Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

チャンピオンズリーグからチャンピオンズリーグへ

2017-11-26 02:02:48 | トリニータ

今日は「地域」チャンピオンズリーグから、


「アジア」チャンピオンズリーグをハシゴしてきた。



第1試合はVONDS市原−コバルトーレ女川。


コバルトーレ女川は初見。このカテゴリーのチームとしてはかなり小気味の良いパスワークで前に出てくる面白いチームだった。6番の黒田涼太がなかなか面白かった。





試合はお互い1点ずつ決めて同点でPK戦へ。ちなみに今季の決勝ラウンドここまで3試合中全てPK戦となった。そして各チームが今大会のPK戦の重要性を十分に理解しているんでしょう。何と16人蹴って市原の8人目がクロスバーにぶつけて失敗しただけで、残りは全て成功というキッカーのレベルの高いPK戦だった。各チーム相当PKの練習をしてきてると思われる。特に市原はPK戦用のGKを最後に送り込んだにもかかわらず、1人も止められないというちょっとショッキングな結果に。



第2試合はテゲバジャーロ宮崎−アミティエ京都。







宮崎は何と言ってもモリシ。このカテゴリーでやるのはまだちょっと早いんじゃないかと思ってたけど、モリシの頑張ってる姿が見られて嬉しかった。


失礼な言い方かもしれないけど、モリシは成長してた。宮崎が逆転ゴールを決めた後に、相手に試合を始められないようにセンターサークルで待機する役目の選手がいるけど、アレをモリシがやってんだよ。逆転の2ゴールとも間接的に関わってるにもかかわらず歓喜の輪に加わるのはそこそこに真っ先にセンターサークルに向かうモリシの姿にちょっと涙出そうになった。



年齢的にも最年長のクラスだと思うんだけど、試合中にチームメイトを鼓舞する声を本当に良く出してる。キャプテンではないんだけど、まさに精神的支柱という感じ。



正直に言ってチームの完成度としては宮崎よりも京都の方が高い。モリシの高さと強さは圧倒的なんだけど、宮崎の攻撃はほぼそれに頼ったものしかないし、京都は粘り強くモリシの圧力に耐えてた。でも力は偉大だと思うのは、頑張って耐えてた京都も徐々にヘバり出して、終盤の連続失点で逆転を許し遂に力尽きた。サッカーの面白みとか醍醐味が感じられる試合で本当に面白かった。



石崎監督。



宮崎には高地系治もいる。相変わらず球際のさばき方とかうまい。


宮崎はこの試合の勝利で決勝ラウンド唯一の90分勝者となり、一気に首位に躍り出た。昇格に向けて大きく前進した形となったが、この大会だけは本当に分かんない。去年も2日目を見て、最終日の三重県ダービーは鈴鹿が勝つんじゃないかなと思ってたけど、最後は三重にボコボコにされた。かかってるものがあまりにも大きい上に、3日連続で緊張感の高いゲームが続く。明日はその最終日。本当にどんな結果になっても驚きはない。モリシがいるから宮崎に少し肩入れしちゃうけど、どのチームにも頑張ってほしい。


今季の地域CLは栃木ラウンドと決勝ラウンドで、サウルコス福井、松江シティFC、コバルトーレ女川、テゲバジャーロ宮崎、アミティエ京都と5つも初めてのチームが見られた。日本サッカー界はまだまだ奥が深い。



臨海で地域CLやると必ずこの座り方する人がいるイメージ。去年もこの写真撮った気がする。



臨海で地域CLが終わったのが15時45分。ACL決勝のキックオフが19時15分なので楽勝と思ってたんだけど、今週は4連休の人も多いのかどこも渋滞だらけで、千葉から埼玉行くのに3時間弱もかかってしまいピッチ内練習が終わってから着座と本当にギリギリだった。



浦和は優勝おめでとう。本当に一晩だけ浦和サポになったような気分で楽しませてもらった。アル・ヒラルは球際に強くて厄介な相手だったけど、よく耐えたね。試合前に色々とあったラファエル・シルバの一撃は本当に痛快だったし、素晴らしいゲームだった。



コレオにも参加させてもらったけど、圧巻の一言。後半開始の一斉ジャンプの時の密度もハンパない。チームがアジアNo.1なら、サポーターもアジアNo.1だと思うよ。



スパイダーカメラ。スタジアムで見てるとやたらと視界に入ってきて気になる。



まさかまさかの「日本のディ・マッテオ」となった堀監督。来季途中での解任にお気をつけ下さい。












アディショナルタイムに入って、周りは早く笛を吹けみたいな雰囲気になってたけど、司が交代の準備をしてたのが見えてたから、1人で「まだ吹くな、まだ吹くな」の念を飛ばしまくってた。願いが通じたか、何とか司も試合に入れて無事にタイムアップとなった。司もいつまでも「うちの子」感覚だけど、もう浦和在籍10年だもんね。そして周作もおめでとう。遂に掴んだビッグタイトル。これをきっかけにもう一度代表の正GKの座を目指してほしい。浦和を日本のクラブの代表として見るだけでも十分に面白かったけど、やっぱりこんなに熱くなれたのは周作と司がいたから。



モリシが戦う観客1200人のチャンピオンズリーグも、周作や司が戦う6万人のチャンピオンズリーグも掛け値なしにどっちも変わらないくらい面白い。今日は改めてサッカーは面白いと思えた一日だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする