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解き方にこだわらない

5年生に速さの入試問題を出していたときのことです。

6年生が解くのであれば、比を使う問題だろうなと思ったのですが、何も言わずに子どもたちが解く様子を見ていました。

その段階で子どもたちにできたことは、旅人算の解き方なので、いろいろ試行錯誤をしていましたが、何人かの子どもたちが解き上げました。

その解き方を見ていて、なるほどなあ、と思うことがありました。

つまり、教えている私たちもつい6年生用の解き方をするわけですが、5年生は自分の知っている解き方だけで解くわけで、それでも正答にたどりつく。

解き方はかくあるべし、というのではない、最終的には持っているものをフルに動員して答えを出せば良いだけの話であって、「こう解くべし」という強制はするべきではないのです。

6年生になると、ある意味いろいろな解き方を知っている分、迷いも多くなるが、山の登り方はいろいろあるわけで、その自在さを「応用力」と考えるべきではないかと思います。

入試問題は、塾でやった問題ばかりではありません。

以前、進学校の先生と話をしたときも、

「何とか、塾で教えていない問題をひねり出したいと毎年思っているのです。」

という話を聞きました。つまり、この問題はこう解く、という形ではなく、やはり臨機応変に情報をとらえて、答えを出せる力が求められているのだと思うのです。

だから、なるべく「こう解く」という考え方を押し付けるべきではない。

答えが論理的に正しく導き出せれば多少遠回りであったとしても、それはそれで得点になるのだから、あまり気にしないことだと思います。


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傾斜配点
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第二外国語
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捨て問は作らない

この時期は安易に捨て問を作ってはいけません。

勉強できる時間は限られるので、ある程度やる問題は絞らなければいけないが、だからといって「難しいから」「ややこしいから」ということだけで排除してしまうと、それがくせになってしまう。

もともとなるべく楽にやりたいというのが本性ですから、易き道を作ってしまうとそのまま下って行ってしまう。

多少しんどい思いをしつつも、がんばっていくから上る道になるわけで、ですから、この時期は安易に捨て問を作ってはいけないのです。

もちろん、試験を受けているときは、できる問題からやっていくのがセオリーで、その通り進めていいが、あくまで「できる問題」を先にやるだけの話であって、「やらない問題」を最初から決めてしまってはいけないのです。

これが受験勉強後半になり、いろいろな問題を見分けられるようになってくれば、捨て問というのもあっていいと思いますが、今はまだ力をつける時期なので「あきらめる問題」を作ってしまうと、いくらでもできてしまう。

そうなると「面倒なことはスルーする」という性分になってしまいます。

このくせは、一度ついてしまうとなかなか直らない。

良く男の子が国語の記述問題をスルーします。

「なんで、書かないの?」
「わからないから」

という場合は大抵、わからなくはない。面倒だからこのくらいいいか、という感じでスルーしてしまう。そうすると記述を書かないから、いつまでもできないし、点数も上がらないのです。

程度の問題ではありますが、簡単にあきらめてしまうくせがつくと、力がつかないから気を付けてください。

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進むのをやめる
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5月30日の問題
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日本のすがた 2013

日本のすがた 2013が発刊されています。

これは以前、ご紹介しましたが、矢野恒太記念会というところが出している日本国勢図絵という統計資料を小中学生用にまとめたものです。

中学入試の社会では統計に関する問題や時事問題が出題されていますが、その資料の元がここに掲載されています。

データは多いですが、しかし、しっかり読み物になっているので、今のうちから少しずつ読み進んでいくと良いと思います。

特に地理は、ずいぶん前に勉強がいったん終わって、歴史、公民と続いているのでだいぶ記憶があいまいになっているでしょう。だから資料を少しずつ読み進んでいきながら、地理の感覚を戻すのに良い教材です。

別に問題がついているわけではないので、時間のあるときに少しずつ読み進んでいってください。


日本のすがた 2013―表とグラフでみる
クリエーター情報なし
矢野恒太記念会


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第85回 入塾テスト
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計算力
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英語教育の難しさ

最近、理系離れというのが多くなったので、何とか理系に道を開こうということで理数教育に力を入れている学校があります。

一方で、理系は子ども自身がなかなかうまく勉強できない、というのでむしろ英語に力を入れていこうという学校もあります。

まあ、それぞれの学校が自分の学校の特徴を出そうということなのでしょうが、しかし、英語の教育はやはり難しい。

例えば多くの私立中学でプログレスという教科書を使う学校が多いのですが、これもなかなか大変です。早い段階で関係代名詞が出てきたり、進むスピードも速い。しかし、これでも昔に比べて英語ができるようになっているのか、あまりピンとこないところがあります。

特に最近は英語で会話をしたり、プレゼンをしたりする力が問われている。国際化に伴って、社内の公用語を英語に切り替える会社も出てきましたが、しかし、そこまで英語ができるようになっているのだろうか、と思うのです。

結局、日本人同士が英語でしゃべる、ということはやはり不自然であって、当然、日本語で話をする。そこに日本語ができない人がいれば、これはそれではすまない。やはりみんなで何かコミュニケーションをしようということになると、英語で話をすることになる。そういう機会があるから、英語をしゃべる、聞くということになるのであって、何も日本人ばかりがいるところで英語で話す必要もないわけです。

英語ができるようになっている国というので考えてみると、もちろん母国語が英語である国、それからたくさんの民族がいて、結局英語でなければ話が通じない、という国は英語の力が上がっているように思うが、日本はそうではない。

なのでそれこそいろいろな「無理」をして英語を使う機会を増やそうとしているわけですが、それがうまくいっているようには思えないのです。

だから、会話とか、プレゼンということよりも、まず読むということをがんばった方が良いのではないかと、最近思っています。土台、西洋文化を学ぶために、ということは文献を読むためにまず日本人は英語を学んだわけだから、まず読めるようにすることが何よりも大事だろうと思うのです。

言語習得には読む、書く、話す、聞くということが必要なわけですが、どれもがんばって結局、どうもうまくいかない、ということであるならば、とにかく読むということだけはしっかりできる、というところに行くべきではなかろうか。

あまり、小学校からいろいろなことをやるよりは、まず言語体系として日本語をしっかりやる。その日本語が多少なりともしっかりしたところで、今度は自分の言語体系たる日本語の能力を使って、英語が読めるようになる。で、会話が必要、あるいは話すことが必要となれば、これはもうそういう環境に身を置くのが必要だから、少なくも充分読めるようになった上で海外に行って外国人に交じって生活し、勉強する。そうなれば自分の知性は母国語である程度進んでいるわけだから、あとは慣れ、ということになるのではないだろうか、とそんな気がするのです。

最近の議論を聞いていると、英語で、英語で、ということばかりに眼が向いているが、本当はまず母国語の言語体系をしっかり身に付けた方が良いと私は思います。が、きっとそうならないだろうな、とも思うのですが。

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エスカレーターの問題
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5月28日の問題
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家に帰りたくない子

授業が終わると、割とすぐ帰る子どもたちが多いのですが、塾でぐずぐすしている子がいます。あるいは塾は早く出るのだが、周辺のコンビニで漫画を読んだり、お菓子を買ったりしている子もいます。いずれにしてもあまり早く帰りたくない理由がある。

帰ったら、またすぐ勉強だし。宿題もやらないといけないから、多少ゆっくり帰りながら、覚悟を決めているのでしょう。

しかし、スタートが遅ければさらに寝るのは遅くなるし、夜のコンビニに寄ってカツアゲにあってもいけないから、やはりまっすぐ帰った方がよい。

迎えに行くのも良い方法だとは思いますが、親の負担も大変だからやはり一目散に帰ってきてもらうよう、仕向けるべきでしょう。

私は塾から戻った後の勉強は反対です。

すでに学校生活も1日分こなし、塾も4時間近く行ったのだったら、ご飯を食べて、お風呂に入って、さぅさと寝るのがよいと思います。
]
もし、学校の宿題があるのであれば、朝起きてやる方が、子どもたちの健康には良いのです。

夜遅くまで起きていると、神経がまた興奮するから、眠れなくなる。その分宵っ張りになりますが、その時勉強したものはあまり、残っていかない。

それに疲れていると能率も悪い。

塾から帰ったら、もう寝るものだと決めておいた方が、親の精神衛生上も良いと思うので、なるべく早く寝れるように仕向けて行きましょう。

すると、塾からも早く帰ってきますから。

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先生が変わる
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副都心線
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馴染める学校を選ぶ

学校選ぶのコツはスクールカラーで選ぶ、というお話を良くします。

塾に行っていろいろな資料をもらうと、どうしても成績で考えがちになるが、子どもの性格とスクールカラーが合っていないと中高6年間が楽しい時間ではなくなってしまう。

御三家は確かに良い学校だと思いますが、しかし万人に合う学校とは思わない。ある程度自分でいろいろなことができて、そこそこ難しい授業もついていけないとだんだん疎外感を感じてしまう。

だから、やはり「子どもが馴染める学校」を選んでいくことが重要なのです。

多少だらしがなくとも、学校がそこそこコントロールしてくれるから良い、とか。

あるいはおとなしい子でも、友達ができて、部活で活躍できそうだ、とか。

そういう学校に行ければ、子どもが学校に行くこと自体が楽しくなる。明日、学校に行ってまた楽しいだろうなあ、おもしろいだろうなあ、と思える学校であれば、やがて本人の好きなこと、得意なことが見つかって自分の道が開けていくように思います。

だから、学校は行かないとわからない。

子どもたちの様子を見ていて、親が、ピンとくるものです。

「ここならウチの子には合うな」

とお父さん、お母さんが感じられるのであれば、間違いはないでしょう。

加えて学校説明会で校長先生の話を聞いて、その話に共感できれば、良いと思います。

私立の学校というのは、ある目的があって創られているわけですから、当然、創学の理念というのがあります。それが代々継承されて、今の時代に合わせて変化、発展してきているわけですが、これは代々の校長先生たちが創り出してきたものを今の校長先生が引き継いでやっているので、そこに魅力が感じられれば、保護者として頼もしく感じることができます。

成績は、そういう学校が見つかってから考える。足りなければ、どうやって上げるか。

目標に魅力があるからこそ、親子とも頑張れる面はあるので、そこは親の大事な役割ですから、ぜひ子どもが馴染める学校を選んであげてください。

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場合の数、組み合わせ
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5月26日の問題
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たかが中学受験

最近のお父さんは、子どもたちの勉強の面倒を良くみる方が多い。

子どもの成績も良く知っているし、学校情報も詳しい。塾の先生ともいろいろ情報交換をし、子どもたちの弱点もよく知っている。

いや、うちの夫はそうではない、という方もいらっしゃるでしょうが、昔に比べれば断然増えたと思うのです。

それはそれで大変良いことだ、と私は思っています。

昔はとにかく、子どもの受験の負担をお母さんが背負った。お父さんは外で忙しい。だから、子どもの受験勉強の世話はお母さんの仕事だった。しかし、今は働くお母さんも増えたし、お父さん、お母さんが協力して負担を分担していく。お母さん一人で背負ってしまうと、お母さん自身のストレスがたまる。解決しなければいけない問題がウチにこもってしまって、なかなか解決できなくなる。しかし、お父さん、お母さんがコミュニケーションをしながら受験準備をしていくのであれば、お互いにいろいろな話ができる分、解決方法も見つかりやすくなると思うからです。

ただ、どこかで「たかが中学受験」と思っていてほしいのです。

だんだん、お父さんもお母さんも熱心に子どもと向き合っていくと、みんなで息をつめてしまう。

昔のお父さんは子どもの受験には役に立たなかったが、たったひとつ、良いことをしていた。

「えー、小学生でこんな難しいことするのか。そんなのできなくたって、いいさ。外で遊んで来い!」とお母さんのひんしゅくを買っていたこと。

そのことで、子どもたちはどんなに「ほっ」とできたか。真面目に「何言ってんの。勉強しないと合格しないんだよ。」と言っていたかもしれないが、それでもなにかほのぼのとしたものを感じていたはずなのです。

だから、どこかでたかが中学受験とは思っていてください。

そうすれば、子どもたちも息を詰まらせることなく、受験ができるでしょう。そういう雰囲気になると、自分で勉強する力が伸びるのです。

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浮力の問題
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三田綱町グランド
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秀でる

子どもたちを教えていると、「頭のいい子」というのはいるものです。

算数の解き方をすぐ見つけられる。あるいは歴史の年号を簡単に覚えられる。文章の読解力がある、という場合もあるし、物語文の設定がすぐ理解できて、主人公の心情も手に取るようにわかる、というような子もいます。

しかし、これらの才能は本当に限られたものであって、確かに中学入試においてはプラスであるだろうが、その後の人生にはどうか、わからない。

つまり、教えられたことができる、ということは一つの才能ではあるものの、例えば何もないところから、ビジネスのアイデアを見つける、とか、あるいは独特の研究方法を見つけ出す、などということはまた別の才能であるのです。

秀でる、ということはそれぞれが持つ才能や努力の結果として生まれてくるものではあるが、しかし、何から何まで秀でる、ということはない。これまでたくさんの優秀な子どもたちを見てきましたが、やはりそれなりに自分の道が決まって、そこで結果を得ている部分と、なかなか花開かない部分があるものです。

逆に言えば、今、そうでなくともこの先開くということは当然あり得るわけで、模擬試験の偏差値が悪いからといって子どもの将来に暗雲が立ち込めるわけではありません。

そんなことは、これまでの偉人たちの伝記を読むだけでも、枚挙に暇がないほど例があるわけですが、しかし、つい成績表を見てしまうと親の顔が暗くなってしまう。

子どもたちは将来、何かに秀でる、ということが出てくるもので、問題はそれを上手に見つけられるかどうか、にかかっていると言えるのです。

順調に学校を卒業したはいいが、その後自分の才能を開く分野を見つけられずにいる人も少なくはありません。逆に、学歴はなくともそれを見出して世界的に活躍している人もいる。

では、どうすれば見つかるのか、と言えば私は「好きなことを妨げない」ということにあると思っています。

例えばある人が油絵を描く様子を見ていて、これはおもしろそうだ、ぼくもやってみたい、と思う子もいれば、全然関心のない子もいるでしょう。

関心のない子は、スルーしてかまわないが、おもしろそうだ、と思う子にはぜひやらせてみたい。

それでも続かない子はたくさんいますが、しかし、その中からやはり絵に長けた子が生まれてくることもあるのです。

受験勉強というのは、その意味ではその時間を奪う部分がある。だから、塾ばっかりにしない、という親の工夫は必要なのです。

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2つの考え
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5月24日の問題
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中学入試にも英語が出る?


政府の教育再生実行会議が、英語を小学校の正課として授業を実施すること、現在5年生から始まっている外国語活動をもっと早めてスタートさせることなどを柱とした提言案を大筋で了承したそうです。

まだ検討される段階ではあるでしょうが、これがそのまま進みそうな気がしています。

ただ、非常に多くの問題を抱えていることも事実で、例えば小学校の先生が英語を教えられないといけない。また小学校で学ぶ英語の教科書のあり方、あるいはシラバスとこれまでの中学1年生からのカリキュラムをどうつなぐかな、検討しなければならない問題があるでしょう。

しかし、実際に正課として採用されるとなると、成績がつくことになるわけで、そうなれば中学としても英語ができる子がほしいから、やはり入試の科目に採用していくのではないかと思われるます。

実際に英語ができる生徒は、大学受験での成績も良いため、中高一貫の進学校では比較的早く帰国子女受け入れの体制ができていきました。ただ、その分、他の教科の準備がままならない部分もあるので、帰国子女枠という別枠で入試を行う学校も少なくありません。

でも英語が正課であるならば、帰国子女の子どもたちも一緒に選抜することができる可能性が出てくるでしょう。そうなると、中学入試も私立の高校入試と同じように「英数国」の3教科になるのかしれませんね。

まあ、実現までにはまだだいぶ時間がかかるし、解決しなければならない問題も多いでしょうが、何となく、これはこのまま行きそうな気がするのです。

そうなるとまた塾もいろいろ変わるんでしょうね。きっと。

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冷房の季節
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規則性の問題
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目の健康を守る

受験勉強をしている子どもたちは、やはり眼鏡をかけている子が多い。

特に6年生の授業をしていると、明らかに目が悪くなっていると感じることがあります。

ホワイトボードを見る目が、しかめっつらになったり、眉間にしわが寄っていたりすると、明らかに見えなくなっているサイン。

良く面談のときに、

「最近、目が悪くなっていませんか?」

と話をするケースがありました。

実際に、検査してもらうとやはり近視になっている。仮性近視の場合も多いですが、目が悪くなると明らかに勉強の効率も落ちます。

普段から、まず勉強する場所の照明、そして姿勢には充分気を付けていないといけない。それとベットでの漫画。

「もう、寝なさいね。」

と電気を消したところが、しかし、暗いところで漫画を読んでいたりする。そうなると、近視は一気に進みます。

勉強した後も、少し遠くを見るとか、目の健康には気を使う必要があります。

そうでないと、どんどん眼鏡のレンズが厚くなっていく。

特にこれからの季節は勉強する時間が長くなっていきますから、充分に気を付けてあげてください。

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第84回 親の智慧
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5月22日の問題
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