Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

絶望感漂うドロー(16節琉球戦)

2016-07-10 20:50:01 | マッチレポート16'
アウェイとはいえ、最下位相手に負けたり、引き分けたりしても何とか前を向けてたのはホームで勝ち続けてたから。それがホームでも2点リードしながら、最後は負けなくてよかったとしか思えない内容で勝ち点を落とせば、もうそこに残るのは絶望感だけだ。順位で6位(試合数を勘案するとこの辺か)に落ちたことも絶望的だけど、点が取れた2回の攻撃を除いていいところが全くなく、アウェイチームに完全に運動量で負けるというこの先もっとコンディションが厳しくなっていく中で、いいとこ探しすら出来ないチーム状態を思うと、「どうすりゃいいのよ」という言葉が口をついて出てくるばかり。


自動昇格枠は1つしかない。全く負ける雰囲気のない栃木に残り14試合で勝ち点6差。これは厳しい。チーム状態がよければ、まだ何とかなるかもと思えるけど、この2試合で見せられた惨状を考えると本当に厳しい。オレがJ2の20位くらいに沈むクラブのGMなら相模原に期待の若手なんかをレンタルで貸し出して、「入替戦を消滅させてこい」くらいのことはする。本当に厳しい。


今週発表されたこの夏の補強第1弾は清水から獲得した八反田だった。実際のプレーのイメージは全くないけど、スタイルとしてはボールを保持する局面で持ち味を発揮する選手のようだ。この補強から垣間見える片野坂監督が考えていることは、今のスタイルのブラッシュアップだ。しかし今に始まったことじゃないけど、今季の大分トリニータもプレッシングの強度の強いチームには滅法弱く、目を覆いたくなるばかりにバタバタとする。残り試合数が少ないことや、他のJ3クラブのポテンシャルが大体分かった中で、方針転換もあるんじゃないかと個人的には思っていた。強さのあるFWを前線に配置して、他のクラブがエネルギーをかけてくる中盤を無いものとしてしまうサッカーも資金面で有利な状態にあるJ3ならば、それもありなんじゃないかと個人的には考えていた。しかし片野坂監督の考えは違った。まだ就任から半年そこそこだし、もちろんやり方を否定するつもりはないけど、本当に大丈夫だろうか。今季もこの時期の風物詩とも言えるピッチのボロボロ化が始まった。ホームチームの選手たちも緩い地面に足を取られてスリップするシーンが散見された。特に後半はボコボコになりやすくボールを丁寧に保持するのが、一層難しくなる。久々のスカパー中継で、後半頻繁にアップで抜かれる片野坂監督は不安な表情しか見せてなかったように思えた。本当に大丈夫だろうか。


次節もホームだからガラリと変わったところを見せてほしいと思うけど、前節があれだけ不甲斐ない試合だったわけだから、本来であればこの試合でこそ反発力を見せてほしかったのに。ほんの1ヶ月くらい前まで開幕から無敗と勢いのあった秋田をあっという間に順位表で抜いてしまった藤枝が次節の相手。タイミングは極めて悪いと言わざるを得ない。これ以上栃木に差をつけられると、こっちが勝手に天王山と位置づける月末の直接対決も、「もう勝ち点差あるし、引き分け狙いで」って肩すかし食らわされる可能性も出てきちゃうから、マジでヤバいよ。




それにしても、今日の2失点目もそうだけど、沖縄での決勝点も確か岩田のクリアをひっかけられたところからだったはず。岩田は多分沖縄方面に何かあるから、風水とか見てもらった方がいいんじゃない?
コメント
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