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ひっかけ問題

最近の入試問題を見ていて、ちょっと気になることがあります。

例えば、ばねの問題で、ばねののびについての情報をグラフで与えている。例えば10gで2cmのびる、とかそういうグラフを出しておいて、実際の問題ではそのばねより1.5倍のびるばね、を使っていたりするのです。

あるいは良く一行問題で見る問題を、表現をちょっと変えてある。例えば

A君が3歩歩く間に、B君は4歩歩く。A君が4歩で行く距離をB君は5歩で行く。つまり最初の条件が動きの比、次の条件が歩幅の比を表しているのでA君とB君の速さの比は3×5:4×4=15:16となるわけですが、

A君が3分歩く距離を、B君は4分で歩き、A君が4歩で行く距離を、B君は5歩で行く。と書いてあったりする。

最初の条件でもう速さの比は4:3と出ているのですが、パターンをうのみにしてしまって、上と同じようにかけたりしているわけで、ここでミスが出る。

こういうのは、やはり意地が悪い?

多分、こういう発想だと思うのです。塾で習ってきたパターン問題。丸覚えしているのだとすれば、問題の本質をつかむ力がない。本当に問題を読む力があるのかを試そう。

しかし、まあ、コロッと間違える子が出るでしょう。

こういうミスはたくさんの問題を早く処理しようとする中で起こりうることです。ゆっくり読んでいれば、なんてことはないはずだが、パーっと読むから、間違えるのです。

大事なことは、問題の本質をとらえることなのですが、解ける、解けないが気になるから、「あ、知ってる」と思うとそこに油断が生じて間違えることになる。

これからは得点が気になるのだから、こういう「ひっかけ」にも十分注意していかないといけない。

たくさん問題をやればいい、ということではありません。むしろ慎重に、ていねいに解く練習をしてください。

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