ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅を通して感得することがとても大切

2008-07-15 09:12:24 | 座禅
 吐く息を体の中の臍下丹田に向けて、ゆっくり10秒以上かけて吐いていく逆腹式呼吸。 呼吸がスムーズにリズムよくできるようになり、体の中へ吐く息だけに、意識を集中できるようになって、座禅時間が1時間が過ぎようとするころには、雑念は生じず、深く座禅に集中できるようになります。

 そのような座禅が続くうちに、体の中の気が滑らかに流れるようになり、自分では分からないかもしれませんが、脳をやさしく刺激し、癒してくれます。 なんともいえぬ至福感を、味わうことになります。 この至福感は、セクシャルな喜びを超えた崇高な喜びを、もたらしてくれます。

 日常的なストレスや困難な問題からをも解放し、新たな生きる元気や、物事に対するやさしさを、感じさせてくれるようにもなります。 

 本来、座禅中は雑念は沸いてはいけないことになっていますが、そうはいっても私達は人間ですし、ふと日常的な問題解決しなければならないことが、頭をよぎります。 そんな時は、無理に振り払おうとせずに、どのように考えればよいかを考えて見ます。 すると、宇宙の叡智がそっと答えのヒントを与えてくれるはずです。

 私達は、心身ともに静かな状態で、物事を考える癖がついていません。 座禅で深く集中できた状態になれば、きっと今までとは違った感覚を、覚えることでしょう。

 座禅とは何か?などと難しい哲学的な話や、研究者の話はそちらに任せておいて、私達はむしろ、直接、座禅を通して感得できることのほうが、自分にとっても得ることのほうが多いのではないかと、常々思っています。 ですから、ただひたすら座禅、只管打座という言葉がすきなのです。