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志望校が決まらない子


本来は、もう第一志望は決まっていないと、過去問とか全然間に合わないわけですが、迷ってしまううち、家族も本人も決められなくなっている場合があります。

成績で決めようと思うと、全く合格圏に届いていないので、さらに混迷を深めてしまい、今更新たな学校を探すのか?という感じになっているのかもしれません。

迷いの原因は、なるべく合格しそうな学校を選ぼうと思うものの、そのラインで選ぶと納得いかない。しかし、あまりにかけはなれても仕方がないと思うからです。

だから、第一志望と他の受験校を分けて考えてしまえば良いのです。

第一志望は、もし合格すればそれはかなりうれしいが、冷静に考えるとちょっと難しいレベルであっても良いのです。

そこを目指して自力がつけば良いわけで、残念であったとしても、それなりにがんばったから結構満足のいく合格校がでてくるものなのです。

あまりに安全なことを考えていくと、案外力がつかなかったりするので、多少は高望みをするべきだと考えてください。



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プレッシャー

試験が近づくにつれて、子どもたちには精神的なプレッシャーがかかります。

「落ちたらどうしよう」ということが漠然と頭の中をよぎり、突然不安に襲われる。受験する子が多い小学校だと、「ボクだけ落ちたらどうしよう」というのもある。何かみんなに白い目で見られるような圧迫感が出てくるかもしれません。

しかし、この感情は「落ちたら恥ずかしい」ということによるところが大きい。

本来は常に勝てるわけでもないし、勝てる相手だけを選んでいるわけでもないので、落ちても決して恥ずかしいことではない。

悔しい事ではあるかもしれないが、負けるときは堂々と負ければ良いのです。

ここをしっかり教えておく必要がある。

別に残念だったときの言葉なんか考えなくてもいいのです。悔しくて泣くのは当たり前の話。

ただ、次は何とかする、というような気持ちが起こってくればいいわけです。

プレッシャーを防ぐためにはその心構えをしっかりしておく必要があるので、様子を見ながら適宜教えてあげると良いでしょう。

 

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試験後の感想

模擬試験が終わって、子どもたちの感想を聞いてみると、「できた」という子が案外多いものです。

しかし、ふたを開けてみると、そうでもない。

まあ、「できた」と思いたい気持ちはわかるが、やはり自分の結果が正確につかめていない、ということになると出来は悪いのです。

でも、逆のパターンもあります。

つまり、終わって「できなかった」という場合。

これは間違いなくできていないことが多いが、それでもたまに良い点が取れている子がいる。

これもやはりだめです。正確に状況がつかめていないのもさることながら、気持ちがネガティブに傾いているのがいけない。

こういう子はもしかすると自分で手応えはあったのかもしれないが、そういうことを言って違っていると恥ずかしいから、そう言わないのかもしれませんが・・・。

やはり一番当てにならないのは「できた」を多発する子。

まあ、幼いから、というのはありますが、もう少し冷静に自分を見つめてもらいたいものだ、と思ったりするのですが、しかし、それで思い詰められても困るから、まあ、いいか・・・。


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不得意な教科

ここまで来て、模擬試験のデータを見ている、どうしても上がらない科目がある場合があります。

それが算数であるかもしれないし、社会であるかもしれないが、他の科目に比べて明らかに悪い。

ただm、こういう子どもたちにはひとつ、大きな欠点があります。

それは「思い込み」。

自分は社会はできないと思い込んでしまう。算数が不得意だと思い込んでしまっているから、なかなか努力が続かない。

そういう場合は小さな目標を作ることです。

いろいろなことをやらせようと思っても、なかなかできないから、目標を小分けにします。

社会が嫌いでなかなか覚えられないのであれば、暗記テキストを細かく分けて、目標もまずは7割ぐらいから始める。そして少しずつできるようになったら、目標をあげていく。

算数がなかなか、という場合は、その中で何が不得意なのかを洗い出し、少なくとも基本的な問題だけはクリアできるようにする。

もはや全部が全部手を出すことはできないし、全部の問題を解決できないかもしれない。しかし、それは気にしない。入試までその準備を続けて、できるところまでやればいいのです。

ただ、決して諦めてはいけない。どうせ国語はできないから、と思ってしまうとできそうな問題まで棚に上げてしまう可能性がある。

実際には結構できる問題も多いのだから、「不得意だ」という意識だけはなるべくなくしてしまうと良いでしょう。


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そこまでやらないといけないの?

今から数年前、大手塾のカリキュラムがすべて早まって、5年生でいったん全てが終わるようになったとき、ある塾の先生がこんなことを言っておられました。

「受験業界は、目的が競争に勝つことだから、回りよりも少しで早い、少しでも多い、というような競争に陥りやすい。しかし、それで大変になるのは子どもたちで、しかもお父さん、お母さんも別に対抗する手段がないとすると、これは本当に困ったことですねえ。」

で、そこから数年経って思ったとおり、「しんどい思いをする子どもたち」がたくさん出てきているようです。早くから塾に行き、速いペースで勉強し、いつの間にか自信ややる気を失っている。

確かにそれについてこれる子どもたちもいるでしょう。そしてその子たちを選抜することが塾にとって意味のあることかもしれませんが、しかし、そのために「しんどい思いをする子どもたち」が増えていくのは、決して良いことではない。

これは中学受験が塾中心になることも一つの要因でしょう。あまりに小学校の内容からかけ離れている分、塾で特殊な勉強をしないと入試に合格しない。

ただ小学校の勉強をしただけで、合格できる私立中学はほとんどないに等しいのが現状だからです。

だから、「そこまでやらないといけないの?」という思いがあるものの、塾に通わせている方が多いのではないでしょうか。

一方で、早くからその矛盾に気づいて、親子で勉強を進めていたご家庭もあります。

本当にそれは少数だけれど、経験した方の話を聞くと、家族旅行も行けて、夜遅くまで塾に通うこともなく、割と余裕をもって志望校に合格している事実があるわけです。

その分、確かにお父さん、お母さんが研究して、教材を見つけて、いっしょに勉強はしているわけですが、でもそれでもやれていることは事実だから、つまり、そういう道はあるということなのです。

そういう道筋のひとつとして、フリーダムを始めたので、これでも十分やれる、と思っていただけるようにしたいと思っています。


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あの子が合格して僕が落ちたら・・・

この時期になると、隠れ中学受験族が現れてきます。

今まで、中学受験はしない、と思われていた子が、実は塾に行っていた、とか。

そしてまたたまたま「自分が受ける学校と同じ学校を受ける」というような話になってくると「あの子が合格して僕が落ちたら・・・」という思いが頭をもたげてくる。

そういう時はさわやかに「おめでとう」と言ってあげればいい、などという気持ちにはならない。

だから、プレッシャーがかかるのです。隠れ受験族ではなくとも、ここにきて受験する学校が分かってきて、またいろいろ心が乱れる・・・。

でも、受験というのはただ自分の出来だけで決まるので、試験ができなければ合格しない、というだけです。

で、そういうこともあるだろうが、だから何?という感じでよいのです。

失敗することもあるだろう。負けることもあるだろう。またそこから次の挑戦をすればいいだけの話です。

ところがまだ小学生だから心千々に乱れて、集中できないこともあるようです。

良く様子を見ていて、もしかしてそうかな、と思ったら、しっかりコミュニケーションをとっておきましょう。


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量と質

過去問の練習はまず「質」が大事です。

問題をよく読んで、ていねいに解き、答え合わせを確実にやって、わからない問題をもう一度解き直す。

2回目の答え合わせも確実にやって、それでもわからなければ解説を読む。

納得できれば答えをもう一度出す。答えを読んでわかった気になっているだけで、実際にもう一度書いてみると???と思うところが出てくる。それが曖昧な点だから、そこはしっかり正す。

ほら、相当な時間がかかります。

でもそこまでやると、ミスの原因もわかり、何を覚えなければいけないかもはっきり見えてくるわけで、いい加減にたくさんやるよりは、いいわけです。

ただ、そういうやり方で勉強するという前提のもとで、さらに経験を増やすことは当然プラスになる。だからできるだけ量をやった方が良い、ということもその通り。

ていねいにやれば、数が少なくてもいい、というのは誤解を招くかもしれない。もちろん、できるだけやった方が良いのです。

ただ、ていねいにやらないよりはていねいにやった方が良い。

これはそういう勉強の習慣をつけた子の方が正解率が高くなるからです。

これもよくお話しすることですが、得点というのは着手率×正解率で決まります。

で、子どもたちはどちらかといえば着手率の方に目が行きがちですが、合格する子どもたちは「正解率」が高い子なのです。だからていねいにやらないといけない。

その上で、勉強できる時間があるのであれば、これから入試まで少しでも多く経験はした方が良い。ただ、ていねいに勉強しないと、正解率を高める勉強にはならないから、そこを気をつけてください。



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本気を出さない子

6年生のこの時期になっても、まだエンジンがかからない子がいます。

その原因はいくつか考えられる。

1つは怠惰な生活習慣が身についてしまっている。学校から帰ってきたら、まずゲーム、あるいはテレビやマンガ。で、そうやっているうちにだんだん勉強する気がなくなってくるというパターン。

2番目は自信がない子。自信がないなら勉強すればいい、と思いがちですが、そうではない。そんなに勉強して、もしできなかったらもう自分としてはどうしようもなくなる。だから、やらない。

2番目はそう多くないと思われるかもしれませんが、結構います。それだけ頭が回っているので、実は本当を言えばやればいいわけですが・・・。

しかし、そういう子は落ちること、負けることは恥ずかしいことだと思い込んでいるフシがある。

これはお父さん、お母さんの中にもそういう感覚があるようです。

でも中学受験は勝負事ですから、当然負けもある。

それを恥ずかしいとかみっともない、というような感覚でとらえてしまうと、失敗すること自体が恐くなる。でも失敗はするだろうから、では先に理由を作っておこう、ということになって、だから本気を出さないわけです。

こういう子はやはり、その根本で落ちることに対する恐怖感があるから、そこを解決しないと動きません。

よく試験が終わってから、合格できなかった時にものすごい喪失感を感じるお父さん、お母さんがおられますが、これもやはり心理的な原因は同じです。

別に不合格でも、その後立派に成長している子どもたちはたくさんいるわけで、やはり心構えを変えておかないといけないでしょう。


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なぜ言うことを聞かない?


子どもたちは小さい時は、一人で生きていけるとは思っていません。(今も思っていないでしょうが)

だから、お父さん、お母さんに守ってもらいたいと思うので、逆にまあ、それなりに言うことを聞いている、と思うのです。

しかし、少しずつ大きくなって、自分でも何かできるような気がしてくる。

そうすると、「~しなさい」と言われることに腹が立つ。

いや、これは小さいときと同じことを言われていても、すでに感じ方が違っているのです。で、受験勉強というのはいろいろ我慢しなければいけない。

遊びたいのを我慢して勉強しないといけない。友だちからの遊びの誘いを断って塾に行かなければならない。

だから、いろいろ「ああしろ、こうしろ」と言われているので、もう、本当に「頭にきてる」という感じなのです。

それでまあバトルになる。言った方も言われた方もあとから「しまった」と思うのだけれど、まず止まらない。

親も小さい時のことがあるから、「何とかしたい」と思うのですが、実はもう「何ともならない」のです。

ただし、本人が「やろう」と思ってやれば、そんなところにとどまるはずがない。

だから、やはり本人が自分でやろうという気持ちを引き出すしかありません。

でも、ご自分もそういう時があったわけで、そんなとき何と言われたら良かったか、自分はどうしたらやる気になっただろうか、を考えてみてください。

そこにきっと道を開くヒントが見つかると思います。


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一時、田中貴com他サイトがつながりにくい状態になっておりました。ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。
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できる子ができなくなる?

できる子はどんな塾に行っても合格する、というのはまあ、その通りのようにも思うのですが・・・。

しかし、本来できる子ができなくなるケースが最近散見されるように思うのです。

基本的にはやらされすぎ。

もっと本人の能力を引き出す方法はあったはずなのに、「あれもやれ」「これもやれ」ということでやることが一杯になり、本人の意欲がわかない。

意欲が沸かなければ、当然頭に入っていかないところはあるので、勉強しているようでしていない。

自信がないから、テストでうまくできない、というようなことが起こるのです。

本当ならもっとできるはずなのに・・・、という印象をお子さんに持っておられるお父さん、お母さんも少なくないのではないかと思います。

それはやはりやり方を考える必要がある。

本来、知らないことを知ることは楽しいことだし、問題を解くこともおもしろいはずなのに、なぜ苦しくなっているのか・・・。

いっしょに考えてあげてください。

子どもたちだけ解決できる問題ではありません。


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