Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

チーム崩壊(8節鹿島戦)

2020-08-01 21:43:56 | マッチレポート20'
10時からF1の予選が観たいのでサクッと書いちゃいます。


タイトルは4試合13失点で「ディフェンス崩壊」にしようと思ってたんだけど、終盤に攻撃の度に三竿が髙澤に意図なくロングボールを放り込み続けているのを見て、「あ、このチームはブラしてはいけない幹もポッキリと折れてしまったな」と感じたので、「チーム崩壊」というタイトルにした。この修正はちょっとした治療では済みそうにないかもな。


今のチーム状態でヤバいところはたくさんあると思うんだけど、一番気になるのはとにかく「雑」だということ。去年までは少々じれったくてもまずは丁寧にやっていた印象だけど、ちょっとしたボールコントロールもパスの精度も、そして試合の進め方もとにかく「雑」。前半5分での先制点というこの上ない展開だったにも関わらず、安易なパスミスであっさりそのアドバンテージを放棄。その後はもう歯車が全て逆回転するようなここ数節よく見るおなじみの展開。名古屋戦、清水戦は選手層がそこまで厚くないことが何となく言い訳になるかなと思ってたんだけど、今週の連戦は週中がルヴァンカップのため主力は休ませられるので、この試合はいわゆるレギュラーで勝負出来たはずで、鹿島が17位であることと4失点の完敗であることを考えるともう単純に「弱い」という一言でいいと思う。でもこれは悲観的な話じゃなくて、こんなに弱いのに降格しないなんてサッカーは弱くても、勝負強いわけで、せっかくだしじっくりと根本から治療すればいいだけだよ。ちなみに今日の選手起用でさんぺー、怜さん、小林裕あたりはケガをしてるんだろうなという推測はついた。


今季の達也のシャドー起用にはずっと賛同出来ないスタンスで来たけど、今週出てきた他でもない達也自身のインタビューでその理由が明確になった。「僕が相手選手の間で受けて前を向いても仕方ないので」という主旨のことを話していて、とにかくランニングしなければ良さは出ないということが言いたかったんだと思うけど、シャドーの選手が最初からこの認識じゃチームとしてボール保持が出来なくなってるのも納得がいくなと思った。でも別に達也が悪いわけじゃなくて、今日もそうだったけど達也は決してうまい選手じゃないし、ボールもあっち行ったりこっち行ったりする。でもサイドでそのスピードを活かせば少々の雑さは隠れるし、今のシャドーでの起用は達也の魅力を削いでるだけでしかないと思うんだよな。やっぱりシャドーには受けて振り向いてそしてその次のプレーが見える選手を置いてほしい。いずれにしてもこの結果だし、手を入れざるを得ないと片野坂さんも考えてるとは思うけどね。


また高木の飛び出しからやられたわけだけど、高木のこの類いのミスに関しては「ミスは仕方ないよな」で片付けられないところが一番の問題だと思うんだよね。今日は前半から飛び出しの判断がもう見てられないレベルで、PKのシーンも出るべくして出てるミスだからもうこれは高木が悪いんじゃなくて、それが分かってて起用してる片野坂さんと吉坂さんが悪いんだよ。鹿島担当の田中滋さんとか、フリーの安藤隆人さんが「今日の高木はおかしい」みたいなこと言ってくれてたけど、申し訳ないけど「今日」だけじゃないんだよ。前に出る判断の部分やイージーなボールをファンブルしてしまうことに関してはこれが高木のスタンダード。最近はキックの質もかなり落ちてきてるし、変えない理由が全くもって分からない。水曜日はこのままいけばキョンゴンが使われるんだろうけど、まだそのプレーを一度も見ていないので期待したい。


今日の試合は三竿兄弟対決とか、和泉と小出の先輩後輩対決とか、面白そうなサイドストーリーもいっぱいあったんだけど、そんなのも全部軽くぶっ飛ぶくらいの酷い試合で残念だったな。ま、この後全部負けても降格はしない。じっくり取り組もう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする