先々週に引き続いて野津田に町田-松本を観に行ってきました。それぞれが今年のJ昇格最有力候補で、だいぶ前からこの試合を楽しみにしてました。ただ現在JFLは上位が大混戦で両クラブともその渦に巻き込まれ、試合前までそれぞれ7位と8位。僅差とはいえ、このままではJFL残留。お互いに負けられない試合だったと思います。
町田側のゴール裏の向こう側にとてつもなく黒い雲があったため試合中はスコールが気になってちょっと試合に集中出来ない時間帯もあった。
まず特筆すべきは松本サポ。ゴール裏だけを比較しても3倍以上。バックスタンドもほぼ青と緑が二分と完全に野津田ジャック。この動員力は見事だと思います。この点はもう既にJ2でも上位クラスだと思うし、下手すりゃJ1でもやってけそうな雰囲気すら漂わせてる。
この数字が発表された瞬間にスタジアムはちょっとどよめいていましたが、この数字の大半は松本サポが作り出しているということを町田はしっかりと受け止めなければならないと思う。
ただそんなスタンドとは裏腹にピッチ上で繰り広げられる肝心のサッカーは全く逆。先々週の金沢戦で観た町田はいいサッカーを展開出来てたのは数十分で、涼しくなる頃まではちょっと厳しいかなとも思ってたし、実際に前節秋田に負けたりとまだまだという印象だった。
しかし蓋を開けてみると町田のサッカーの面白いこと!
ポゼッションで完全にピッチ上を制圧し、面白いようにサイドチェンジが決まり、痛快なサッカーを展開してた。前半は決定機につぐ決定機でいつ試合が終わってもおかしくなかったけど、結局ゴールは割れず。サイドの迫力はもの凄いものの、センターはそうでもないというのが印象かな。
やっぱりポポさんのサッカーは面白い。津田と藤田の両SBは上がりっぱなし。走力も十分で、松本は打つ手がないというのが実情。特に前半の藤田はやりたい放題。早くもポポさんのサッカーが町田に浸透しているのをまざまざと実感する試合だった。
一方で松本はちょっとバラバラ。松田が出場停止でいなかったのが要因なのかは分からないけど、方向性が全く見えない試合だった。唯一あるとすれば、「戦術飯田」のセットプレー。あれだとJFLの中位以下には通用してもそれ以上には厳しいんじゃないかな。去年の夏頃にも同じような印象を持ったけど、秋にはバランスのいいチームに変貌をとげてたんだけどな。また逆戻りをしてしまったのだろうか。
そして触れなければいけないのが木島兄弟。正直今年までは弟の存在は知らなかったんだけど、兄弟してカードのコレクトっぷりが素晴らしいという噂を耳にしてた。そしたらこの試合の1枚目が弟、2枚目が兄と噂は本当だった。さらに弟はとても1枚カレー券を保有している選手のプレーとは思えないデヨンクばりの、いやジャンボ鶴田ばりのジャンピングニーでキムチを贈呈されてました。
さすがに危なすぎて退場していく弟にポポさんも怒り心頭。
結局試合は3-1で町田の完勝。ポゼッションから逆サイドで崩すという明確なイメージが共有されている町田に対して、相手陣内から猛烈にフォアチェックをかけてくる町田にタジタジでビルドアップ出来ない松本は、前線に放り込んでも待っているのは兄で高さもない。両チームの間にある差は決定的なものだと感じた。
まぁそれでも松本も昇格圏まで1ゲーム差もないわけで絶望することもないことは事実。今後もこの両クラブは注目ですね。
で、18時に試合が終わったので、そのまま横浜戦で日産に向かってみました。19時キックオフの横浜-大宮戦の前半15分頃にスタジアムに着くことが出来ました。
横浜はいまJ1の首位ですからね。
元A代表の10番と現五輪代表の10番。
どう考えてもオレの慶悟の交代が早過ぎるだろ。
ということで感想は特になし。横浜は何というか、「どろ~ん」とした強さです。不思議な強さです。近年の首位の中でも稀に見る明確な強さを感じない首位だと思います。そして来週は柏との頂上対決。まだ日立台のチケットは入手出来ていませんが、何とかして観に行きたいと思います。J1の首位攻防が柏-横浜というのは新鮮で面白そうだ。小林ダービーとか言おうと思ったけど、昨日の試合で着席する前にケガをして、既に交代済みだったらしい。
予定通り、数週間の単身赴任生活はフットボール漬けを楽しもうと思います。
そして今日は味スタ!!