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組み分けテストの準備をしない

組み分けテストのために、やはり細かいことを覚えたり、練習問題をやり直したり、ということが多いだろうと思います。

しかし、組み分けテストはそれまでのカリキュラムの総集編であるわけだから、本当は何も準備しないで、素の力を試したいところではあるのです。

ただ、席順も決まるし、先生の顔ぶれも変わるから、どうしても点数を取りたい、と力が入ってしまう。でも、結果として、詰め込んだその後はまた忘れてしまう、ということが多いもの。

入試は、何が出るかわかりません。

ところがカリキュラムテストは何が出るか、わかっているから、対策がとりやすい。これがある意味困ることではあるのです。

せっかく毎月テストがあるのなら、何が出るかわからない状態で試験を受けて、その対応力を本当は鍛えたいのです。

実際に秋以降、模擬試験が始まると、突然成績が上がる子がいます。一方で、逆に偏差値が落ちる子どもがいます。

上がる子は、これまでの勉強で力を伸ばし、そして何が出てもいろいろな対応ができる力が育ってきた子であるのに対して、下がった子はやはり付け焼刃的に組み分けの対策をしてきた部分が成績を支えていたともいえるでしょう。

その後、下がった子もいろいろ練習して力を伸ばすことができるわけですが、どうせならばこの時、最初から成績があがった方がイメージがいい。秋にさがって、「あら、大変」みたいにならない方がスムーズに秋の勉強に入っていけるので、私はどちらかといえばこちらの方が右肩上がりで勢いが増すように思えるのです。

確かに組み分けテストは気になることはあるでしょうが、できる限り、自然体で組み分けテストに臨み、何が出ても大丈夫、という力を育てていった方が良いのではないでしょうか。

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これは過保護ではないのか?
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2月28日の問題
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公立一貫と私立受験対策は両立できるか。

近年、公立一貫の人気が高くなってきました。東京も場合は2月3日ですから、国立の受験日と重なりますが、しかし公立一貫の試験はPISA型といって、学力検査的な試験になる。だから受験ではなくて受検になっています。したがって私立中学の入試対策とはおのずと違うところがあるので、公立一貫校だけ受験して後は高校に、と考えられるご家庭が多かったでしょう。

しかし、さすがに倍率がこれまで上がってきて、それなりに勉強しているわけだから、やはりほかの学校も受けさせてみたいと考えられるかもしれません。

で、私立対策と公立一貫対策は全く別のモノのように見えますが、やはり読み解く力、考える力を養うという点では同じ部分ですから、決して別々のものではないのです。

もちろん公立一貫では細かな知識が出題されるわけではありませんが、知識を持っていること自体は決して悪いことではないし、これからの勉強でも役に立つでしょう。ただ、両方をフルスペックで対策するというのは、やはり大変なことです。

そこで私は、新6年生になるまでは私立対策は算数と国語の2教科で進められると良いと思います。これは読むことにも+になるし、算数の問題を解くというのは思考力の発展にも良い影響を与えます。

もちろん近年私立は2教科入試から4教科入試に変ってきていますが、しかし、私はそれがまた元にもどるように感じています。また今でも4教科選抜といいながら、2教科で合格判定をしている学校もあります。つまり、そういう学校を選べば、公立一貫校を受験しつつ、2月1日や2日に私立を受験することもできるのです。

また、6年生になった段階で、やはり4教科の学校を受験したいということになれば、そこから理科社会を考えてもいいでしょう。理科社会はやはり知識の部分が多いので、1年でやるのは確かに大変ではあるものの、合理的な勉強ができれば決して不可能というわけではありません。

ただ、それもどこを受けるか決める段階で明確になればいいので、最初から4教科フルに勉強する必要はないのです。

公立一貫校の受験生はチャンスが1回だけなので、どうしてもプレッシャーがかかる。私立も悪くない、ということであれば合格してから一貫校を受験できるというメリットもあるので、考えても良い方法だと思います。・

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算数の出題形式
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どこを狙うのか
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サンデーショック

2015年2月1日は日曜日なので、来年度はサンデーショックの年ということになります。

サンデーショックというのは、キリスト教では日曜日は安息日なので、キリスト教系の学校で2月1日に入試を行っていたものが2日に移動するなど、入試日程が大きく変わることをいいます。

代表的な例としては女子学院などの2月1日校が2月2日に入試を行うことになり、例えば桜蔭と女子学院が重複して受験できることになります。だからこの年の御三家合格実績は当然各塾ともふくらむことになるわけですが、例年、それを受けて他の学校も日程を見直すことが多いのです。

2015年の入試日程について、すでに発表を始めたところもありますが、まあ、ようやく入試が終わったところなので、これから少しずつ検討された結果が発表されてくるでしょう。

先日お話をした通り、受験率の減少がまだ止まっていない状況では、やはり早めに入試手続きをしてもらうように合格確定を前倒ししたい意向が働きます。

したがって2日にキリスト教系の学校がずれ込むならば、逆に1日に入試を移動させる、ということも考え得るわけで、今年は入試日程が大きく動くでしょう。

例年の流れと少し違いますので、キリスト教系の学校でなくとも、ホームページ等を注意してご覧いただければと思います。

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第124回 中学受験は親の手間がかかるもの
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2月26日の問題
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算数がきらいな子(2)

算数をすべて1から考えるということは、当然時間がかかります。したがって、いろいろな公式を使ったり、解き方を覚えておいてそれを利用する、ということになります。

例えば円の面積の公式、円すいの側面積の公式、内項の積と外項の積、いろいろと覚えることがあるので、それを覚えていかなければいけません。

しかし、算数は覚えるものではないというのもまた、真理です。

こういう公式や解き方を使って問題は解くものだから、公式通りの問題はほとんどない。いろいろ組み合わせて使えなければいけない。

つまり、覚えなけばいけないが、覚えただけではだめ、ということになるわけです。

で、最初の壁は覚えないこと。

覚えるものではない、とつい思ってしまうから覚えない。しかし、逆に覚えなければいけないとわかれば覚えること自体はそれほど難しいことではない。

しかし、覚えたからと言ってその通りの問題は基本例題しかないから、それだけでは解けない。

せっかく覚えたのに、社会や理科のように使えない。問題が解けない。

じゃあ、やっぱり覚えても仕方がないじゃあないか、とついこうなってしまう。

これが2つめの壁です。

1つめの壁は割と簡単に越えられるが2つめの壁をうまく乗り越えられない。だって苦労して覚えたんだから、解けないとおもしろくはないわけですが、どこで使うかを考えないといけないから、当然のことながら覚えただけでは解けない。

解けないからおもしろくない、おもしろくないから、きらいになる、という流れになるわけです。

したがってマスターするまでには2段階あるわけですが、普通に過ぎる子も当然います。覚えて、利用する、ただそれだけのことでしょ?

そう、でも、できる人はできない人がなぜできないか、わからないものです。

だから分けて考えてみる必要ある。

いったいどこで詰まっているのか。

四則計算なのか、公式や解き方を覚えていないからか、あるいはそれを使えないからか。

原因が1つではない可能性もあるわけで、それを丹念に詰めていかないとできるようにはならない。

よく話をすることですが、

分数の割り算は分母と分子をひっくり返してかけなさい、と教わる。

なぜ?

ここをこだわる子は先に進めない。

「ほらほら、さっさとやって」
と言われたってわかっていないから、気持ちが悪い。

むしろこういう子の方が論理的なのです。ただ「こうやるんだ」を鵜呑みにする子は実はわかっていなかったりするものです。

だから、できない、ということには原因がある。そこを丹念に見つけていければ、算数は逆におもしろくなる。

だって、できるようになるから。

最近はその時間的余裕がなくなっているから、差が広がる傾向が強くなってきました。だから、あわててはいけない。

そんなに急がなくたって間に合う。先に進むよりも今わからないことをしっかりわかるようにしていければ、算数はおもしろくなります。

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規則性の問題
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慶應中等部 入試日程変更
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算数がきらいな子(1)

算数は、合格者平均と全体の平均のかい離が一番大きくなる科目なので、受験では算数が強い子が有利になりやすい、とされます。したがって、私自身も算数の勉強を中心に組み立てることをお薦めしているわけですが、算数を勉強しなさい、と言ってもなかなかやらない子がいます。

「算数がきらい」

勉強するとなると、社会とか国語とかにすぐ偏ってしまう子。社会の勉強がおもしろくなったり、国語の文章を読むのが好き、という場合ももちろんあるでしょうが、こういう子は明らかにどこかで「算数ができない」と思っているフシがあります。

では、どうして「算数ができない」と思うようになったのか。

原因は四則計算にあることが多いのです。

小学校のころに割と早くから四則計算ができるようになっている子は多くいます。たし算、ひき算、かけ算ぐらいまでは順調だったかもしれない。九九もそんなに苦労しなかった。しかし割り算あたりから怪しくなり始める。そして、塾に行き始めて早くに小数や分数の計算に入ると、充分な練習を経ぬまま塾のカリキュラムが進む。

となりでスラスラと解いている子がいる一方で、自分が解けない、ということがわかるから、その辺から気持ちが前向きでなくなるのです。

実際に塾のカリキュラム進行が早いので、学校とはまったくかみ合わない。したがって小数とか分数の計算の練習を充分に積み重ねないまま進むことになり、だから算数ができない、と思うようになってしまうのです。

じゃあ、計算の練習をやれば、ということになるわけですが、前にもお話した通り、算数の計算問題ぐらい、つまらないものはない。

分数と小数の混合算なんて、5題見るだけでもいやになってしまう。だから進まないのです。

先日、計算問題は1回3題とお話しましたが、この方法はそういう子どもたちを指導していて見つけた方法なのです。

「3題なら何とかなる。」

という気持ちが出てくるらしい。それを毎日やっているうちに、少しずつ自信が出てくる。

「できない」と思ったことが「できる」に変れば子どもたちは前向きになります。

だいたい、最初に計算塾辺りで先に進んでいて、その後進学塾にポンと変わった時、カリキュラムのギャップや進行の速さのギャップでつまづくことは多いのです。こういう基礎の部分はじっくり時間をかけないといけないが、さすがに塾で計算練習をたくさんする時間はないでしょう。

その分家で少しずつ練習を積み重ねることが必要なのです。

さて、そうやってまず計算の壁を突破した子が次にぶつかる壁があります。

それが知識の壁ですが、これについては次回に。

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学校別対策の要諦(1)
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2月24日の問題
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男子校、女子校のメリット

ここ十年ほど、男子校、女子校が共学校に変ってきています。

女子校が共学校に変わるケースが多いのですが、やはり共学校人気というのはあって、特に女の子は共学校を希望するケースが多い。

しかし、男子校、女子校にももちろんメリットがあるのです。

中学生の時期というのは、やはり女子の方の精神年齢が高い。共学校を見ているとやはり女の子が強い、というイメージがあります。その分、女の子に圧倒される男の子という構造はあるわけで、男子校はそれがない分、男の子が幼いなりにいろいろなことをやっていける。

多少なりともこの頃の男の子というのは、いろいろなことをやってみたい、と思うのだが、それが女の子の「ばかみたい」に圧倒されて、シュンとなる部分はあるのです。それが男子校にはない分、のびのびしているというところはある。

一方女子校は男子がいない分、何でもかんでも女の子がやる、という世界ですから、型にはまらない。

例えば文化祭なんかで大工仕事は男子が、みたいなところはあるわけですが、女子校には男子がいないから、それも女子がやらないといけない。

つまり「女の子だから」的な発想はまったく働かなくなる。これは女の子の秘めた才能や能力を引き出してくるところがあります。

共学は高校になるにつれて色恋沙汰が多くなってくるが、まあ、男子校、女子校の場合はそれが校内には持ち込まれない分、のんびりとした空気が流れるところはある。

大学に入れば当然、またそういう嵐にさいなまれるところはあるのだろうが、しかし、少なくとも中高6年間、静かな流れの中で生活できるというのは、見方によってはメリットがあります。

絶対に共学がいい、という子が多くなりましたが、男子校、女子校にもいいところはあるのです。

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図形は、まず図を写してみる。
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建物と文化に関する問題
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復習ノートを作る

最近の塾では実にたくさんのプリントをくれます。

授業中に使わなかった問題もたくさんあり、さて、これをどうしたものか、と思われるだろうと思うのですが、全部やることはまず無理だろうと思います。

じゃあ、なぜくれるのか?と言えば、全員に同じものを渡すという前提があるからです。基礎が必要な子どもたちには基礎の問題が必要だし、ある程度できているなら応用問題を渡す必要がある。しかし、上のクラスに基礎はいらないか、といえばそうでもないし、また基礎ができるようになったら応用もやれるかもしれない。(あくまで可能性の話ではありますが。)

したがって、全部渡す。

でもね、全部渡されるとやらなきゃいけない、と思うわけです。

だから先生たちは一生懸命、「全部やらなくてもいいですからね。」と念を押しています。

で、したがってもらった問題から何をやるか、ということは選ばないといけない。これに一番良いのははさみです。

もらったプリントを切り刻む。そして、それをノートに貼っていくのです。

もちろん裏にも問題があるかもしれないから、本当はスキャナーで取って、必要なものだけ編集するという方法もあります。スキャナーは今後、過去問の解答用紙を作ったりするのに大変便利ですし、プリンターといっしょになっている製品もあるから、ぜひ1台用意をしておかれると良いでしょう。

そして、必要なものだけをノートに貼って、今週やるのはこれだけ、と決めてしまうことです。

たくさんのプリントを目の前に置かれれば、「あー、やってないなあ」という感じになってしまう。

しかし、最初からできないのだから、もうそこは割り切って、どんどん切り取って、必要なものだけにしてしまいましょう。

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中和の問題
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2月22日の問題
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語彙を増やす

中学入試の国語の読解問題と、公立高校の国語の読解の問題を比べると、実はそんなに違いはありません。

やはり、公立高校はやさしいのね?

いえ、違います。小学生用の文章というのが、実は大変に少ない。

物語文はまだ選択肢があります。しかし、説明文とか論説文になるとこの数はかなり減ってしまう。勢い、高校入試と同じような文章を採録して問題を作ることになるのです。

で、問題はこのレベルの文章を読み解くのに、子どもたちの語彙が基本的には不足すること。

もし読書をしなければ、子どもたちの語彙は基本的に耳から入ることばで構成されていきます。つまり、親とか子どもたちどうしの会話から語彙が増えていく。だからいわゆるギャル語は同世代の中で広がっていくもので、その範疇だけで会話をしている限り、あまり語彙は増えていかない。

だから読解練習が必要だし、読書も大事なわけですが、ただ、読んだって、実は語彙は増えていかない。もちろん語彙に触れる機会は増えるのですが、正しい意味を理解しないまま、何となく意味を覚えていく。例えば「気が置けない」は、何となく悪い意味にとりやすい。「用心しないといけないような相手」という意味に捉えてしまいがちですが、本当はその逆なのです。というように間違って覚えてしまいやすい。

じゃあ、辞書を引くかと言えば、国語辞書はあまり便利にできていない。これは良くお話をすることですが、Aという言葉を調べるとBと出て、Bを調べるとAと出るようなことが起こるから解決しない。しかも今、国語辞書をせっせと引くような余裕を子どもたちは与えられていないでしょう。どんどんやらないと宿題が終わらない。

で、お父さん、お母さんにここは手伝ってほしいといつもお願いをしています。

つまり、横で一緒に本文を読んで、これは知らないだろう、と思うことばはどんどん教えていく。

辞書を引きなさい、なんて言わない。もう片っ端から教えていく。そうやって、大人と会話することが大事なのです。

なぜか?

子どもは耳から語彙を増やすからです。これはギャル語と同じ構造。耳から聞き、その音を聞いて、またそれを使うことによって語彙が増える。

「これはこういう意味だよ」
という会話はそれ自体が子どもたちの記憶に残る一番の方法であるからです。

お父さん、お母さんはお忙しいと思うのですが、ぜひ国語の読解の時は一緒に勉強してあげてください。

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どうも、変だ
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まずは興味を持たせる
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受験率


森上先生の最終結果が出て、やはり今年の2月1日の受験率は12.1%ということになったようです。

平成26年度私立中学受験状況(森上教育研究所)

このグラフで見ると、受験率は2001年のレベルになった。2001年というのは、今から13年前。つまり、週休5日制が始まったころ。ゆとり教育が始まったころに戻った、ということなのです。

ここから公教育に対する信頼度が少しずつ揺らぎ始め、中学受験が過熱化し始めたわけですが、公立一貫校がスタートし、公立高校も大学受験の実績を伸ばしているから、そういう意味では平常に戻ったということでしょう。

つまり、公教育で行こうというご家庭が増えれば、必然、受験率は下がる。私立に行かせるのには当然お金がかかるわけで、それが大変でも公教育があまり良くないということであれば、受験率は上がるのでしょうが、公教育に対する信頼が取り戻されれば、必然、元に戻ることになるわけでしょう。

かつ、最近は中学受験の過熱感というよりは、塾間の囲い込み競争が厳しくて、塾には早い段階から通塾させたいという思惑が働いています。が、それはやはり子どもたちにとっては負担が大きい分、「別に今ではなくてもいいのでは?」とご家庭が考えても不思議ではない。

この辺が受験率低下の原因でしょう。

私立の学校の方にも相当な危機感があるようです。公教育が良くなれば、高いお金を出して私立に行かせる必要はなくなるわけで、そこはやはりもっと工夫をしないといけない、と考えている。

そこに工夫や改革がなければ、この先、さらに受験率が低下する可能性があることは間違いないかもしれません。

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通塾回数
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2月20日の問題
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すぐ始める

塾のない日。

やはり友達と遊んだり、あるいは習い事があったりで、なかなか受験勉強がスタートできないことが多いかもしれません。

もちろん、受験勉強一色にするべき時間はやはりある程度短い方が良いので、他の習い事などに時間を充ててかまいません。ただ、その日、そういう予定がなくても塾がないとついだらだらしてしまう場合があります。

家での勉強時間を確保するコツは、学校から帰ったらすぐ始める、です。

つい、だらだらとして、おやつを食べたり、ちょっとテレビ、あるいはゲーム。

といっているうちに30分、40分と経ってきて、そうなるとなかなか踏ん切りがつかない。

で、まあ、ご飯を食べてからでもいいや、ということになってしまいがちです。実際に夜遅くまでやればいいや、と思うから、すぐ始められない部分があるでしょう。

しかし、ご飯食べてしまうとやはりどうしても眠くなるものなのです。

だから、結局あまり進まないまま終わってしまう、ということになりがちです。

とにかくまず勉強する。1時間ぐらいやれば、それなりに、進みますから、そこから休んでおやつを食べたとしても、戻りやすい部分があるのです。

ということで、できれば夕食前に2時間勉強したい。

そうやってなるべく勉強を早めに切り上げ、早寝しましょう!

中学受験、合格して失敗する子、不合格でも成功する子
クリエーター情報なし
株式会社 邦学館


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第123回 学校を調べる
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