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自分で勉強しない子 ワーキングマザー編

昨日、自分で勉強しない子、をお話しました。

その中で、最初はお父さん、お母さんといっしょに勉強する時間を持って、勉強する習慣を作る、というお話をしました。

となると、ワーキングマザーの家庭は不利?と思われるかもしれません。

確かに、お父さん、お母さんが家に帰ってくる時間が遅ければ、子どもだけで過ごす時間が増え、その分、なかなか勉強しない場合もあるでしょう。

しかし、逆にそういう子どもたちは、家事を手伝っていることが多いのではないでしょうか?

もしそうでないとすれば、そこをまず変えた方が良いと思います。

つまり、お父さん、お母さんが仕事でできない分を子どもたちが頑張るべきなのです。そうすると、お父さん、お母さんが帰ってからの家事の負担が減るので、その分、夜いっしょに勉強できる。別に一人の時に、家事ばかりをしている必要はないわけで、少しお手伝いをして、お父さん、お母さんといっしょに勉強するまでの間にやっておくべきことを、しておいてもらえればいいでしょう。

例えば学校の宿題。計算問題や塾の宿題などは一人でもやれることだし、帰ってからそれを確認して褒めてあげれば、同じような効果があります。

かつ、家族としていろいろなお手伝いができる、ということは子どもが自立する一助になるわけで、実際にお父さん、お母さんが助かるわけだから感謝することになる。感謝されると子どもたちはまたうれしい。かつ、少しは成長したことを認められるから自立が早くなる面があるのです。

昔はお母さんが家にいないと中学受験は無理だ、と言われていました。これはやはり子どもを管理しなければいけない、と思われていたからでしょう。

しかし、管理の方法はいろいろあるし、むしろ管理することよりも、自立させ、本気にさせることの方が重要なのです。

ついお母さんは自分が子どもに関われないと、申し訳ないという気持ちが先に立ち、塾を頼んだり、あるいは個別指導を考えたりされるかもしれません。

しかしながら、せっかく子どもがお手伝いをできる環境なので、それを頼んでください。その分、子どもたちはいろいろ可能性が伸びる、と思うのです。

こういうお手伝いは決してマイナスにはなりません。どこぞの中学校ではカレーライスの作り方を理科の問題にしたり、あるいはお米の値段を社会の問題にしたりしています。

そういう経験は前向きに考えれば、いろいろな知恵を子どもたちに与えてくれる分、子どもたちの成長も一段と早くなる分があるのです。

そして少ない時間であっても、子どもたちと一緒に勉強して、褒めてあげる時間を作れば、やはり勉強する習慣がついていき、やがては自分で勉強する子に成長してくれるようになると思います。

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