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虫を飼う子

個別指導でその子の部屋に入った時は、やはり驚きました。

水槽や段ボールの箱、プラスティックの衣装ケースなどが並んでいて、いろいろな生物が飼われている。

カブトムシ、クワガタの類。スズムシなどの昆虫。カエル。カメ。

いや、結構世話をするのも大変だと思うが、それでも本人は生きものの話をするときは、算数の問題を解くときと顔つきが違います。

「これは蓼科でつかまえた。」とか「これは、お店で買ってもらった。」とかの由来に始まって、エサの種類、世話の仕方。いつ、卵がかえるなど、話は尽きません。しかし、一通り聞かないと、なかなか算数に入っていけないから、こちらも質問をする。いや、くわしい、くわしい。

やはり好きなことについては、本人は興味を持って覚えるし、調べたりするから、さらに詳しくなっていく。

好きこそ、ものの上手なれとは良く言ったものです。

私はお母さんが立派だなあと思いました。

マンションなので、いろいろ気を使うこともあるだろうが、それでもなるべく、子どものやりたいことをやらせてあげる。そういうことから、子どもの成長は始まります。

生物は、今の子どもたちが不得意な範囲のひとつです。身の回りで見ることも少なくなったし、実際に飼う経験もあまりしなくなった。以前、小学校の先生から話を聞いたとき、今は、もう学校ではにわとりとか飼わなくなったそうです。

「鳥インフルエンザがきっかけでしたね。」

なるほどなあ、と思いつつも、やはりそういう経験ができなくなったのは多少さみしいところがある。

残りの夏休みは短くなりましたが、水族館や昆虫館などに出かけてみるのもいいかもしれません。

そういう生物を見る機会を増やさないと、本当に図鑑の写真しか知らない、ということになりかねませんから。

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