ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅時間は心身共に究極的に静かになる為には連続して1時間は続けた方が良いが

2018-10-13 00:10:55 | 座禅

多くの座禅の会や、お坊さんが修行中の座禅時間は、45分間又は30分間が基本になっているようです、 小休止をしてからまた同じ時間の座禅を繰り返すようです。

私は当初から、真っ暗闇の中で1時間座り続けておりました。 私自身は深呼吸の要領で、はじめに大きく息を吸ってから出来るだけ長く息を吐きながら、吐く息に意識を集中しながら座禅を行なっておりました。

座禅を始めてから45分ほど経過すると、それなりに心身が静かな状態になってきます。 その静かな状態を暫くの間、保ちながら座禅を続けることが大切なのです。

せっかく静かな状態になって45分間で終了し、小休止したとしても、またゼロからのスタートになってしまうのです。 座禅時間は最低でも1時間は、継続して続けた方が良いのです。 更にもっと時間を継続して行うのは理想的ですが、疲れを感じたら直ぐに止めることも必要です。

お経を30分詠んでから、その後 座禅を30分 毎日続けていた友人に、上記の話をさせてもらったら、何とも云えぬ心境になられたと、報告がありました。


イメージしながら長く吐く呼吸を行う から無心無欲を探求して

2018-10-12 03:43:09 | 座禅

私は20数年前に大学の級友の呼びかけで、生まれて初めて胡座を組んで静かに1時間過ごしました。 その時には何も分からないままに、無我夢中で深呼吸の要領で大きく息を吸ってから、出来るだけ長く吐く呼吸を行いながら、静功−静かな気功を行ったのです。

たった1時間 静かに過ごしただけなのに、体に微妙な変化があり、それ以来 毎晩 半身浴で入浴した後に、隣室で家族がテレビを観ていて、その音が漏れ聴こえる部屋を真っ暗にして、胡座を組んで1時間 呼吸法を伴いながら過ごしたのです。

当初は気功の本を読んで、人工衛星から地球を眺め、その後段々と離れて行き、最後は殆ど地球は点でしか見えない−広大な宇宙の中にあって自分の存在が、殆んどゼロに近い無のイメージをしながら、長く吐く呼吸を行いながらの座禅でした。

ここでは静功と座禅は区別致しません。 究極的には同じものではないかと感じているからです。

その他 水平線から上る太陽をイメージして、穏やかな朝日を浴びて気持ち良くなり、次にその光に包まれて更に気持ち良くなり、次に光と一体になって光り輝くとイメージしながら、長く吐く呼吸を行いながら座禅を1時間行いました。

当初は上記のようなイメージをしながら座禅を行なっていたのですが、次第に胎息と云う肺呼吸を伴わない気の呼吸を感得してからは、何も考えない座禅に推移して行きました。

反芻してみると、意念する力が無くなっているのに気がつきました。 これが良いかどうかは分かりませんが。 もしかして加齢化に関係しているのでしょうか。 当初から既に20数年過ぎているのですから。


龍源寺の禅の会には1回 普門庵には7、8回参禅したでしょうか

2018-10-11 01:15:09 | 座禅

我が家で、ひとり座禅 を毎日1時間行って、このような素晴らしい座禅を日常的に行なっている禅宗のお寺はないのか とネットで検索したところ、稲城に普門庵というお寺が、毎日  座禅の会を行っているのを知り、月に1回 日曜日の早朝に参禅しました。

和尚さんは臨済宗の方で、地域にお寺を解放しておられ、また指導者として全国の臨済宗のお寺を回っているようでした。 澄んだ空気の中で広い禅堂で20人前後の方が、座禅を行なっておりました。

ひとりで我が家で行う座禅とは違い、緊張感を持って静かに胡座を組んでの座禅でした。 30分か45分行って小休止して、また座禅を行い和尚さんの講話を聴きます。 その後、お茶を飲みながら座禅に対する疑問点などについて、和尚さんがお話をされておりました。

ネットで龍源寺でも禅の会を長く行っているのを知り、三田まで行って参禅しました。 広いお寺のあちこちの部屋に分かれて座禅を行い、15分ほどの座禅を小休止を入れて2回行い、その後、大きな講堂に移って和尚さんの講話を聴くという禅の会でした。

はじめて間もなく参禅者が好んで、肩を棒で叩かれているのを観て、随分とファッション化しているなあと感じました。 

結局、禅宗のお寺での参禅は、それだけで終わりましたが、改めて我が家で ひとり座禅 を行う自由さを感じました。 自分のスケジュールに合わせて、好きな時間に1時間静かに座れること、毎日 無理なく出来ることが大切であると思ったのです。


地球上の古代の進化と受胎後の進化を重ね合わせて考えてみると

2018-10-10 04:01:01 | 自然

精子と卵子が受胎して、それ以降の進化のスピードは驚くばかりに速さで成長して行きますが、その濃密さとスピード感は、地球上の古代の進化と重なるような気が致します。

長く吐く呼吸に意識を集中しながら1時間の座禅を行なっている時に、ふと浮かぶ雑念として、上記のことを考えたりします。

この世に宇宙が誕生し、私たちが住む地球が誕生したことを想像すると、古代の地球上には生物の素となる原子が存在し、その結合によって分子が創られ、ある種の生命体が出来上がってきたと思われます。

それ以降の地球は長い時間をかけて、現在に地球になって来たと考えられます。 私たちも精子と卵子が出会い受胎しますが、それ以降のこの世に生まれ出るスピードは、濃密さを伴いながら驚くばかりの速さです。

私は受胎因子は過去の地球上の進化を思い出しながら、生長しているような気がするのです。そのような受胎因子に、お父さんとお母さんが胎児に話しかけながら育てることの大切さを、改めて感じるのです。

胎児が濃密さとスピード感のなかで、現在のあらゆるものを取りれ感じながら生長することに、深い意味があるような気がするのですが。


人とお会いして別れる際には 今日は楽しいひと時を有難うございますと挨拶します

2018-10-09 05:56:14 | 文化

私はいつの頃からか分かりませんが、人とお会いして話をして別れる際には、必ず「今日は楽しいひと時を有難うございます」と挨拶をするようになりました。 初めてお会いする方や、何時も会う友人にも同じように挨拶をさせて頂きます。

実際、会話を通してひと時を過ごし、様々な話をさせて頂き、その方がこれまでどのようにして過ごされて来たのかが、会話の内容や話し方から想像出来て、自分とは違った体験を共有出来るような雰囲気があります。

そのこと自体が楽しいのです。

市を通しての木造住宅の耐震事業でお会いした方と、3、4回しかお話をしていないのに、9時の打合せの前にお伺いした時に、ご夫婦で朝食を食べていて、一緒に食べていかないかと誘われて、ご馳走になりました。 その際、今度 家族で網代に行くのでアジを買ってくるので、食べに来て下さいと言われ、再度お伺いしてご馳走になりました。

別な方の場合、耐震の話をしながら、ご主人の菓子職人としての経歴を聞き、会話を楽しみました。 私ははじめに直接的な話をすることはなく、半身浴のことや呼吸法のこと、座禅の話をします。 耐震改修工事が終わってから電話があり、貴方は面白い方だから、お酒を呑みに来てと云われて、お伺いし一緒に会食しながら、会話を楽しみました。

親しくさせてもらっている友人とも、会食しながら会話をたのしみ、同じように別れる際には自然と、今日は楽しいひと時を有難うございましたと挨拶を行います。 実際に楽しく感じるので、自然と言葉で出て来てしまうのですが。


外語大のクラッシックコンサートで場外で弦楽四重奏を聴いて胸が痛くなって

2018-10-08 00:01:11 | 文化

昨日は久しぶりで外語大のコンサートに行き、クラッシック音楽を聴いて来ました。 友人の伊倉雅晴を誘ってホールで情報交換をしていると、時間前の演奏を目の前で聴くことになりました。

ドボルザークの弦楽四重奏曲でした。 私はヴァイオリンの音色が好きで、その音色に胸が熱くなり同時に胸が痛くなりました。 ヴァイオリンの音色だけでなく、時々はっきりと聴こえるヴィオラの音色にも、楽しくなって来ました。

コンサートの曲目は、ブラームスの大学祝典序曲、スメタナの連作交響詩「我が祖国」より「ヴィシェフラド」「モルダウ」、シベリウスの交響曲第1番でした。 清水醍輝さんの指揮による。

何れも何度か聴いた曲目ですが、軽く眼を瞑って聴いていると、ヴァイオリンの音色に自然と胸が痛くなって来ました。 たしょう、管楽器の未熟さもあるものの、私にとっては久しぶりのコンサートでしたので、十分に堪能させて頂きました。

終わってココリヤ多摩の地階にあるフードコーナーで、甘いものを頂きながら伊倉さんと反芻致しました。 楽しいひと時でした。


無我夢中で深夜に3時間 癌病の友人の回復を祈っていたらおでこに目の形をしたところから

2018-10-07 02:27:45 | 天目

前事務所の私の前で仕事をしていた友人−長尾宣子さん(燃えるがごとく癌細胞を焼き尽くす の著者)のガンの病を癒えるように、毎晩3時間、胡座を組んで長く吐く呼吸を行いながら、お祈りをしたことがあります。

たまたま仕事先で顧問をされていた方(元東京都の建築主事をされていた)から、友人の長尾さんがガンになっていると聞いたことから、早速、電話連絡をしました。 我が家からヒマラヤンのメス猫が貰われていて、著書にもジョルジュサンドという名のメス猫が出て来ています。 私にとっては親戚のような気持ちでおりました。

お見舞いに池尻の自宅まで出かけて行って、彼女を見舞いしました。 私は丁度、下腹の臍下丹田が活性化して、心臓のように鼓動を始めたばかりの時期でした。彼女は自分の病に対して治療薬の抗がん剤について、勉強されているようでした。

私は当時、抗がん剤は体の部位で効果的に効く部分が少ないということを、本で読んでおりましたので、ちょっと残念な気持ちになった記憶があります。

それでも彼女に何かして貰いたいことがありますかと訊くと、何度も手術した痕が見えるお腹を開けて、腹部に何かをして下さいと言うので、私自身の力の無さをさておき、手を近づけて病気の回復を暫くの間、願ったのです。

その日の夜から、私は深夜の3時間、彼女が住まう方向に向かって座り、ひたすら長く吐く呼吸を行いながら、病が癒えるように念じたのです。

するとおでこに目の形をしたものが現れ(手塚治虫の三つ目が通るの主人公のように)、その目の形をしたところから、気が出ていくのを感得したのです。 彼女が天に還られたという知らせが届くまで、続けられました。

私は後ほど本で、人には天目というものがあり、特別なことを念じたりすると天目が開くということを知ったのです。 一般的にはおでこの中心部に天目があるような気が致します。

彼女が天に還られて、もう20年が過ぎました。


地球上の生物は酸素が存在しない時代には宇宙の気をエネルギーとして吸っていたのではと感じる

2018-10-06 00:11:29 | 

私は自分自身で肺呼吸を伴わない気の呼吸−胎息を感得した後に、地球上の生物は酸素が存在しなかった時代には、植物、動物も含めて、宇宙に無尽蔵にあると云われている気をエネルギーとして、生きていたのではないかと感じました。

テレビの映像の中で、ソ連で特殊な撮影機で葉っぱの一部が欠けたものを見たことがあります。 欠けた部分に映っていたのは、欠けた部分が存在していた時の気の通る路−私たちの体で云えば、経絡と云われるものでした。

-現存するあらゆる動物にも、経絡が存在すると云われておりますので、肺呼吸で酸素を取り込む呼吸を行うことによって、活動的になったのではないかと想像出来ます。 酸素が存在しない時代には、動きも緩慢で、どちらかと云うと静かにじっとしていたのではないかと思われます。

そんなことを長く吐く呼吸を伴う座禅で、意識が集中している時にふと浮かぶ雑念の時に、考えてみるのです。

 


長く吐く呼吸を伴いながら座禅を行なっていると自然と真実を探求する雰囲気に

2018-10-05 00:44:27 | 逆腹式呼吸

私は理屈から物事を考える方ではなく、先ず体を動かしてみてから考える方です。 父が若い頃に長距離を何時も走っていて、背が余り高くもないのに神戸–明石間のマラソンに、優勝したことがあるというところから、私自身も小学生の頃に不忍池を一周したり、中学生の頃に飛鳥山周辺を一周したり、上中里から赤羽間を往復したりしておりました。

都立北園高校に入学してから始めたバスケットボール部では、正月元旦を除いて毎日のように、体育館でバスケットボールに明け暮れました。 一室に閉じこもって学究に明け暮れるというタイプではなく、兎にも角にも体を動かすことが好きでした。

従って大学の級友から、静かな気功である静功の会の呼びかけがあった時も、週1回で3時間の参加料が32000円の高さもあり躊躇しましたが、当時、胸に違和感を感じて知人の看護婦の方に、何処の病院で診てもらったら良いかなどを訊いていたこともあり、清水の舞台から飛び降りる気持ちで参加しました。

何も分からずに無我夢中で、深呼吸の要領で大きく息を吸ってから、出来るだけ長く吐く呼吸を行いながら、胡座を組んで真っ暗闇の中で、1時間座り続けました。

すると体に微妙な変化が現れ、その日以来、毎晩1時間、自宅で座り続けたのです。 長く吐く呼吸を行いながらの座禅は、必ず体に微妙な変化をもたらしました。 私は、その微妙な変化を楽しみながら、毎晩、座り続けたのです。

夜は寝る前に何時も、1年前に知人から教わった半身浴で入浴を行なっておりましたので、汗を拭き終わると待っていたかのように、布団の上で胡座を組んで1時間座っておりました。

すると1ヶ月半を経った頃に、突然、気が勝手に動いてしまう自発動という現象を通して、下腹の臍下丹田が心臓のように動き始めたのです。 私は当時、何事も自然の流れに身を委ね、自然の摂理に従う気持ちを持っていることの大切さを、感得しておりましたので、驚きながらも、その動きを楽しみながら1時間過ごしたのです。

今までの出来事を反芻してみますと、何時も真実は何かを探求していたのではないかと感じております。


無意識に吐く息を体の中へ吐き入れる呼吸をしているように徹底する

2018-10-04 03:58:58 | 逆腹式呼吸

私たちは普段行っている呼吸を、意識することは殆どありません。 それを呼吸を意識して行うようにします。

深呼吸の要領ではじめに大きく息を吸います。 深海を潜るダイバーが、潜る前に大きく息を吸う時に、胸を膨らませて下腹が大きく抉られて(えぐられて)いる映像を観たことがありますが、それ程までに凹ませれば理想的です。

次に出来るだけ長く息を吐きます。 口を閉じて鼻だけで呼吸を行います。 舌は上の歯の付け根に、そっと付けます。 また吐く息をイメージで体の中へ、吐き入れます。 自分自身で息が体の中へ入って行くのを実感するために、ウーとかスーとか息音が聴こえるように吐きます。

出来るだけ長く息をゆっくりと少しずつ吐きますが、全部吐き切ったしまうと苦しくなりますので、そのちょっと手前で軽く息を止めて、また大きく息を吸います。 吸う 吐く呼吸を繰り返し行います。

胡座を組んだ1時間の座禅の時だけでなく、日常的にもこの呼吸を行ってみます。 椅子に座っている時、胡座を組んで床に座っている時、バスや電車を待って立っている時、電車やバスに座っている時に、上半身を天から引っ張られているような感覚で維持し、目を軽く瞑って行います。

すると自分でも意識しなくても、自然と息音が聴こえるような息の吐き方になっております。 一緒に住む家族から、息音がうるさいと云われるぐらい続けます。そうなればしめたものです。

ここでの逆複式呼吸が出来ていることになります。 自分では分からずに、自己免疫力が付いて来てしまうのですが。