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受験のときの食事の注意

受験の時は、食事のパターンがいろいろあります。

例えば午後に面接があるので、お弁当を持参する場合もあるでしょうし、あるいは午後入試で移動中に食事をとる場合もあるでしょう。

全般的にいえることは、まず「軽くする」ということです。

特に試験前はそう。思い切り食べる、ということはあまり良いことではない。

軽く食べる、というのが良いでしょう。食べ過ぎると万が一、お腹を壊すことがあるのです。

しかし、抜くのも良くない。当然のことですが、エネルギーの補給はしっかりしたいし、食事は気分転換にもつながります。

お母さんのバッグの中におにぎり、お茶、あるいはパンに紅茶といったものが入っていても良いかもしれません。

無駄になってもいいから、バッグの中に用意しておくと、子どもが

「お腹すいたな」

というときに便利でしょう。

たくさん、ある必要はありません。ちょっと食べられるだけで、気分も変わるし、安心します。

ゆっくり食べるのは帰宅してから、で良いです。

基本的に試験前は軽く、そして気分転換をしてつなぐ、という感覚が一番良いでしょう。

もちろん暖かい場所で食べることを考えてあげてください。

2月3日まで、寒波が続くようですから、暖かい格好をしていくことも忘れずに

気温が低い日が続きますが、一方で試験会場は暖かいので、結構寒暖の差が激しいでしょう。

着脱の可能なものを着て、本人が調整できるようにするのが良いでしょう。

いよいよ明日から東京、神奈川の受験ですが、お父さん、お母さんの準備もしっかり整えていきましょう。

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受験応援風景

入試になると、塾の先生が校門の前に並んで応援してくれます。

関西はなかなか派手ですが、関東もだいぶ騒がしくなってきました。

塾の先生の生活スタイルからすると、一気に朝型になるので大変ではあるのですが、それ以上に塾の先生たちには葛藤があります。

それは、自分の教えた子どもの学校に応援に行けるか?という問題。

「先生、1日どこに応援に行くの?」

と聞かれてドキッとする先生は多いでしょう。どの先生も自分の教えた子どもの応援すべてに行けるわけではありません。

学校別特訓の担任ならば、その学校を優先してもらえる場合もありますが、それ以外はだいたい本社で機械的に決められてしまう。本社側も結構考えるのですが、でもすべてうまく収まるわけではありません。

だから、前日にどこに行くの?と聞かれて答えられない先生も多いのです。

試験当日、自分の塾の先生の列に、知らない先生が並んでいても仕方が無いのです。その先生たちは、子どもたちを教えた先生の分まで応援してくれますから、しっかり、握手してもらってください。

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中学受験、最後にやるべきこと

東京、神奈川の受験まであと3日ですね。

最後にやるべきことは?

同じ質問をぜひ、子どもにしてみてください。

この3日間(2日間でもいいですが。)であと、何をやろうか?

子どもの方で、あと「これと、これをやる」という具体的な勉強の内容が出てくれば、それでいいでしょう。

それをスケジュールに入れてみて「やりきれる」ことを決めてください。

この場合、「やりきる」ことが大事です。「やりきれない」ことはやらないことです。

子どもの方で具体的にこれ、といったものが出てこなければ、「本人ができること」を繰り返してください。

今までやった暗記のテキスト、すでに点数がとれるであろう過去問。あるいは以前にやったことのある算数の問題集など。

「できること」を確認すること、に徹してください。漢字の確認なんかも良いですね。

要は

これで中学受験の準備は終わった

という認識を子どもたちに持たせて欲しいのです。

「あれもやってない、これもやってない」という感覚で試験場に行くのは当然良くない。むしろすべての準備、完了。さあ、発進。というイメージが良いのです。

その感覚を子どもに持たせるための3日間にしてもらいたいと思います。

大方の塾はもう授業が終わったでしょうか。

最後、風邪やインフルエンザに注意しながら、受験の準備は万端、という気持ちにすることが大事です。

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「第1回 母親講座 これからの中学受験」(田中貴)
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神が降りてきた瞬間?

ある中学で、国語に演劇の問題が出ました。

脚本にある有名なセリフと、その作品名を合わせる問題。はっきり言って知らない子どもが圧倒的に多い問題でしょう。

だいたいこういう問題が出ると、子どもたちは焦ります。あるいは、諦める。

「知らねえよ。」ぐらい、心の中で言っているかもしれない。

ところが、これを全部正解した子がいたので、後でどう解いたか聞いてみて、なるほどと思いました。

セリフは全部出てるし、題名も全部出ている。つまりヒントはその中にあると本人は言うのです。

彼は、その演劇を見たことがない。もちろん知識もありません。しかし、考えた。

「この学校を受けるからにはこの知識を知っている、という前提ではないはずだ。だって、僕が知らないんだから。(ここがミソかもしれませんが。)だからこれは知らなくても解ける問題だ。」

つまり、彼はその題名とセリフから考えていったらしいのです。で、結局正解にたどり着いた。

「知らねえよ」と心の中でつぶやいて、他の問題に行くのも、もちろんありです。ただ、時間があるのであれば、考えてもいい。つまり慌てないことが大事なのですね。

中学入試は基本的に独自入試です。今回の入試もほぼ5回分ぐらいの入試問題をつくり、かつ、いろいろな検討を加えた上で出題されています。

もちろん知らないとできない問題があるでしょう。一方で考えれば解けるという問題もまた、かなり多いのです。

最後まで諦めずに考えられるか、ここが非常に大事です。

ただし精神論ではなく、むしろ冷静さが必要なのです。

これは本来できる問題ではないか、という仮説が出てきたところで、彼は考えて、正解にたどり着いたわけですから。

それが功を奏したのか、彼は見事にこの学校に合格しました。

本人は
「ね? これができたって、僕はカミ(神)でしょ。」
と言っていましたが・・・・。

いや、神が降りてきたのかもしれませんね。

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中学受験、合格して失敗する子、不合格でも成功する子(アンドロイド版)
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不合格が続いたとき

受験前に縁起でもない、と叱られそうではありますが、大事なポイントをお話しておきます。

親が一番ショックなのは「ここは合格するだろう」と思った学校を失敗した時です。

ここで止まるはずだったから。

親が選んだ滑り止め。

しかし、それでも失敗することはあるでしょう。

まず腹を決めましょう。

つまり他の学校を探すのか、それとももう止めるのか。

中学は義務教育ですから、公立中学があります。

まだ受験する学校を探して受けさせるか、予定通り受けて終了するのか。

私は親が覚悟を決めておく必要があると思います。

「~ちゃん、ここもあるけど受けてみる?」

こう言われて「受けない」と答える子は少ないでしょう。

もちろん、自分の考えが固まっていれば受けないと答えるでしょうが、不合格が続くとそれも揺らぎます。

しかし、結局一時の感情で動いても、よく調べもしない学校を受けて結果が伴わないことが多い。

つまり途中で学校をやめてしまって高校受験に行く場合も多いのです。

予定通り進めよう」と親が覚悟を決めるのが私は良いと思います。

もちろん家族で話し合い、新たな受験を決めるのもありです。良く考えて決めればそれはそれでよいでしょう。

この場合ひとつアドバイスがあるとすれば、とにかく合格しやすい学校を考えてください。合格した後、もう一度行くかどうかは決める、で良い。まず勢いを取り戻すことが大事。

しかし、それでも「ここまで」と決めてください。ここを受けて終わりにしよう、という覚悟が大事です。

親の腹が決まれば、子どもにも安心感が伝わります

そこで後は、もう一度反省してみる。何がまずかったのか、どこで失敗したのか。

塾の先生に話をしてもらうのも効果があります。

こういう時こそ、塾に行って先生と相談するのが良いでしょう。

その時も塾の先生に親の覚悟はお話しておいてください。

そうすると、塾の先生も腹が決まる。あとは子どもの気持ちの立て直しに集中することです。

試験期間は短く、本当にバタバタします。だからこそ、親は冷静に子どもを見つめ、次の手を考えていかないといけない。

だからまず腹を決める。

お父さん、お母さんの大事なステップです。

子どもに対しては、とにかく反省すべきは反省する、といって怒っても意味がないので、何がまずかったか、次にそうしないためにもう一度確認しましょう。

あとは気分転換です。気分を変えて、次にトライ。

どういう言葉をかけてあげれば良いか。言葉はどうでも、子どもは親の態度でわかります。

おいしいものを食べさせてあげるだけでも、子どもは元気になります。その言葉を気にしない。

気にするから、かえってぎこちなくなるのです。

親が応援する、その気持ちを持っていればどんな言葉も子どもにはしっかり伝わるでしょう。


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第7回 高望みの子、現実的な親(田中貴.com)


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