先週の青森遠征に引き続き武蔵野のホーム戦に参戦。先週も書いた通り、残り1ヶ月で成績面と動員面と二兎を追うことを求められている武蔵野。ラグビーW杯の関係もあり3ヶ月半ぶりにホーム・ムサリクに戻ってきた。結果は果たしてどうだったのか。試合は1点のビハインドからATに金井洵樹の直接FKが決まり劇的にドローに持ち込んだ。対戦相手のホンダロックがラインを挟んだ真下のクラブであることを考えると悪くない結果。そして動員は3,828人でクラブ最多記録を更新と確実に変わりつつあるものの残り3試合で平均5,000人という目標からするとまた少し累積赤字を積み残してしまった。ただ子ども連れを中心に1試合5,000人はムサリクでもやれないことはなさそうだったし、何よりお客さんがたくさん入った方が圧倒的に雰囲気が良い。同点ゴールが決まる直前はスタンド全体から自然発生的に拍手がわき起こり、決まりそうな予感のする雰囲気だったことは間違いない。残り2試合何とか盛り上げていきたい。
同点ゴールのシーンは位置的に誰も触れなくてもそのまま入ってしまう軌道の速いボールがほしいと思っていたけど、それをまさに完璧に表現した金井選手はパーフェクトだった。
前半は我慢して後半から石原、田口を投入して勝負をかけるという試合運びが定着しつつある。そしてそれは確実に期待感を抱かせるもの。
お客さんがたくさん入っただけにこの同点ゴールの持つ意味合いは本当に大きい。
ホンダロックは安藤翼(大分県出身・セレッソの安藤瑞季の兄)と伊勢渉の駒大ルーキーコンビの存在感が抜群。ロックの先制点は何気ないロングボールからだったけど、安藤が素早くラインブレイクをしてパーフェクトなボールコントロールをされた時点で決まっていた。
伊勢渉は大学時代から気になる選手でロックに加入していたことを知らなかったので、今日メンバー表を見てびっくり。大学時代は星キョーワァン(来季横浜FC内定)とのCBコンビで駒大のゴールに鍵をかけていて、本当に存在感があった。今日も武蔵野の数少ない攻撃パターンであるロングスローをことごとくはね返してた。大学時代に見ていた選手たちをこういう舞台で見られることは嬉しい。
来週はホーム2連戦の2試合目・テゲバジャーロ宮崎戦。当面のライバル的存在だったけど、ここ数試合で失速。明日のソニー仙台戦で勝ち点を落としてくれれば実質脱落するのでそれほど心配する相手ではない。それよりもやはり大事になってくるのは動員。天気が崩れてしまえば致命的なダメージを食らうだろうし、本当に最後まで心配。残り1ヶ月どんな結末を迎えることやら。