子どもたちの才能がのびやかに伸長できるのか、不安になります。

やりたいことをやりながら、上手に受験勉強とのバランスを取るということは大事なこと。そして受験勉強で言えば、「良く出るもの」をしっかり勉強するのが一番効率が良いのです。塾と言うのはその効率を請け負うのが仕事だと思うのですが、たくさんやらせる、早くやらせるということの競争になって、ちっとも「効率化」のコンセプトが出てこない。

だからお父さん、お母さんの力が以前にもまして必要になっていると私は思います。残りの時間は限られているので、ぜひ、良く出る問題をしっかりフォローしてあげてください。


中学入学試験問題集 2013年度受験用 理科編―首都圏有名国立・私立中学校174校全問題収録
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第54回 1問1問を大切に
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10月24日の問題
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いろいろなことをやってみたい

日本の大学は、最初から行く学部が決まっています。入試が学部ごとだから、経済学部に入れば経済学部に進むのが普通。学部間移動もできることはできるが、それを利用している学生はそれほど多くはありません。

ということは、中高の時代に、ある程度自分の方向を決めていかなければいけない。ところが最近は何をやるか、よりもどこに行くか、の方に重点が置かれている感じがします。

つまり学部がどうのこうのよりも、大学がどうか。どの大学に行くかによって就職できるかが決まる、という面は確かにあるのでしょうが、それが今後続くかどうかはわからない。むしろどこに行くかよりも何をするか、の方に重きが置かれていく可能性は充分にあります。

しかし、今の私立中高はどちらかといえば「どこに行く」かということに重点がある。旧帝大系や早慶、というような目標を掲げている学校が多いと思うのです。そして塾と見間違うぐらいに、成績管理をしたり、宿題を出したりする。でも、それだけ時間を使うということは、逆にいろいろなことをできる時間が減っている。

その結果として、自分の方向性に迷いが出てくることがむしろ大学に入ってから起こる。でも、大学や学部を変えないから、かえって仕事で変えることになったり、社会に出てからもう一度学校に戻る、などということも出てきています。それはそれで良いのだけれど、しかし、どうせなら中高時代にもう少しいろいろなことがやれた方が良いのではないかと思うのです。

中高一貫校のメリットは6年という長さにあると思うのです。高校受験で中断されない。だから同じ環境でいろいろなことを試せる。音楽も演劇もスポーツも技術も、それこそいろいろなことを試した結果として、自分は「これをやる」という方向が決まってくるのが良い。

その意味でいろいろなことを試せる学校は魅力です。

では、それはどうすれば見分けがつくか?

文化祭を見ればすぐわかります。

本当に生徒たちがいろいろなことをやっている。ごちゃごちゃ、わけがわからない。でも、そのごちゃごちゃ感が実は一番の魅力だと思うのです。かえって整然と文化祭が進んでいくのは、あまり文化を感じないと、私は思うのですが。

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比の問題 
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あがる子

試験であがる子がいます。

家では簡単に解ける問題が、試験になるとうまくいかない。またあがっている、と自覚してしまうと火に油を注ぐ結果となる。せっかくできた問題を「間違えた!」と思って消してしまいます。

これは性分だから仕方がない部分があるが、しかしやはり試験では力を出し切ってもらいたい。

こういう子どもたちが上がるのは、結果を気にするからです。

お父さん、お母さんも期待しているし、自分だって当然合格したい。良い成績を取りたいと思う。だから、自分にプレッシャーをかける。これはどんな子にもあります。

しかし、その結果として、上がってしまうことになる子がいるわけです。

ところがこういう子も、ゲームをしていたり、漫画を読んでいるときには熱中する。上がるなんてことは当然ない。

問題を解くことも同じように熱中できれば、上がるとは感じなくなるはずです。

良くプロの選手たちが
「自分たちのゲームができるようにしたい」
とか、
「ゲームを楽しみたい」
ということばを発しますが、こういう気持ちにすれば何とかなるかもしれない。

だから結果を気にせず、自分の力を出せばいい、ということを繰り返し教えてあげてください。

こういう子にはもうひとつ教えておかなければいけないことがあります。

過去は変えられない。

試験は教科ごとに進むので、最初の教科でミスをした、とかもしかすると「間違えたかもしれない」と思うことがあるかもしれません。これもあがる原因になる。しかし、やってしまったことはもう変えられない。変えられるのは現在と未来だけです。

だからやってしまったことは、とっととあきらめる。

それよりも今やれる問題に集中すること、これもしっかり頭の中に入れてもらう。模擬試験の度に、そういう話をしてあげると良いでしょう。

ここまでくれば差はわずかです。精神的に「できる」と思わせなければいけませんし、気持ちがややもすると後ろ向きになる子は、なるべく背中を押してあげる必要があるでしょう。

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WEBサイトからの出願
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10月22日の問題
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