Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

徳島がJ1昇格

2013-12-08 23:23:21 | トリニータ
徳島ヴォルティスの皆さま、J1昇格おめでとうございます!



もともとコバちゃん好きでもあり、特に今年はスタジアムで3試合、テレビ観戦なら多分20試合以上は徳島を観た。今日も3人の選手交代が全てパーフェクトに分かるくらいに徳島をよく観てきた。今年の徳島は夏以降とにかく負けなかった。ハッキリ言って試合はつまらない。でも勝ち点だけはキッチリと取る。そんな印象のチームだった。今日の徳島もまさにそんなチームだった。そのチームが持つ力をシーズンを通して、100%以上出させるコバちゃんのチームらしい素晴らしいゲームだったと思う。




コバちゃんは「昇格請負人」とか呼ばれるけど、この人が真の「名将」たる所以は昇格させたクラブを初年度残留させることにあると思ってる。今季のうちも含め多くの昇格クラブはJ1の壁にはね返され1年でJ2に戻っていく。高木監督、反町監督、三浦監督と昇格させることに長けてそうだと思える監督はたくさんいるけど、コバちゃんが違うのはそのクラブをJ1に残留させるところまでキッチリと仕事することだ。大塚マネーが発動して、それなりの選手が揃えば山形の時以上の躍進があってもおかしくない。


フクのことを忘れないで。このチームのDFラインを今季ずっと支えてきたのはフクだから。今日ヒーローになった千代反田がプレーオフが始まる前に「ここに来れてるのは青山や福元ががんばってきてくれたから」といった主旨のコメントをしててベテランらしくて素晴らしいと思った。最後の最後でケガしちゃったけど、来季は久しぶりのJ1で輝いてくれ!




さんぺーは残念だった。プレーオフの出場記録4試合って多分さんぺーだけでしょ。決勝で勝つことも負けることも知ってて早くも「プレーオフ職人」になりつつある。来季はうちでその記録を伸ばしてみないかい。


呉承訓(オ・スンフン。覚えたばかりだったから使ってみたかった)の心情や推して知るべし。でもこれがプロの世界。徳島サポーターのブーイングにも一際力が入ってた。


実は今季のシーズン前に順位予想をしたんだけど、京都3位、徳島5位とPO決勝のカードとしてはかなりいい線の予想をしてたんだよね。(J1の優勝をジュビロにしてたのとかは内緒) 京都はこれでPO通算の得失点差が-6。さすがにこれでもう京都のことをプレーオフ制度の犠牲者と呼ぶ人もいなくなるでしょ。今日決勝を見てて、このプレーオフのレギュレーションはやっぱり面白いなと再認識した。引き分けの時間帯がないということがこんなにも試合に緊迫感をもたらすんだなと感じた。もちろん昇格を賭けてるからってのがあるからだけど。



試合前にこれが出た時は「徳島、やらかしちゃったかな」と思ったもんだけど。今日の徳島ゴール裏は明らかに前のめりで、この舞台を楽しんでるっていう感じが伝わってきた。ヴォルタくんも国立の大観衆のハートをガッチリ掴んでたし、J1の恐いとこが大挙してやってきても十分にやっていけそうだね。


J1昇格で発動するか大塚マネー。

徳島の昇格により四国初のJ1クラブが誕生したわけだけど、全く同じ日に四国3番目のJクラブが誕生したっていうのも面白い話だよね。讃岐は2010年のJFL昇格の試合を市原臨海に観に行ったけど、あれから3年で昇格ということになる。蹴落とした鳥取がJ2昇格に長い時間を費やしたのとは対照的だし、そう考えると皮肉なもんだよね。鳥取は好きな土地だし、何よりもオレたちはとりぎんバードスタジアムで点を取ったことがないんだ。このまま勝ち逃げされても困るんで、早よ帰ってこいよ。


今日の徳島の清々しい勝利と昇格を見せてもらって、やっぱり元旦国立に来たいという思いを強くした。もう最後の国立かもと思いつつも今日はスタジアムの写真とかはあまり撮らなかった。もう一度、大分の試合でここに来るからという強い決意とともに。
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