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朝日小学生新聞

4月1日から2年ぶりで朝日小学生新聞に連載をすることになりました。
「ゴリラ先生のレッツ合格」という子供向けのものですが、機会がありましたら、ぜひご覧ください。
毎週火曜日に掲載するそうです。

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果敢なる闘士たれ、そして潔き敗者たれ

先日、ある学校の卒業式で、来賓の方がこのことばを卒業生に贈っておられました。この原典は小泉信三さんで、「練習は不可能を可能にする」など慶應義塾の塾長でありながらまたスポーツにおいて深い造詣のあった方です。

潔き敗者というのは、30%の力で勝ってもあまり意味はない。全力でぶつかってそれで負けてもその方がその人にとっては得るものが多いと話をされていましたが、潔き敗者ということばが耳に残りました。

中学受験というのは、当然合格をめざしてがんばるわけですが、実際の入試は落ちる子の方が多い。したがって昨今は多少安全に受験していこうという傾向が見られるようです。ただ、子供たちにとっては、最初に自分の力で突破しなければならないものですから、ここでの姿勢というのは、子供の今後に大きな影響を残します。

その意味で、志を高く持つということは重要なことのように思います。もちろん、安全校があっていいのですが、やはりこの学校を狙おうという意思が必要なのではないでしょうか。

「落ちたら」かわいそうというのではなく、負けて得るものも大きいと考えるのも必要なことだと思います。
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難しい問題はいらない?

塾のテキストやカリキュラムというのは、入試に対応するということがひとつの命題です。ですから、新しい傾向の問題が出たり、新たな分野として切り分けたりする必要が出てくるので、数年に1回カリキュラムを変更します。毎年、少しずつ変えるところもありますが、しかし減らすことがあまりない。

したがってどんどん増えるという傾向にあるのです。

だから5年前、10年前と比べてみると、ずいぶん増えていることになります。

で、問題はそれを全部できる子がどのくらいいるのか?とそれがどの学校にも必要なのか?という点。

もちろんそうではないわけで、したがって第一志望を決めることである程度、やるべきことがしぼられてきます。

勉強を効率的に進めるには、第一志望を決めることが一番です。ところが多くは、成績がある程度出てから決めることが多いのです。しかし、やはり目的があるから、勉強もがんばるというのが普通ですから、子どもの力を引き出すという意味でも第一志望を早めに決めることは大事なことです。

第一志望が決まると、学校によって難しい問題は必要なくなります。
土台、中学受験の範囲は小5から中2まで約4年分に広がっていますから、いかに効率的にやるかを考えていかないと、自信を失ってしまうでしょう。

何が必要な勉強なのか、しっかり見極めないと、思わぬ遠回りをしてしまいますから要注意です。

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2008年中学入試を振り返って

だいたい大手塾の今年の総括がまとまったようです。いくつか手元に資料がありますが、毎年利用している四谷大塚のデータを見てみましょう。

とはいっても、昨年に比べてだいぶフォーマットが変わっているようですが。

平成20年の受験者は52500人。募集定員41932人、まあ42000人。

私の感覚からいうと受験者数はもう少し少ない予定だったのですが、ほぼ横ばいという感じのようでした。昨年は52000人というまとめだったので、まあ、あまり変わらなかったと思います。

出願総数は昨年が316000人、今年が309500人。これは減少していますから、一人当たりの出願数が減少したということが言えそうです。

みなさんが割と慎重に受験校を検討し、受験する学校をある程度絞ったということでしょうが、しかし6.08校→5.90校という話になると、まあ、これもそんなに変わっているわけではないでしょうか。

ただ傾向として2月1日を割と確実な線で選び、後半の日程でチャレンジする層が増えてきているようです。

2月1日はどちらかといえば、第一志望がくる生徒が多いはずなのですが、実際に今年は多くの学校で昨年よりも減少しています。むしろ堅実に1日を選んだということでしょうか。それでも倍率は3倍~4倍程度ですから、難しさはそう変わらないという印象を受けます。

僅差の勝負という点では今年も同じということでしょうが、中学受験がより実質的になってきたということはいえそうです。

ただ、今後は公立中学、公立高校の流れも変わってくるでしょう。今までは、「公立は不安」という一点だったと思いますが、公立中学選択制度も進んでいますし、公立高校も少しずつではありますが大学受験の実績を伸ばしつつあります。

何が何でも中学受験、というわけではありませんから、お子さんの状況に合わせて進んでいってほしいと思います。


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