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9月の成績が悪くても気に病むな

せっかく夏休みに勉強したのに、今ひとつ模擬試験の成績が良くならない、というケースは多いでしょう。

これは以前にも説明した通り、たくさん勉強していたことが十分に定着していないからです。だから気に病む必要はない。

それよりもこれからが大事。つまり右肩上がりになるか、それとも下がるか、変わらないか。

スタートが悪くとも右肩上がりになれば勢いが付く。最後12月の模擬試験で合格ラインを超えていないとしても、右肩上がりならば超える可能性が高い。

しかし、これがでこぼこだったり、あるいは右肩下がりになってしまうと、9月が良くてもあまり良い傾向とは言えないのです。

これからは右肩上がりがいい。

今月よりも来月、来月よりも再来月、成績が上がるようにがんばっていきましょう。


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ミスはするものだという前提で考える

5年生の教室から
ノートの違い

今日の慶應義塾進学情報
流水算



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資料豊富

先日、6年生のお母さんと話をしていて、資料の話になったのですが・・・。

模擬試験でたくさんの資料が送られてくる。きっと大事な項目もあるのだろうとは、思うのですが、しかし、それを読む時間はあまりない。

まあ、そうだろうと思うのです。

最近は特に忙しいお母さんが増えたので、そういうところはある。

以前、大手を渡り歩いて、「すべて合わない」というのでウチにこられたお母さんが言っておられましたが、

「データをたくさん見せられても、いざウチの子はどうなの?と聞いてみるとピンとこない話が多くて」

というのも、わかる気がするわけです。

面談をした先生が自分の子を教えていない、とわかるときがある。

最初から、そう言ってくれればいいが、資料をみながら、ああだ、こうだ、言われてもピンとこない。

資料豊富よりも、「彼は・・・」という話の方が、やはり説得力はあるのです。


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育成

中学受験 算数オンライン塾

9月29日の問題







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しつこく考えるくせ

たくさんの問題を解くようになると、やはり一問一問のねばりはなくなってくるところがある。

「あ、これムリ」とか「難しいからできない」みたいな言葉を耳にするようになったら、要注意です。つまり、それは問題が与えられすぎている、ということ。

ある程度の時間で終わると思っているのであれば、一問一問はもっと考えられる。

いろいろ試してみて、あるいは多少なりとも書き出してみて、などという方法で解けることもあるかもしれない。

で、そこからやはり解決の糸口を見出せるものなのです。

しかし、簡単にあきらめてしまうと、その力がつかない。つかないから、たくさんの問題を解いても、できる問題しかできない、というようなことになる。

つまり成長がなくなるのです。

与えすぎない代わりに、一問一問はもっとしつこく考える。

それでできるようになっていけば、実はそんなに数は必要ではないのです。


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第239回 本来伸びる時期

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スケッチ



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答えを写した???

この時期、5年生も6年生もある程度追い込まれていく時期なのです。

5年生は明らかにやっている内容が難しくなる。算数は割合から比へ、理科はようやく計算問題ができるようになった、というのでいろいろ計算問題が始まるし。

6年生は模擬試験で合格可能性やら偏差値やらが、バシバシ出てくる。合格可能性20%未満、なんて評定をもらってくると、それは何とかしたいと思うでしょう。

で、結果として答えを写す、というような事が起こりうる。

そんなの何の役にも立たないのは当然のことながら、それでもやってしまう心理状態を考えておかないといけない。

テキトーにやってる、というのなら、まだ多少の救いがあるが、もう「一杯一杯」という子もいるものです。

いずれにしてもこれは手を打たないといけない。でも、叱ったところで、「ばれなければよい」と考えられてしまうともう始末に追えなくなる。

そう、これは大事なことだから申し添えますが・・・。

模擬試験はカンニングが発覚したところで何のお咎めもありません。土台、監督員が「君はカンニングをしたね」などと言って保護者ともめるのは避けたいから、全部スルーします。

しかし、入試は・・・。

カンニングと判定したら、即刻落とす。しかも何の説明もしません。もとより答案も返ってこないから、わかりようがないですけど。

子どもたちはこの事実をあまり知らない。模擬試験で「ばれなかった」から本番でも大丈夫だろう、ぐらいに考えている子もいるのです。

で、不合格になる。

これは良く教えておいた方が良いでしょう。

つまり答えを写したり、カンニングをすることは「何の役にも立たない」のです。


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平面図形の問題

中学受験 算数オンライン塾

9月27日の問題







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手応えを感じる子

宿題ややることが多く、また進度も速いので、勉強がうまく進まない、と感じている子は少なくないでしょう。

それで、勉強のやり方を変えてみる。

塾を変えるというのもひとつの方法だし、クラスを減らすという方法もあるでしょう。なに、今はセットだから減らしても月謝は変わらないところが多いのですが、しかし、もう休んでしまう。

なぜ休んでしまうかといえば、終わらないからです。その代わり、残ったものに力を入れてみる。

大事なことは、「これなら何とかなるかもしれない」と子どもたちが思うこと。

このまま、やってもうまくいかないなあ、と一番最初に感じているのは子どもたちなのです。しかし、お父さん、お母さんの期待も感じているから、何とかしようとは思っている。でも、うまくいかない。

しかし、やり方を変えてみて、これは何とかなりそうだということになると、俄然意欲も湧いてくる。自信も出てくる。

そういう状況に変えることが実は一番大事なことなのです。


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自分で追い込まないと力はつかない

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数の性質に関する問題



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クラス分けの後


クラス分けの後、上から定員に合わせてクラスが編成されていくわけですが、みんながある程度その週のカリキュラムをしっかり理解していて、本当に惜しい差で並んでいる、というわけではやはりありません。

上位の子どもたちはまあ、それなりに理解しているだろうが、下位のクラスに回ってしまった子どもたちは十分ではなかった、ということだから本当はその分を補強していかないといけないわけです。

しかし、そんな時間はまずないでしょう。

なぜなら、次のカリキュラムが始まってしまうからです。また、新たなカリキュラムの勉強を始めるわけで、ということはよくわからなかったことに関して、またよくわからなかったことが積み重なる、ということになります。

知識を覚える、社会や理科の一定の分野の場合、それは覚え直せばいいわけだから、まあ、それほど慌てなくても良い、ということになるわけですが、算数や理論的な理解が必要な理科計算については、継続してカリキュラムが構成されているので、例えば割合が良くわからないまま、売買損益や食塩水の濃度に行くとさらにわからないことが増えるだけになる。

ということは、その復習の時間を確保し、さらには新しいカリキュラムを習うことを遅らすことができるか?という問題になるわけです。

これは普通の塾ではできないでしょう。毎週一定の曜日にクラスがやってくるわけですから。

ただ、動画の授業があるとこれは後から見直すことができるからある程度調整ができる。

指導する側ももう1回見直す指示を出すことが出来るし、時間をとって再度教える時間を作れればさらにプラスになるでしょう。(その分、少し遅れても、最終的に追いつければいいわけです。)

で、このコントロールができないと、上に上がれない悪循環が生じてくる。

本当はいったんカリキュラムの進行を止めて、やり直す時間が必要なのです。

ただ、全部をやり直さなければいけない、というわけではない。別に覚えることは後からやればいい話だから、今理解しておかなければまずいだろう、と思われることに集中すれば良い。

クラス分けの後、どうやってできなかったことをできるようにするか、具体的な方法を実行しなければ状況は改善しません。


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電気に関する問題

中学受験 算数オンライン塾

9月25日の問題







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ミスの原因を分析する

ミスの原因はいろいろありますが、一番多いのは「問題文が読めていない」ということでしょう。

一番ありがちなのは「間違っているものを選ぶ」という問題。

全体としては「正しいものを選ぶ」問題が多いので、親切な学校は「まちがっているものを」と太字、下線で強調してくれますが、それでも間違える。

あとは条件の読み間違え、求めるものの勘違い。

上流はAかBか、追い越すのは太郎か、二郎か、ADの距離か、ACの距離かなどなど。

まあ、模擬試験の結果を見ても、「これはできた」と思われる問題が多いでしょう。

で、これをいかに得点に結びつけるか、がこれからの一番大事な課題です。

難しい問題はできなくても仕方がないし、みんなできないからあまり合否には影響がない。

しかし、みんながある程度できる問題を間違えてしまうと、これは差をつけられるから合否に結びつかなくなる。

得点力、というのは「本来得点できるものを確実に得点する力」と言い換えても良いかもしれません。

で、問題を読み違えいない一番の方法は最後までゆっくり読むこと。

算数なんか下手をすると、問題文を途中まで読んで、もう解き始めている子がいます。

「ああ、これはこうだ」みたいに問題を自分で新たに作っていることもあるぐらい。

途中で解き方が思いつけば、当然、解きたくなるのは当たり前ですが、しかし、本当にそれで解けるのか、最後まで問題文を読んでみないとわからないのです。

そういう練習を模擬試験でする。

偏差値や合格可能性は気になるところでしょうが、「どうやったらミスを減らせるか」という方法を考えて、実行して、検証することの方が実は大事なのです。


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風邪に気をつける

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中学生だけの学校



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クラスや偏差値よりも

塾では少なくとも毎月、試験が行われます。

フリーダムもそうですが、月例テストが4週間に1回の割合である。WEB演習では答えを書いたり、選択式の問題を解いていくことが多いので、月例テストはなるべく記述問題にして、子どもたちに文章を書いてもらっていますが、しかし。当然のことながらその4週間の勉強でどのくらいできるようになったか、ちゃんとわかっているかを確認するために試験を行うわけです。

ところがこれに組み分けという要素が加わってくると、話が変わってくる。

つまり、何としてでも点数をとる、ということに目が行ってしまう。だから社会や国語の漢字を一生懸命やって、逆に読解の練習はあまりしない、みたいなことになってくるわけです。

でも、良く考えると、それはおかしい。知識はやはり忘れるものだから、それにあんまり時間をかける必要は本当はない。それよりは算数の問題をしっかり練習する方に力をいれた方が良いわけです。

また、結果も何がわかっていて、何がわかっていないか、整理することの方だが大事で、どこかのタイミングでそれが補えるといいわけですが、そういうこともあまり考えられてない。

本来、テストは、「どのくらいわかっているか」を確認し、それをどう補強するか、考えるためにやるものなのです。

別にすわる席を決めるためにやるものではない。だからそこにあまり力を入れてはいけないのではないか、と思うのですが、しかし現状はそうなってはいないようです。


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早く終わるというインセンティブ

中学受験 算数オンライン塾

9月23日の問題







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お弁当

お弁当に関する塾の考え方もいろいろあります。

例えば、以前関係したある塾は、ぜったいにお弁当を食べさせない。

「おなかがすいてかわいそうではないか?」と聞いてみたが、「もう、これでやってますから。それに眠くならないですし」という話でありました。

また、聞いてみるとある塾は

「ちゃんとお弁当をもってらっしゃい。」

と言われる。でも、これは働くお母さんにとってはプレッシャーでしょう。ただですら、帰りの時間が間に合わないのに、お弁当とまで言われると、大変・・・。

私はおにぎり一個、とか、サンドイッチとか、ホットドッグみたいなものがひとつあればいいと思って、そのようにやってもらってます。

たくさん食べるのは重いし、確かに眠くなる。

一方でやはりちょっと何か食べたい、というのはある。飲み物もそうだけれど、そのちょっとしたものが、気分を変えると思うのです。

それにおにぎり1個だったら、別にコンビニで買ってもいいのではないか、と思うわけで・・・。これからは肉まんとかもいいなあ。

しっかりした食事はやはり家族と一緒に食べてもらいたい、と思います。


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我が道を行け

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4教科の点数だけでは決まりません。



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中学受験、クラスの最適人数は何人?


今まで、いろいろなクラス人数の授業をやってきました。一番多かった時は120人なんてのがあった。昔、予備校では200人とか300人入っているクラスはざらにあったから、中学受験でもそんな授業ができたのですが、まあ、隔世の感があります。

で、実際に最適な人数は何人だろう、ということを考えてみるとやはり、子どもたちのレベルによるのではないか、と思われるのです。

例えば、まだ十分に理解が進んでいない場合、これは人数はあまり多くない方が良い。10人未満、できれば5~6人というのが良いように思います。もちろん個別指導もいいかもしれないが、個別にはひとつ問題があって、本人にすべてのペースが適用されてしまう点。本人がわからなければ先に進みようがなくなり、それだと間に合わない、というケースが出てくるわけです。

一方集団塾はある程度カリキュラムが決まっているから、その通りに進む。ただし、その通りに子どもたちが分かっているかといえばそういうことではないケースもあり得るから、一人ひとりをチェックするという意味では10人未満がいいわけです。

しかし、自分である程度いろいろなことができる、あるいは理解が進んでいくと人数は少し多い方が良い。むしろ20人はいた方が刺激が大きくなる。

こんなことができる子がいるなら、ちょっと真似てみようか、とか。そのくらい覚えないといけないのなら、さっさとやるか、みたいなことが子どもたち同士の中で起きる。これは先生がどう、こう言う以上に効果があるのです。

「ていねいに式を書きなさい」と何度も言われていた子が、ミスの少ない子の真似をしているうちに、どんどん式がきれいになってきた、などということは良くあることです。

だからクラスのレベルがそれほど高くないのに、人数が多くなる、というのはやはりうまくいかない、ことの一つの要因です。ただレベルが上がれば、むしろ人数は多めにした方がうまくいくだろうと思います。学校別特訓なんかはその一例ではないでしょうか。


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第238回 下のクラスから上がれない時

中学受験 算数オンライン塾

9月21日の問題







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