ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

新しい経済理念の提唱を

2008-07-08 14:09:38 | 時事
 産経新聞に1ヶ月に1回の割合で、「日本よ」というタイトルで、石原慎太郎さんが寄稿しています。 丁度、サミットが開かれた昨日に、表題のようなタイトルで、書かれていました。

 その中で、高度な文明がもたらしたこの地上での、自然の循環の阻害による環境破壊の危機、そして、それに起因したと思われる物価高騰による世界的なインフレ。 さらに、ある周期をおいて確実に発生してきた、強力な鳥インフルエンザのような疫病などが、私たちの生活を、脅かしてきています。

 それらの元凶は、アメリカが主唱する市場原理主義であり、その根底にあるのは、株主至高の価値観ではないかと、言っております。 私は、米国の経済的な考え方が、自国の利益だけ、自分の利益だけを考える新古典派経済学が主流であり、日本の経済学者ー竹中平蔵さんをはじめとするーや官僚、政治家も、右へ習えで、今の日本社会を作り変えてしまったと、考えてきてましたが、石原さんも同じような考え方のようでした。

 現在、外国資本のファンドマネーが数多く流入し、日本の土地や建物、株を買いあさり、散々、食い荒らした挙句、今度は、サブプライムローン問題の影響で、撤退をしようとしているようです。

 金が全てなような考え方が優先され、世の中全般が、そのような考え方に満ち溢れています。 勝ち組、負け組の考え方や、社員、派遣、パートという考え方も、ちょっと前までは考えられなかったようなものの考え方が、当たり前のように、ひとり歩きしています。

 よくよく考えてみれば、アメリカがイラクに侵攻したのは、ブッシュ大統領が、自国の軍需産業の消費地として考え出され、参戦したのではないかと、改めて考えてしまいます。 そんなアメリカに対して、何の抵抗もなく、グローバル化(米国の考えの押し付け)のいう名の下に、日本の米国化をしてしまった小泉元首相や竹中平蔵さんや、官僚たちの責任は、重いのではありませんか。

 石原さんは、今とは違った考え方で、経済を考えていかなければならないといいます。 私も、そう感じております。