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これからの親の心構え




中学受験をこれから進めるにあたり、保護者の心構えとして、子どもの成長を見守る立場である以上、子どもがどういう結果になろうと、常に応援しようという気概を持っていなければいけません。

さらに、子どもの成長はまだまだこれからであって、たとえ第一志望に入ってもうまくいかないこともある。逆に失敗の経験を踏まえて、非常に立派な成長を遂げることもあるわけです。

では、後者の場合、どうしてそうなったのか、と言えば、やはり子どもと家族がこの機を活かそうと前向きに考えられたことに尽きるのです。

通うことになった学校は確かに第一志望に比べて見劣りするところがあるかもしれない。しかし、その学校だからこそ得られる教育や考え方もあるはずなのです。

それを見過ごしてしまえば活機にはならない。

だからこの心構えを最初から準備している必要があります。

たとえ中学受験の準備があまりうまくいかないからといって、その子が全部ダメだ、というわけでは当然ない。しかも、まだ彼らの人生は始まったばかりであり、今後大きく成長していくタイミングはあるはずです。

「中学受験で子どもの人生は決まらない。」

繰り返しお話ししていますが、これからお父さん、お母さんは中学になって子どもが進む学校が彼らの成長にとってベストな環境にするのだ、という気概を持ち続けてください。

どの学校に行ってもしっかり応援してあげよう、という気持ちを親がしっかり持つこと。このことで子どもが持つ安心感ははかりしれません。


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波はあるもの

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プリンター

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8月31日の問題






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2学期の計画を早めに立てる




学校が始まったものの、まだ午前中だけだったりすることが多いかもしれません。

しかし、すぐに学校の授業も増えてくるので、早めに1週間の生活のリズムをつかむ必要がある。しかし、夏休みのようには時間がとれないので、やる内容を決めて、計画的に勉強を進めていかなければなりません。

例えば過去問もしっかりやる学校と、そうでない学校に分ける必要があるかもしれない。

知識の暗記も、すでに覚えているものとそうでないものとに分けて、効率良く進めていかなければなりません。

秋が深まるにつれて、学校行事が増えて、さらに時間がとれなくなったりするので、早めに計画を立てて、勉強のペースをつかんでください。

夏休みはがんばったのに、9月は全然ねえ、ということは割と良く起こることですから。


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出題傾向を見直す

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5年の秋はやることを絞る

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できない問題をできるようにする







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模擬試験は合格可能性よりも問題用紙と答案

これから模擬試験をたくさん受けることになると思いますが、どうしても気になるのが合格可能性や偏差値でしょう。

しかし、本当に大事なのは問題用紙と答案です。特に算数はそこが大事。

問題用紙は、見過ごされがちなのですが、子どもたちが試験中に問題を解いているのは問題用紙。

最近の入試ではふんだんに空白を設けてくれている学校が多くなったので、解くスペースに困ることはなくなりました。当然模擬試験でも比較的ゆったりと解くところがあるでしょう。

そこに何を書いているか、が問題なのです。

ちょこちょこっと筆算。あと数字が少し、では当然、見直しができません。つまり式ができていないといけない。

式を書くのは記述式ばかりではないのです。ただ解答だけを書き込む場合でも式は必要です。どう解いたのか、その場で見直すことができるから。

その場での見直しが実は非常に大事なのです。

成績の良い子どもたちもミスをします。ただ、彼らはそのミスを試験時間中に修正することができる。そのコツは解いているときの、確認です。

実際に解きながら、問題文を確認し、自分の式を確認し、自分の筆算を確認すればまずミスは起きない。

ああ、ここを間違えている、と見つけられるから、答えがすっきりするのです。

そういうことを改善せずに、ただ模擬試験を受けても成績は上がりません。まずはしっかりどう答えるのかを練習してみましょう。





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容積に関する問題

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学校別演習クラス

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8月29日の問題






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家で勉強する子

2人目、3人目の受験となってくると、本番入試に向けてだいたいの流れがお父さん、お母さんもわかってくる。

結局本人ががんばってやらないと力はつかないし、過去問を中心とした問題演習と、知識の暗記、そしてわからない分野の復習ということに勉強が集約されるから、それだけでもやることはたくさんある。

したがって塾を増やさずとも良い、と考えるご家庭は多いと思います。

特に体力のない子は、日曜日午前中から模擬試験を受けて、午後や夕方まで授業、というのはなかなかつらい。

それならば、模擬試験から帰ってきてあとは家でやった方が良い、という場合もあるでしょう。

これからの勉強はそれぞれの子どもに合わせた具体的なメニューを決めて、子どもの体力に合わせていかに効率良く進めるか、ということが大事なのです。土台、小学生ですから、大きくなったとはいえ、まだまだ眠いし、疲れやすい。

2学期になると学校行事も忙しくなるから、受験勉強をする時間を確保するのが大変になるわけで、したがって家で勉強することを優先してもまったくかまいません。

我が子にとって十分な体制を取れば良いのであって、何がなんでも週5日、6日塾に通う必要はないのです。



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地方や海外でがんばる

5年生の教室から
やることをもう一度整理する

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どこを第一志望にするか







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優先順位(3)

なので、まず第一志望、第二志望の過去問をしっかりやることが何よりも最優先の課題です。

その次は「志望校に頻出するが、あまりよくできない問題」をやる、ということになるわけですが、この分類が実は難しかったのです。

何が出るか、は過去問を見ていると何となくわかる気もするが、子どもが何ができて、何ができないか、をはかるのはなかなか難しい。

だから、模擬試験の結果を見て、ある程度当たりをつけ、電話帳の中から類題を探したり、今までのテキストをやり直したりするという方法を採っていたわけですが、やはり相当手間のかかる作業で、子どもだけではどうにもならない。

お父さん、お母さんがそういう問題を切り貼りして、特別な問題集を作ったりされていたわけですが、それを見ていて、もっと簡単な方法はないか、とずっと思っていたわけです。

で、それがようやく実現したのが、フリーダム進学教室の学校別バインダーです。

学校別に入試傾向を登録し、一方で多くの入試問題をデータベース化する。で、それを子どもたちがやっていく段階で、答え合わせをWEBシステムでやってもらうと、子どもが何ができて、何ができないかは明確になる。

答えの入力が大変ではあるものの、どの問題をやればいいかは自ずと明確になる。子ども一人一人に合わせた問題集を作る、というのが学校別バインダーだと思っていただければ良いかと思います。

構想は結構早くからあったのですが、実現までには大分時間がかかりました。まあ、データ検証が結構大変だった部分があるので、仕方がありませんが、それもようやく済んでお盆休みにリリースができました。

なので、これからの学校別対策に活かしていただければと思います。小学生の受験はどうしても体力や時間に限界があるので、とにかく効率を上げる必要がある。

現在フル機能を2週間お試しいただけますので、ぜひ試してください。

フリーダム進学教室
http://freedomsg.net


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覚えることと考えること

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タイムライン

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8月27日の問題







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優先順位(2)

例えば過去問をやっていて、歴史の細かい知識が出ているものの、まだ覚えていない、ということであるならば、それはしっかり覚えるべきでしょう。

しかし、過去細かい知識よりも、資料の読み取りが多い場合は、そちらの方に力を入れる必要があるでしょう。

合格偏差値の高い学校が、常に難しい問題を出すとは限りません。

例えば算数について分析してみると、やさしい問題の出題数の方がむしろ多く、確実に得点をする力を試されている場合は、標準的な問題に集中すべきでしょう。

一方で、大問が4題ぐらいで、記述で答えを書かなければいけない場合は、その練習をしないといけません。

それを練習するのに過去問は便利ですが、しかしそれ以外に、ということになると、それなりに探さなければいけないことになります。

例えば過去のプリントの中から、そういう問題を切り出すことも必要かも知れないし、電話帳の中から他の学校の問題をがんばらないといけないかもしれない。

しかし、子どもたちが自分でその内容を絞り込めるかということになると、それは大変でしょう。だから、誰かが手を貸してあげなければなりません。

で、塾はある学校群についてはそれに対応してくれます。それが学校別特訓でしょう。でも、すべての学校にそれがあるわけではありません。東京・神奈川の場合2月2日の学校を第一志望にする受験生も少なくありませんが、2月2日校の学校別特訓は見たことがない。

だからそういう場合は第一志望ではない学校の学校別特訓に入ったりする。しかし、第一志望ではないから、どうしても今ひとつ力が入らない。実際にやる問題が自分の受験校と傾向が違う場合、それなら違う問題をやりたいと思うでしょう。

またせっかく問題をやって、できなかったら、もう一度やり直してできるようにする必要があります。せっかく時間をかけてやったのだから、その問題はマスターできるに越したことはない。

次の問題に進むよりは、今やった問題が次にしっかりできるか、その理解を確かめるべきです。

そう考えてみると、本来子どもたちがやるべき問題は子どもたちによって違うはずであり、限られた時間はそれに集中するべきなのです。


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大混乱?

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自分で答えを入力できるようになると

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慶應湘南、学校説明会







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優先順位(1)

小学生の受験は、高校受験や大学受験のようにはいきません。

子どもたちの体力は中学生や大学生に比べれば、やはり劣るのでそう長い時間勉強できるわけではない。

しかしながら、いわゆる出題範囲は公立の中学のカリキュラムで言えば中学2年ぐらいまでに及んでいるので、効率良く進めなければいけません。

特にこれからの半年間、子どもたちの気持ちがぐっと受験に集中する分、伸びる時期ではあるので、何をやるか、によって相当力の付き方に差が出てきます。

で、その優先順位は「良く出て、できない問題」に集中するべきです。

中学受験はすべてが独自入試で学校が、それぞれ入試問題を作ります。したがって、その学校が求める人材像に合わせて入試問題ができているから、優先すべき内容がそれぞれ異なる。

だから早めに志望校を決めて、その学校別傾向に合わせて良く出る内容を絞り、それに対する対策を考えていくのが最も効率が良いわけです。

で、それはいったい何かといえば、まず過去問でしょう。

いったい何が出題されるのか、というのは過去問をやることでわかります。だからそれができる、できないの前にどんな問題が出るのかを研究する必要があるわけです。

これは時間を計らずに過去問をすべてやり尽くすことで、理解が進みます。夏休みにできれば、第一志望、第二志望の過去問は一度やり尽くし、何が出るのかを把握する。

何が出るか、がわかればそこから、さらにどんな力をつけるのか、が自ずと決まってきます。


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分からない問題をどうするか

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学校別バインダー

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8月25日の問題







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不便な子の方が勉強する真理

塾も個別指導も簡単に行ける地域の子どもたちがいます。

一方で地方でなかなか中学受験の対策ができないが、やがて転勤があるので準備をしなければいけない子どもたちがいます。

そういう子どもたちは通うべき塾がなかったりする。だから、家で通信教育を使って勉強したり、自分でテキストを読んだりしている。

そういう子どもたちがフリーダムにも多いのですが、そういう子どもたちと夏休みの間に会ってみると、よほどやる気が感じられる。

ひとつにはやらされることにくたびれていない。

むしろもっとわかりたい、もっとできるようになりたい、と思う面があるから、割としっかり勉強するところがあるのです。

やはり与えすぎると自分で取らなくなる。不便だと本人だけでなく、家庭も工夫するから案外良い受験準備ができているところがあるものです。

よくお話しすることですが、してあげることが多いと自分でやらなくなる。与えすぎると自分で取ろうとしなくなる。

多少不便な方が子どもにとっては良いかもしれません。


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口うるさい親が失敗する理由

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習いごとやスポーツのメリット

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総合的な判断







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最初に戻れ

この時期になって、どうも自信が持てない分野があるとしましょう。

例えば理科の水溶液がよくわからない。

あるいは、角度の求め方がいまひとつピンとこない。

時計算は苦手だ、などなど。

そういう場合、中途半端に問題をやらずに、まずは最初に戻るべきです。

よくわからない問題をよくわからないまま繰り返すよりは、一番最初にもどって一番の基本問題からやり直すのが早い。

随分前に習ったところなので、案外勘違いをしたままになっているところがあるかもしれないし、ちゃんと公式が覚えられていないのかもしれない。

え、そこまで戻るの?などと考えず、一番最初に戻るべきです。

解決はその方が絶対速いですから。


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秋の学習

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難しい問題に時間をかける

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受験勉強に終わりはない

受験勉強はきりがありません。

やろうと思えばいくらでもやれる。手に入れようと思えば過去の問題はいくらでも手に入るだろうし、覚える知識もたくさんある。覚えたそばから忘れるというのもあるから、本当にやることはいくらでもあるわけです。

一方で、当然のことながら準備ができる時間には限りがある。入試の日が締め切りです。

だから、有限な時間の中で、最も必要だと思われる勉強から順にやっていって、それでできるところまでやればいいのです。

例えば過去問にしても同じです。

普通6校ぐらい受験するとなると、過去10年分4教科を2回やるだけで、480科目もあるわけで、そんなに終わらない。だから、ある学校については1~2年やっておしまい、という場合だって当然あるわけです。

もちろんそういう学校は安全校であることは多いわけですが、しかし、そういう優先順位がつくのは当たり前の話。

そういう優先順位をどうつけるか、というのがこれからの問題であって、全部やらなければいけない、などと思わないことが大事です。

できるだけやればいい、という意識でむしろひとつひとつをていねいに勉強してほしいと思います。


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速さに関する問題

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解法を覚える

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