ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

眠れる臓器を活性化する半身浴

2008-07-21 07:02:54 | 半身浴
 たかがお風呂ぐらいでと、思う方がおられると思いますが、お臍のちょっと上ぐらいに、湯面がくるようにして入る半身浴は、自分の健康を考えたときには、日常的にできることでは、気楽にできる健康法です。 特に、普段眠っている臓器までも、活性化してくれるのですから。

 この暑い季節に始めるのが、一番抵抗がありません。 寒い季節からはじめると、ちょっと抵抗があるかもしれませんので。 

 湯面が追い炊きができるすれすれぐらいにして、お湯を入れます。 勿論いっぱい入れても、差し支えありません。 お湯の温度はものの本には、ぬるめと書いてありますが、自分の好きな温度で構いません。

 お風呂の中で胡坐をかくか、洗うときに使う椅子を下にして、座ります。 上体は、どんな場合でも肩の力を抜いて、頭のてっぺんが天から引っ張られているように維持します。 姿勢をよくしようとして、体を反ると筋力が働きますので、よくありません。 また体は、風呂桶に持たれかけないほうがよいのです。

 湯面がお臍のちょっと上になるのが原則ですが、多少上まで来ても構いません。 心臓がどっぷりとお湯の中に、入らないようにします。 お風呂に入ったら、風呂のふたをして、タオルを数枚用意し、汗でぬれた時に拭いたりします。

 私は、本を読んだり新聞、雑誌を読んでいましたが、今は静かに目を瞑って、入っていることが、多くなってきました。 汗で湯面から出ている上半身が、びっしょりになるまで入ります。 勿論、頭も汗でびっしょりになります。

 私は半身浴を始めて10数年経ちますが、今では温泉場にいっても、半身浴しか行いません。 毎日入るお風呂で、汗びっしょりになれるのですから、これ以上のことはありません。 汗をかくということは、体が活性化することにつながり、新陳代謝もよくなります。

 私の親しくしている友人は、この暑い季節になると、お風呂に入らないで、シャワーで済ませてしまいがちですが、糖尿病の薬を飲んでいるのであれば、薬を飲むぐらいならば、毎日、半身浴をして、体の新陳代謝をして、なおかつ体の細胞を活性化したほうが、いいのですが。

 糖尿病はすい臓のインシュリンの生産に問題が生じる病気ですが、すい臓の活性化を、薬ではなく自ら持っている力で、癒すことができるのではないかと、感じております。 私は、薬はあくまで対症療法だと思っています。自ら生まれ持った力で対応できるのであれば、その力を使うべきなのです。 そのひとつが、半身浴なのですから。

 その有力な手段を使わずして、毎日服用する薬だけに頼ってしまうのは、いかがなものかと、友人を身近に見て感じてしまうのです。 

 お風呂の入り方ひとつで、私達はものの見方が違ってくるものなのです。 糖尿病の方だけでなく、そのほかの病気のかたも、ぜひ半身浴を始めてみてください。 冬は、両手をお風呂の中に入れて、入ります。 実は、私は半身浴を始めるまでは、お風呂に5分も入っていないような、カラスの行水でした。 半身浴を楽しんでください。