ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

無意識に吐く息を体の中へ吐き入れる呼吸をしているように徹底する

2018-10-04 03:58:58 | 逆腹式呼吸

私たちは普段行っている呼吸を、意識することは殆どありません。 それを呼吸を意識して行うようにします。

深呼吸の要領ではじめに大きく息を吸います。 深海を潜るダイバーが、潜る前に大きく息を吸う時に、胸を膨らませて下腹が大きく抉られて(えぐられて)いる映像を観たことがありますが、それ程までに凹ませれば理想的です。

次に出来るだけ長く息を吐きます。 口を閉じて鼻だけで呼吸を行います。 舌は上の歯の付け根に、そっと付けます。 また吐く息をイメージで体の中へ、吐き入れます。 自分自身で息が体の中へ入って行くのを実感するために、ウーとかスーとか息音が聴こえるように吐きます。

出来るだけ長く息をゆっくりと少しずつ吐きますが、全部吐き切ったしまうと苦しくなりますので、そのちょっと手前で軽く息を止めて、また大きく息を吸います。 吸う 吐く呼吸を繰り返し行います。

胡座を組んだ1時間の座禅の時だけでなく、日常的にもこの呼吸を行ってみます。 椅子に座っている時、胡座を組んで床に座っている時、バスや電車を待って立っている時、電車やバスに座っている時に、上半身を天から引っ張られているような感覚で維持し、目を軽く瞑って行います。

すると自分でも意識しなくても、自然と息音が聴こえるような息の吐き方になっております。 一緒に住む家族から、息音がうるさいと云われるぐらい続けます。そうなればしめたものです。

ここでの逆複式呼吸が出来ていることになります。 自分では分からずに、自己免疫力が付いて来てしまうのですが。