ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

イメージしながら長く吐く呼吸を行う から無心無欲を探求して

2018-10-12 03:43:09 | 座禅

私は20数年前に大学の級友の呼びかけで、生まれて初めて胡座を組んで静かに1時間過ごしました。 その時には何も分からないままに、無我夢中で深呼吸の要領で大きく息を吸ってから、出来るだけ長く吐く呼吸を行いながら、静功−静かな気功を行ったのです。

たった1時間 静かに過ごしただけなのに、体に微妙な変化があり、それ以来 毎晩 半身浴で入浴した後に、隣室で家族がテレビを観ていて、その音が漏れ聴こえる部屋を真っ暗にして、胡座を組んで1時間 呼吸法を伴いながら過ごしたのです。

当初は気功の本を読んで、人工衛星から地球を眺め、その後段々と離れて行き、最後は殆ど地球は点でしか見えない−広大な宇宙の中にあって自分の存在が、殆んどゼロに近い無のイメージをしながら、長く吐く呼吸を行いながらの座禅でした。

ここでは静功と座禅は区別致しません。 究極的には同じものではないかと感じているからです。

その他 水平線から上る太陽をイメージして、穏やかな朝日を浴びて気持ち良くなり、次にその光に包まれて更に気持ち良くなり、次に光と一体になって光り輝くとイメージしながら、長く吐く呼吸を行いながら座禅を1時間行いました。

当初は上記のようなイメージをしながら座禅を行なっていたのですが、次第に胎息と云う肺呼吸を伴わない気の呼吸を感得してからは、何も考えない座禅に推移して行きました。

反芻してみると、意念する力が無くなっているのに気がつきました。 これが良いかどうかは分かりませんが。 もしかして加齢化に関係しているのでしょうか。 当初から既に20数年過ぎているのですから。