Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

もったいない(13節浦和戦)

2020-08-29 22:11:47 | マッチレポート20'
浦和に対してのこれぞ勝ちパターンって試合展開だったのにな。2失点目が本当にもったいない。同点で終盤まで持ち込めればかなり高い確率で仕留められた試合だよ。1失点目からすぐに立ち直れなかった部分がこの試合の分かれ目。そんなことで勝ち点を3つも落とすの本当にもったいない。


キョンゴンの1失点目の弾き切れなかったプレーはまあ仕方ないよ。DF陣もフリーでシュート打たせてるし。でもダメなのはその後のパスミスをきっかけに相手に「つけ込むスキは今ですよ」と見せんばかりメンタルの弱さを見せたことだ。パスミスをしたキョンゴンも、その後の切り替えの遅い島川も。まるで連敗中の時のような連続失点であっさりひっくり返された。連敗から脱したことでその部分はもう克服されただろうと思っていただけに、ちょっとガッカリした。もうその手のレベルの低さで試合を難しくしちゃうのはやめようよ。本当にもったいない。


やっぱり浦和くらいになると大分相手に明確な対策なんてやってられっかよみたいな気持ちになるのかね。今日も中途半端に高い位置からプレスをかけてきてくれた。もちろんそれでボールをロストすることもあるんだけど、トータルで見れば食い付いてきてくれることでチャンスを作り出せるメリットの方が圧倒的にある。さんぺーのゴールは完全に狙った形。あそこまで狙い通りに決まることもないなってくらいにここ数試合でうちが狙っている通りに決まった。1本目のクロスがズレてもやっぱり3人が入ってきていることで中で合う可能性はかなり高まる。そんなゴールだった。もったいない形で逆転はされてしまったわけだけど、その後試合の主導権を握り続けられたことでもう完全に立ち直ったと判断してよさそうだなとは思う。勝ち点をきっちりと取れるようになるかはあとは自分たち次第。試合のコントロールも含めて。


也真人がいい。コロナ前の2試合を観て自分が想像してた以上にいい選手だと思ったわけだけど、広島戦で無念の負傷。この試合でやっと復帰となり、今日はコヅと也真人で45分ずつだったわけだけど、個人的にはアシストをしたコヅよりも也真人の方が良かったと思ってる。シャドーに求められるプレーのほとんどを高水準でやってくれる。投入直後に分厚い攻めが出来たけど、ほとんどの局面で也真人が絡んでいる。ビルドアップの際に顔を出すタイミングもいいし、狭い局面を打開するアイデアも技術もある。周りもよく見えてるし、素晴らしい選手だと思う。個人的に今日一番好きだったプレーは78分の相手ペナ前で即時奪還→自らのシュートでフィニッシュのシーン。シュートは後ろからの浮き球で難しかったからキレイにミートは出来なかったけど、ああいうチャンスの作り方は今の大分でやれる選手は少ない。コロナ前の試合の時も書いたけど、意外なくらい守備の強度が高いのが也真人の魅力だと思う。ただそれくらい機能してたと思ってたからこそ、82分の交代に伴い也真人のポジションを下げて達也を中に入れたところで「あぁもうこの試合はこのまま終わるな」と思ったことは事実。80分過ぎたあたりから浦和ももう勝ち点取ることを最優先に引き気味になってスペースがなくなりつつある中であの入れ替えはハッキリ言って失敗。今シーズンの片野坂さんのあの部分へのこだわりだけは本当に意味不明。


実況の下田さんも言ってたけど「狙いのよく見える」サッカーで内容は良かったと思う。浦和はマリノスや札幌と同様、相性のいいチームであることは間違いない。今日も決して負けるような試合じゃなかったし、だからこそ本当にもったいないと思う。今年は順位は関係ないからノビノビやれてるけれども本来だったら3分の1を消化して勝ち点12はかなりヒリヒリするシチュエーション。北九州怒濤の9連勝により今シーズンのJ1昇格は長崎、北九州の九州2クラブになりそうな勢いだ。でもこれ裏返すと来シーズンはマジで鳥栖、大分、長崎、北九州の九州4クラブ一斉降格あり得るよ。本当に頑張ろう。


そしていよいよ地獄の9月に突入。9月はリーグ戦が何と7試合。プレミアリーグの年末年始もビックリの過密日程。中3日、3日、2日、3日、2日、3日でずっと試合が続く。これは地獄。ホーム連戦が2回あったりと移動による疲労は最悪のケースは回避出来てるけど、それでもほとんどリカバリーしてすぐ試合って感じになるんだろうね。メンバーを固定することで連敗から脱した感があるけど、さすがにこの過密日程はある程度はメンバーを回していかないと無理だろうね。ケガ人も出したくないしね。この過密日程にどう対処していくかが今季の大きな山となりそうな予感、さらに本当の勝負の来季へと繋がっているように思う。
コメント
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