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夏休みの部活動

中学に入ると、部活動や学校の林間学校など、夏休みのスケジュールも過密です。

夏は多くの競技で大会があり、中学3年生はこれが最後の大会であることが多く、したがって1年生も応援やらサポートに借り出されます。

それが終わると、今度は中3は引退して、今度は中2中心のチーム編成になるので、中1も本格的な練習が始まる。優秀な選手がレギュラーに抜擢されるのもこの頃からが多いでしょう。

そして合宿。

1年前は塾の合宿だったのが、今度はクラブの合宿。涼しいところに行けたとしても、朝から夕方まで練習だらけ。(当たり前ですが。)夜も個人練習があったり、ミーティングがあったり、ヘトヘトでしょう。

合宿から帰ってきたら、しばらく休めるのかと思いきや、また夏の練習が始まり、さらに秋の試合に向けて練習試合もスタートする。

せっかく受験が終わって、家族旅行を楽しみにしていたお父さんやお母さんからすると

「えっ」

と思う過密スケジュールになっているのかもしれません。しかし、それで良いのです。

子どもたちは中学に入って子どもたちの生活が始まっている。これもまた自立していく一歩です。先輩や同級生を中心としたコミュニティができてきて、子どもはその中で生活することが中学、高校の生活です。

むしろ、家に閉じこもっている生活よりは活気があっていいでしょう。たまの休みだ、といっても友だちと遊びに行くことも多く、親はなんか放っておかれる感じがするかもしれません。

でも、これからそういう生活が続いていくので、親は親で子ども中心の生活から、親中心の生活に戻る時期なのです。

しばらく遠ざかっていた趣味やスポーツを子どもたちと同じように始めていけばよいのです。そういう子どもとはまた違う親の生活があると、これはこれでバランスがとれていくのではないでしょうか。


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断面を考える問題
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慶應普通部説明会
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張り切る子

このぐらいの時期から俄然張り切る子がいます。

「○○中学に合格するんだ!」
「算数ができるようになるんだ」

CMではないが、どこかでやる気スイッチでも入ったのでしょう。だいたい、今まで勉強していなかった、という意識がある分、やる気スイッチは入るのです。

すでに勉強している、と思っている子は、安定的にがんばろうと思うから、夏休みに入ったからといって変わりません。やってない、という意識があるからがんばるのです。

しかし、こういう子が順調に力を伸ばしてくれればいいのだが、どこかで壁に当たるときが必ず出てくる。

で、このときにプレッシャーがかかるのです。

「本当に合格できるんだろうか」
「落ちたらどうしよう」

がんばった分だけ、プレッシャーはかかりやすくなります。

こんなとき、「気持ちをリセットする」コツが必要になる。

「できるかぎりやればいい」
「落ちたっていいんだ。懸命にやろう。」

みたいな切り替えができればいいが、12歳の子どもたちにはなかなか大変な話です。

今のうちは、張り切ってくれることが大事なので、「がんばれー」と応援してあげればいいでしょう。

しかし、リセットのタイミングは良く見てあげてほしいと思います。そのタイミングでプレッシャーを吹っ切れれば、今までの努力が一気に開花するでしょう。

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見たいものはたくさんあるが
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7月30日の問題
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受験カリキュラムと学校の進度

中学受験を始めるとき、どこかのタイミングで塾に入るわけですが、そうするとだいたい、学校の進度から離れていることになります。

一番離れるのは当然、受験直前ですが、一般に中学受験を始める3年3学期でも結構離れているところがある。この前の段階である程度、家で通信教材や参考書などを使って先取り学習をしていればいいが、まあ、普通は学校の勉強だけやっているところが多い。

したがって、この段階でテストを受けると「ぎょっ」とするような偏差値が出てくることもあるでしょう。

しかし、それは未習のカリキュラムがあるからであって、それが克服できれば少しずつ問題は解消されるはずなのです。しかし、近年受験カリキュラムはどんどん進むことになって、速いところだと5年生の3学期で一応、全部修了、ということになってくる。

そうなると、なかなか追いつかない。その間、偏差値が伸び悩むから、

「本当に中学受験をすべきなのかしら?」

と考えてしまう場合もあるかもしれません。

しかし、カリキュラムが先に進むだけであって、それがしっかり定着してくれば良いのです。問題はそれをどうやって達成するか。

以前、こんな記事を書きました。

偏差値30からの中学受験

ひとつの方法としては、とにかく塾のペースに合わせて先に進む。ただ、この場合、わからないところにさらにわからない内容が上塗りされてくるので、不安定になることが多いかもしれません。

一番良いのは、自分なりのカリキュラムを作ること。

そのために進度が明確なテキストを使っていくのが良いでしょう。四谷大塚の予習シリーズもひとつだと思いますが、これを自分のペースで勉強するのです。

ただし、きちんと計画を立てる。いつまでに何を終えるのか、しっかり決めておかないと、ついつい遅れてしまいがちです。ただ、そのペースを守れば確実に理解が積み重なってくるでしょう。しかし、模擬試験などで成績がある程度上昇局面に入ってくるのは、そのカリキュラムが終わってから、ということになりがちです。

だから焦らない。

むしろ、じっくりていねいに進めて、試験類はしばらくパスする、というやり方も十分やり方としては良い方法だと思います。


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私立のいじめや不登校
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おまけの問題
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今の塾のシステムはバイキング?


バイキングコースへ行くと、どうもいけません。

つい、あれも、これもと皿の上に載せて食べ過ぎてしまう。

「いいですか、少しずつとって、本当においしいもの、食べたいものを食べないと、すぐおなかいっぱいになるわよ。」

と家人に言われ、「はた」と膝を打った。

そうなんです。

今の塾のシステムはバイキング。全部買わないといけないし、全部やらないといけない。やっているうちにおなか一杯になってきて、「本当にやりたいこと」ができなくなってしまうのではないか?

どうしてこうなったのかと言えば、「何が食べたいか」、食べる本人がわかっていないところなのです。

それを考えると、面倒だ。子どもの成績も見ていないといけないし、テストだってやり直した後の状態を見ないといけない。でも、そうするから優先順位がはっきりする。したがって「やりたいこと」が見えてくるのです。

「何種類もあります。」「セットですからお得です。」というようなことを言われて、「何が食べたいか」が漠然としてしまい、つい「おなかいっぱい食べてしまう。」

バイキングはおなかいっぱいになるだけですが、勉強の方は無駄な時間が増えてしまう可能性があり、実は安くはなかったということになる場合もあるでしょう。

「やはり何が必要か」ということを絞り込むことが必要です。2学期以降の勉強は、残り時間も少ないので、そのことに注意して進めてください。


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浮力の問題
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7月28日の問題
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夏休みは小言に気を付ける

夏休みですから、子どもが家にいる時間が長い。

講習も半日で終わりですから、その分、家で勉強する機会もあるでしょうが、そうなると、どうしても小言が増えるでしょう。

「字をていねいに書くのよ」

「式も書きなさい」

「何回冷蔵庫をのぞきにくるの?」

まあ、いろいろ問題はあるとは思うのですが、この小言、実は言う側の耳にも入るので、その分、イライラしがちになります。

思ったことが、実際に耳に入ると、さらに腹が立つ、という傾向はあるので、その結果としてさらに小言が増える。

ついでに過去の事件にまで話が及んで、さらにイライラ。

注意するときは注意するべきだとは思うのですが、やはりそれが口癖になってくると、子どもはほぼ聞いていません。

「この時間よ、早く過ぎ去れ!」

と念じているかのごとく、耳も心も閉ざしている。

だから、相手に届くように工夫した方が良い。それに言う方のストレスも減ります。

子どもが家にいる時間が長い分、小言には気を付けてください。

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大規模校舎と小規模校舎
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始業時刻
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算数のテキストの繰り返し方

繰り返しの演習が必要です、と言われる生徒は案外多いと思うのです。

「まだ、基礎が固まっていませんねえ。」

「もう少し基本に立ち戻って勉強してください。」

などなど。

で、実際に基礎がまだ十分でない場合は繰り返す、ということになるのですが、できる問題を繰り返したって仕方がないのです。

ここは理科社会の暗記テキストと大きく違います。

理科社会の場合は知識として覚えるわけですが、覚えたものが忘れるかもしれない。だから、全部やり直す必要があります。繰り返す必要がある。

しかし算数の場合は、もちろん解くために知識は必要な部分がありますが、やはり考えて解くところが大きいので、「できた問題」は飛ばしていい。

つまり、丸がついたら、その問題番号は済マークをつけて、次はやらなくていいのです。

いや、こういう指導をしない先生もおられるかもしれません。しかし、私はそう指導しない。

なぜなら、覚えた問題を解いても算数は思考力が付かないのです。もちろん、公式を覚えていなければ解けないわけですから、これはやり直す必要があります。しかし、公式を覚えて、それができたのなら、もうその問題はクリアでいい。

むしろできない問題の練習に力をいれた方が良いのです。

こうすると、多少なりとも基礎をやる時間の短縮にもなるでしょう。持っているテキストの問題番号が全部済マークがつけば一冊卒業、としてください。

やるべき問題はまだまだありますから。

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塾の競争
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中学受験 算数オンライン塾

7月26日の問題
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夏期講習の復習をおろそかにしない


夏休みが始まり、夏期講習に通っているお子さんが多いと思います。

夏のスケジュールを立てて、家で勉強する内容も盛りだくさん。その結果として、塾の宿題だけをなんとかこなして、というスケジュールになりがちですが、これは間違いです。

せっかく時間をかけて、夏期講習に取り組んだのだから、この復習はしっかりやりましょう。

大事なのはできなかった問題のやり直しです。

特に算数は、できなかった問題をそのままにしておくと、講習にかけた時間がまったく無意味になってしまいます。

できた問題は放って置いても良いですが、できなかった問題は必ず解き直しをすることです。ノートや解説を読んでわかった気になっても、本当はわかっていないことが多いのです。

解き直しをしてみると、それが良く分かります。そこまで行けば、講習に使った時間が有効になるので、丁寧にやって欲しいと思います。


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第41回 相対的位置と絶対的位置
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始業時刻
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塾のやり方がすべてではない

塾に入ると、テキストを渡され、カリキュラムとテストが決まっていて、それにしたがって毎週、毎年勉強を進める方がほとんどだと思います。

そういうものを提供することが塾のサービスの大事なところではありますが、それがすべての子どもたちに合うかどうかは別の問題だと思うのです。

その意味では塾のシステムは利用すべきものであって、それに支配されてはいけない。

例えば、うまく塾のスケジュールに進まないとすれば、それは子どもや家庭のやり方が悪い、とばかりは言えない。

もちろん、そういうシステムでうまく家庭もあるでしょう。しかし、うまくいかない場合は、「ウチの子と合わない」という考え方もあって良いのです。

塾のシステムや、カリキュラムに追いかけられて、それをこなすことばかりに力が行ってしまい、でも、成果が出ていない、というお子さんは少なくありません。

近年塾のカリキュラムはさらに一層早くなっているわけですが、そんなに早く全部ができる子どもはそう多くはないのです。

だから、勉強の仕方が合っていないということも十分あり得ます。

以前、塾を変わってきた子どもが、こんなことを言っていました。

「ぼく、つかれちゃったんだよね。」

11歳や12歳の子どもの言うことではない、と私は思いました。

だから、お子さんに合う方法を見つけてあげることは大事な親の役割でしょう。

1学期が終わって、夏休みに入りましたが、今後、どうするのか。

もう一度冷静に考えてみても良いのではないでしょうか。同じことを繰り返しても、うまくいかないだろうな、と感じられたら、やはり手を打つべきだと思います。

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正方形を折ると・・・
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7月24日の問題
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合宿に行けなかった子


その子は合宿を楽しみにしていました。

先輩が「肝試しで一人で歩いたら、必ず合格する」と言われて勇気をふりしぼり、一人で懐中電灯も持たずに歩き、その勢いでその後勉強し、合格した体験談を読んだ彼。

「絶対に一人で歩くんだ」

と覚悟を決め、実はひそかに夜暗いところを歩く練習もしていたのです。

しかし・・・

風邪をこじらせてしまった。

合宿の出発日の検温で、すでにひっかかっていたが、病院にかかったところドクターストップ。

彼は、その5日間を一人で勉強することになったのです。

合宿から帰ってきて、会ってみると元気になっていました。しかも不思議なことに、友だちが合宿の話をしていると、いろいろと中に入って話している。

「え、行かなかったんじゃないの?」

とはだれも思っていないようで。

つまり、彼は自分で合宿をしていた、ということなのでしょう。一人で肝試しをしたかは別として、自分で勉強をし続けていた。

勿論、彼には合宿でやる教材は渡していましたし、それ以外にも自分でやらなければいけない勉強を自分でやっていたのでしょう。

どこに居ても勉強はできる。逆に自分でやらないと結局は力がつかない。

合宿でも同じことなのです。

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高校で募集する私立受験校
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立体と容積の問題
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国語の問題の本文がない

入試問題は著作権の保護からは外れます。

つまり学校の先生は入試問題として原典を使う場合は、自由に使って良いことになっています。

ただ、この入試問題が問題集として販売される、ということになると著作権の対象になるので、必然、出版社は著作者に許諾を求めることになるわけですが、この許諾が降りなければ問題文を採用することができません。

したがって、たまに過去の入試問題集でも、本文が掲載されていない場合があります。

「あ、許諾が降りなかったんだ」

ということなのだと思うのですが、これが実は勉強していて困る。

問題だけ書いてあって、まあ、こういう問題が出たのか、ということはわかりますが、原典は出版されているものを探さないといけない。それがどこだかわからないと、もうあきらめるだけです。

過去問をやっていて、空白の文章を見ると、なんかがっかりしてしまうのだが、しかし、まあこれは許諾が降りていないのだから仕方がない。

学校の先生には、許諾が降りやすい問題を使ってほしいと思っても、それは先生にはわかりかねるし、それでまた出題が偏ってもいけないところもあります。

国語の文章はそういう問題があるので、その学校だけでなく似た出題形式の学校の問題はやっておいた方が良いでしょう。


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塾の送り迎え
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7月22日の問題
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