Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

高校サッカー選手権準決勝

2015-01-10 22:07:14 | トリニータ


昨年に続き選手権の準決勝を観に埼スタへ出撃。1日2試合観られて、その中に必ず優勝校がいる準決勝がやっぱり一番面白くて、なおかつお得だと思う。

去年の準決勝を観た時に四中工の1年生コンビが面白くて来年が楽しみと思ってたんだけど、その四中工は県予選で敗退。高校生くらいのスポーツってそういうところが難しいと思う。そもそもディフェンディングチャンピオンの富山一も県で敗退しちゃうくらいだからね。






第1試合は日大藤沢-星稜。星稜は2年連続の準決勝進出なので、昨年も観た。すっかり全国区の強豪校になった印象。日藤は今までサッカーで聞くことはほとんどなかった学校だったけど、さすがに激戦区の神奈川県大会を勝ち抜いただけあって、準決勝まで残ってきた。



注目はやっぱり「ディエゴ・タバドーナ」。唸ってしまうようなドリブルを何度も見せてくれた。もっとエゴイスティックに行っても面白かったと思った。


ただ最後の仕事は星稜DFにほとんどさせてもらえず不完全燃焼。あのドリブルは武器になるからトータルでもうひと伸びしたら本当に面白い選手になりそう。


阿部くんはもうちょっと長い時間見てみたかった。


日藤はもったいないだったり、運がなかったりで力を出し切れてなかった印象だけど、全ての面で星稜が上回ってた印象だから結果は順当だったように思う。星稜は去年も感じたけど、サイド攻撃が常にしっかりとしてる。去年も今年もサイドの選手の質がとても高い。




PKストップもあったし、今日の4人のGKの中では日藤の鈴木孔明くんが一番良かった。来年もあるし、成長が楽しみ。ちなみにこの起こしてる星稜の11番森山くんもいい選手だった。


チア兄貴。フリは完璧。


先月広島に参入戦を観に行った時に、大分ユースの次の試合が星稜-ベガルタユースだった。ずっと雪が舞ってて寒かったけど、豊田や本田△を育てた名将の河崎監督だけは生で見てみたいと思ってしばらく待ってたんだけど、なかなか出てこなくてさすがに寒さに負けて帰った。そしたら何と選手権直前に交通事故というニュースが飛び込んで来てビックリした。そして代行監督でも決勝進出。本当に名将なんでしょうなあ。



第2試合は役者揃い踏みって感じの試合。









土壇場で同点ゴールをぶち込んだ前橋育英の鈴木徳真くんもお見事だったけど、一番存在感があったのは、今日の4校の中で唯一のプロ内定者である流経柏の小川くん。得点シーンで見せた飛び出すスピード感とDFに競り勝つ強さは「さすが」の一言。FC東京の左SBの壁はかなり高いと思うけど、サイドプレーヤーらしからぬサイズも既に備えてるし、今後が楽しみな選手。

結末は「This is 選手権」。力関係はほとんど変わらなかったと思うからあれで良かったように思うけどね。




PKは残酷だと言うけど、そういうルールでやっている以上は仕方ないよね。PK戦で全員が成功して勝った前橋育英は県勢としても念願だったはずの決勝進出を決めたにもかかわらず、選手たちはあまり喜んでいなかった。相手への気遣いだったのかもしれないけど、そこまでの必要はないんじゃないかなとは思った。


さて、星稜と前橋育英の決勝。前橋育英は昨年の甲子園優勝に続いて、高校サッカーでも全国制覇したらすごいよね。野球とサッカーの両立と言えば、かつては星稜の方がイメージとして強かったけど、果たしてどちらが勝つのか。どちらが勝っても初優勝。面白い試合になりそう。
コメント
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