Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

松尾勇佑選手、来季加入内定

2022-07-08 21:58:31 | トリニータ
ユースからの昇格も発表されて大卒加入もそろそろ発表かなと思っていた矢先に何と2日連続の発表となった。





松尾選手を初めて観たのは昨年秋の関関戦。天皇杯も含めて関西学院大は何度も観ていたので関西大を楽しみにしていた。中でもU−18日本代表の肩書きを持つ松尾選手に注目していたんだけど、この試合は前半早々に関西大が退場者を出してしまい終始関西学院大ペースで松尾選手も見せ場はなかった。この頃はもちろん大分が彼を狙っていたのなんて知らなかったわけだけど、今年の5月になってフットボールライターの竹中玲央奈さんのツイートで初めてターゲットだということを知った。




2回目に観たのは約1ヶ月前の関西大学リーグで。この時はもう「そういう目」で観ていた。その時のツイートでちょいネガティブコメントをしていて申し訳ないけど、スピード以外で印象に残るプレーはなかった。ただ高校生や大学生の試合をたくさん観てるけど、いきなり脳内に稲妻が走るようなプレーを見せられる選手なんてそうそういないし、正直に言って何試合か観ないと本来の実力の部分なんて見えてこないんだよね。自分が座っていたちょうど1つ上のブロックで上本大海スカウトと競合していたと噂の磐田の金園英学スカウトがずっと話し込んでいたのが印象的だった。


170cm、63kgという数字が示す通り線は細め。素走りは本当に速い。関西大では最終ライン4枚の右サイドバックをやってるんだけど、サイドバックを使ってサイド攻撃というのはあるにはあるけど回数が少ないためあまりその能力をチームから引き出してもらっていない印象。そのスピードを活かすには最適ポジションは右ウイングバックのような気もする。



ちなみにこの動画のフルバージョンは観る価値あると思う。松尾選手も動画の中でコメントしている高橋直也選手(ガンバユース 3年)には個人的に注目している。


健太に続いてシンプルに速い選手を獲得したことから強化方針というかトレンドのようなものが見えてくるなという気がする。「うまい」よりも「速い」や「強い」が優先順位として高くなる傾向は年々強まっていると思う。健太、朝陽、野嶽、伊東と右サイドの人材は豊富なだけに今シーズンのうちにここに割って入ってこれるかは分からないけど、楽しみに待ちたい。


ちなみにこの発表がある前から明日は万博に関西学生選手権(総理大臣杯予選)を観に行こうと思っていた。明日はベスト8で総理大臣杯の関西からの枠は4のため、つまり勝てば本選出場が決まる重要な試合。おそらく松尾選手も出場すると思われます。お近くの方は是非これからの大分の右サイドを担うかもしれない若武者の勇姿をその目で見て応援してあげてほしい。入場は無料ですが健康チェックシートが必要ですのでお忘れなく。
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ノムのインタビューを読んで

2022-06-22 14:48:33 | トリニータ
栃木戦後のノムのインタビューがトリテンで公開されていて中身がなかなかインパクトがあるので少し記事で書きたいなと思った。ちなみに有料記事なので詳しく読みたい人はLet’s課金だ。


まず一番に感じたことは「チームへの批判」と受け取れる内容であること。「足りないことへの要求」であれば理解はするけど、この内容はその域を完全に超えている。特に気になったのは片野坂さんが作ったチームへの批判と受け取れる内容。チーム戦術に徹しすぎて個が死んでしまっているような試合については自分もずっと歯がゆく感じていたので同感なんだが、「自分のポジションさえ守ればいい」と「仲間のために鼓舞することは必要ない」の2つの表現はもう逃れようのないノムの思いが溢れ出してしまっている。特に「さえ」と「必要ない」については監督やチームメイトへの批判と捉えられて仕方ないと思う。


15試合641分。ノムの場合はケガが多すぎて昨シーズンのどこでケガしていてどこで干されていたのかの判別が難しいのがよりややこしくさせるわけだけど、少し乱暴な言い方をするようだけどプロサッカーチームにおいて監督の言うことを聞かない選手が使われないのなんて万国共通で当たり前の話でそんなことを何を今さら言ってるんだという印象しか持てない。


昨シーズン、今シーズンと2年続けて結果を出せていないチームの中心選手がこのタイミングでメッセージ性の強い発信をしたところで1枚フィルターがかかった状態で読まれるリスクは分かった上で発言していることには敬意を示したいけど、ここから何かポジティブな要素を読み取ることは個人的には出来なかった。何よりもインタビューの最後でノム自身の迷いも見えており、そもそも発信すること自体無駄で試合の振り返りからの流れで余計なことまでしゃべってしまった感すらある。少なくともこのチームが浮上してくるにはまだ時間がかかるんだろうなということくらいか。


ただもちろんペレイラのケガを願っていたわけじゃないけど、ペレイラが離脱したことでチームがどう変わっていくかについては個人的にずっと見てみたいと思ってきた。守備の強度は下がるのか、ビルドアップの質は上がるのか、そもそもチームは勝てるようになるのか。しょーもない演技でヒヤヒヤすることがなくなるだけで個人的には期待感は増しているし、チームが浮上してくるんじゃないかという淡い願いくらいはある。


まずは今日は天皇杯。メンバー選考には苦労があるだろうけど、テレビ中継もあるから楽しみだ。高校生の躍動に期待したい。
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勝ち点84ペース

2022-04-21 22:32:06 | トリニータ
昨晩は不甲斐ない敗戦への怒りのままに世に文章を放つといういつも通りのことをしたわけだけど、今日仕事中に色々と考えているともう少し整理しておきたいなと思うところが出てきたので2日連続更新。いやプレビュー記事も書いたから3日連続更新。


今シーズンの大分トリニータの目標勝ち点は84、そして自動昇格。目標設定は極めて合理的かつ的確だと思う。勝ち点84は毎試合勝ち点2を取り続ければ達する数値だけど、勝ち点2はないので3試合を2勝1敗でいけばいい。ものすごく都合良く切り取ると琉球戦からは◯◯×◯◯×なので目標達成ペースで来ているわけで金沢戦の敗戦をことさらに重く受け止める必要はないのかなとも思う。次節栃木戦が終ると12節消化で勝ち点18。つまり目標ペースから勝ち点6遅れている状態。千葉戦からの残り30試合(3試合×10セット)を2勝1敗ペースでいくと勝ち点は78で終ってしまう。ということは10セットのうち2つは3連勝が必要なわけで、残り30試合を22勝8敗で勝ち点84に到達することになる。あまりマクロ的な見方をせずに3試合ごとに分解して見ていけば出来なくはないとも思うけど、今のままじゃ絶対に無理だなという思いも強い。


琉球戦からのここ6試合は目標達成ペースである一方で2試合の敗戦(ヴェルディ、金沢)には明確な共通点がある。

・前の試合から中3日
・前の試合からスタメン変更なし
・先制点を奪われている

前の試合から1週間空けば準備期間も取れるし体も休められる。選手が能力を100%出し切れる状態なら勝てるけど、連戦になると極端に能力の発揮度が落ちると考えるのが妥当だと思う。

29.6歳

昨日のスタメン11人の平均年齢だ。主力の高齢化はこのブログでも何度か触れてきたけど、結局監督が代わってもその傾向は変わらず。成豪→ノムでむしろさらに平均年齢は上がった。他のチームまでは調べてないけど、この29.6歳という数値はかなり高い方だと思う。さらにずっとこのスタメンが続いたとして8月25日に長沢が誕生日を迎えると平均年齢は30歳に到達する。自分もおじさんなので年齢だけで語られるのが気持ちのいいことではないことは分かってはいるけど、上記の共通点の要因として年齢による回復力の遅さは無関係ではないと思う。


「選手の耐久性は把握した」という下平監督の目が節穴なのか、より回復力に優れているかもしれない年齢層の選手が練習場で監督を納得させるプレーを見せられていないのか、課題は一つじゃないだろうけど、そんな不安を抱えたチームには試練とも言える連戦が目の前に迫ってきている。H栃木(中2日)A千葉(中3日)H大宮(中3日)A山形の4連戦。この4試合全て同じスタメンでいくなんていう常軌を逸したことはしないと思うけど、やっぱり必要なのは戦力の底上げじゃないかなと思う。あえて名前は挙げないけど、レギュラー争いに食い込んできてほしいと思う選手は何人もいる。ここを乗り越えてもまだ中3日の試合は6試合も残っている。シーズン前から分かっていたはずだけど、現状では何の対策も練られていないのと同じだから早く何とかしないと。


試合に負けるたびに思い出したように選手の口から発せられる「危機感」というワード。チームとしての危機感もさることながら、選手個人としての危機感は感じにくい状況になりつつある。いまチーム内に醸成すべきは個人としての危機感。「あんなヨタヨタ走ってるおっさん出すくらいなら、オレを使え!」という選手の台頭に期待したい。
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明日は金沢戦

2022-04-19 22:46:51 | トリニータ
明日は平日ナイトゲーム、ホームで金沢戦。

金沢とはあの感動の川西決勝ゴール以来3年半ぶりの対戦。あの試合で金沢のディフェンスラインの中心にいた庄司朋乃也は翌シーズン大分に移籍。1シーズンのみの在籍だったがその後再び金沢に戻り現在は完全移籍でツエーゲン金沢の選手となった。2018シーズンも印象的な活躍をしていたけど、金沢の水が合うのか今シーズンも素晴らしいシーズンを送っているようだ。2節前の水戸戦ではCKから先制のヘディングゴールを決め、前節甲府戦では庄司朋乃也→嶋田慎太郎→ゴールを決めた林という大分トリニータかな?と思うような縦パス2本で先制ゴールを決めている。ゴールに絡むのももちろん素晴らしいんだけど、個人的には水戸戦の85分に木下康介がペナ内で仕掛けた1対1を完璧に制したシーンがとても好き。庄司もまだ24歳。J2でこの水準を継続出来ればまた個人昇格の可能性は十分にあると思っている。手強いよ。


いきなり庄司の個人評から入ってしまいましたが、現在の金沢のチームスタイルはボールを大事にしつつもけっこうな頻度で長いボールも出してくる。長いボールについては今季遂に地元に戻ってきた豊田陽平の存在が大きいんだろうけど、もっと持てそうなのにもったいないなと個人的には感じた。確かに豊田の存在感はまだまだ健在で早めに預けたくなる気持ちも分からなくはないけど、もっとパスを繋いでても恐そうだけどなという印象は持った。


そんな金沢の攻撃の中心はNo.10嶋田慎太郎だ。大分在籍はわずかに半年で小塚や伊藤涼太郎との差別化がうまくいかず印象を残すほどには活躍出来なかった。ただJ2クラブの王様としてなら話は別だ。現在は金沢の中盤に王様として君臨し攻撃のタクトを振るっている。そのラストパスは正確かつ嫌らしいところに出してくるので、ここはしっかりとパスの出所として潰しにいきたい。


もう1人注意したいのは湘南からレンタル移籍中の平松昇。


個人的に2019シーズンの関東大学リーグで最も印象に残っている選手。左右どちらのサイドハーフにも入れるけど、特に注意したいのは右サイドに入った時に切り返してから利き足の左で放つシュートは本当に強烈なのでしっかりと利き足サイドは切っておきたい。



何人か要注意選手を書いてはみたけど、正直に言って連戦のアウェイゲームなので金沢がどんなメンバーで来るかは読めない。前回の3連戦の時は豊田を先発から外していたので今回も遠方アウェイであることを考えるとベンチスタートかもしれない。しかし豊田は本当に全く衰えていない。何よりも「ベテラン然」とせずに気持ちを出しまくっているところは敵ながら好感が持てる。後はディフェンスラインで庄司のパートナーが開幕からずっと鳥栖から移籍してきた松本大輔が務めていたんだけど、第7節を最後にメンバー外が続いているので負傷離脱しているかもしれない。開幕戦では庄司以上に好印象だった松本大輔の離脱は金沢にすれば痛い。前節甲府戦で庄司のパートナーを務めた松田陸(not 双子)はかなり不安定だったので先発は廣井かもしれない。


ちなみに金沢には大谷駿斗という「ロマン枠」の選手がいて足がめちゃくちゃ速い。多分素走りで健太よりも速いと思われる。松任高→金沢学院大というサッカー的にはマイナーなキャリアを歩みながら大卒で富山に入団。そして地元の金沢に移籍。途中交代でその俊足を存分に発揮して相手を苦しめている。足の速い選手にありがちなボールタッチが雑なところもあるんだけど、よく考えるとあれだけのスピードを出しながらボールを扱うわけだから中盤の選手が止まった状態で止める蹴るをしているのとはわけが違うわけで、雑だろうが何だろうがあれだけのスピードで試合終盤に仕掛けられたら誰だって嫌だ。もう少し決定的な仕事が出来るようになったら個人昇格も十分にあり得るくらい一見の価値のある選手だ。


金沢は直近のホーム2連戦で勝ち点1しか取れなかったわけだけど、甲府戦では後半にジャッジリプレイで取り上げられるくらい微妙なジャッジで同点ゴールを取り消されており、フラットに見ても甲府戦はドローが妥当だったと思うので対戦相手としてはかなり厄介だ。この金沢戦で勝ち点3が取れれば次は今シーズン2度目の「ルヴァンボーナス」なので4連勝が濃厚。序盤のつまずきを挽回出来る大きなチャンスが巡ってきたと思う。也真人は長引きそうなのかとか、岩手戦の成豪はお休みなのか負傷なのかとか、色々と気になるところもあるけど、チーム浮上の絶好のチャンスは逃したくない。下平監督は11連戦でどの選手が連戦に耐えうるのかが分かったと言っていたので、中3日で臨む最善のメンバーで勝ち点3を取りにいってほしい。週末にリーグ戦はない。この試合に集中して必ず勝ち点3を。
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9000年早いわ

2022-04-15 23:06:57 | トリニータ
2017年に盛岡(当時)がマスコットを生み出すということで募った一般投票では1秒も迷わずにキヅールに投票した。明日は初めて生キヅールが見られるのが本当に楽しみ。丸っこいマスコット全盛のこの時代において直線のみでデザインされる斬新なフォルム。それでいて愛嬌を失わないという奇跡の造形美。クラブエンブレムのビンパッジ以外は相手クラブのグッズを買うことはまずないんだけど、明日は何かいいキヅールグッズがあったら買ってしまうかもしれない。


ただね、試合は別だよ。「鶴は千年 亀は万年」というでしょ。ニータンパイセンに勝とうとかマジで9000年早いから。まずはニータンパイセンの甲羅磨きを1000年くらいやってから出直してきてくれる?Jリーグマスコット界における年功序列の厳しさはハンパないからね。



さて試合は秋田豊率いるチームとの対戦。何と言うかとても分かりやすく「秋田豊のチーム」であるいわてグルージャ盛岡。セットプレーを得点源として、球際厳しく、90分サボらない。これは何度も言っているけど、今のJリーグは昇格したからと言ってお金をかけて名前のある選手を獲得してチーム力を上げようとするよりも、下のカテゴリーで成功していたプレースタイルをそのまま貫く方が初年度は残留出来るという方向性が固まりつつあると思う。グルージャはまさにその筆頭のようなクラブ。


守備時は自陣に5-3-2で引きこもり敵陣で相手が保持するボールには微塵も興味を示さない。しかしハーフコートのスペースを10人で埋めるためスペースはほとんどないように見えてしまう。ここをどう攻略するかが明日の試合のポイントになる。まず相手が前から取りに来ることはないので組み立てにおいて人数をかける必要はなく攻撃時はCBの2枚で組み立てればいいと思う。そういう意味では捨て駒としてボランチは1枚でもいいんじゃないかと思う。これまで通り後ろ6枚で組み立てようとしたら前の2枚は完全に孤立してしまうくらいにグルージャはスペースを与えてくれない。ただひとたびグルージャ陣内に入れば秋田豊のチームらしく球際にはガンガン仕掛けてくる。今シーズンこれまで通りの大分の緩さであればボロボロとボールロストするシーンが簡単にイメージ出来てしまう。J2は思っていた以上に当たりの強いリーグだということが分かってきたと思うので、グルージャのようなチームとこのタイミングでやれるのはいい試金石だと思う。球回しがうまければ球際は関係ないみたいな考えがもしあるようならそんなに甘いリーグじゃないよ、J2は。


そしてグルージャの攻撃で特筆すべきはセットプレー。ここまで総得点の半分がセットプレーからとのこと。特に恐いのはセットプレーキッカーである中村太亮の左足がインスイングとなるサイドのCK。グルージャのセットプレーの何が恐いって高さよりも強さ。相手GKの周りを意図的に渋滞状態にしてそこを目がけて中村太亮の左足から鋭く落ちるボールが放たれてくる。高さもある強さもある選手が何人もいるのでゴール前は意図されたごちゃごちゃ状態。出る出ないの判断がイマイチでかつハイボールに弱い高木駿にとってはこれほど嫌なセットプレーはないと言い切っていいと思う。さらに現在の天気予報では当日の北上市は風速6m。小瀬の時ほどではないにしても難しいコンディションだ。これはもう高木頑張れではなくて戦略的にセットプレーを与えてはいけないということだよ。ただ一方でなぜだか分かんないけど、守備時のセットプレーだともろさを見せるグルージャ。セットプレー時はゾーンで守るんだけどこれがあまり機能していない。ここはチャンスを見出したい。


注意したいのは28増田隼司。近畿大卒の2年目の中盤。手堅いプレーが多いものの仕掛けてくる時のスピードに乗ったプレーは恐い。開幕から少し出遅れていたみたいだけど、ここ3試合は先発で出場している。ちなみにグルージャには8脇本晃成という主力選手がいるんだけど、第4節仙台戦で梁勇基から悪質な足裏タックルを受けて負傷退場。そこから1ヶ月以上戦列から離れている。この時の梁にはイエローしか提示されておらず、ファールを受けた後の脇本の痛がり方を見ただけでもレッド相当なのに、ちょっと第三者が見ていても憤りを覚えるようなプレーだった。公式の発表はないようだけど脇本選手には1日も早く復帰してほしい。


そして明日密かに楽しみなのが選手たちがホームユニを着るということ。


これは2016年シーズンのグルージャのホームゲーム。今シーズンのグルージャは白シャツ、白パン、白ソックスなのでこの時よりも白要素が強い。だから明日は大分がホームユニを着るのはほぼ確定。ホームゲームを中心に観戦されている方からすれば何だそんなことと思われるかもしれませんが、アウェイゲーム中心のサポーターからすると選手たちが青いユニを着て駆け回っているのを見るだけでも嬉しかったりするもんなんですよ。特に今シーズンはまだホームユニを生で一度も見ていないので、なおさら楽しみ。


さて明日は4時半起床、5時出発なのでもう既に絶望的な時間ですが、とっとと寝ます。
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週末は山口戦

2022-03-18 00:29:38 | トリニータ
先週末の長崎戦に惨敗したことで「解任ダービー」でぶっちぎりの1番人気におどり出た下平監督。クラブはいつまで待つんでしょうかね。クラブの進歩と成長についても冷静に興味深く見ている。


少し前にも書いたけど山口は開幕前は人気薄、どちらかというと降格候補側のクラブだったと思うけど個人的には開幕戦で好印象だったトップ3のクラブに入るくらいに良いサッカーをしている。その後の3試合も全て観たけどその印象は変わらず。正直に言って前節の琉球戦も勝つと思ってたけど、琉球の試合運びが見事で山口は2度のリードを守りきれずに痛恨の逆転負けを喫している。いきなり昇格候補と言われていた横C、長崎と当たってここらで一息つきたいタイミングで好スタートを切った山口と当たってしまうのは下平監督も運がないなという思いがなくはないけど、そもそも最下位の水戸に唯一勝ち点を配給しているクラブなので運とかそんなの全然関係ないなと思い直した。


ちょっと皮肉だなと思うのは山口は大分と同じワンアンカーの4-3-3システムを採用していて、目指しているサッカーも非常に似通っている。ここで勝てないようならもう待つ必要はないんじゃないかと思う。そういう試合がこのタイミングでやって来ることがとても皮肉だなと思う。


開幕からもう30試合弱の試合を観たので10節終ったくらいにJ2のお気に入りイレブンみたいのやりたいなと思ってるんだけど、山口からは渡部博文と吉岡雅和を選びたいと思ってる。特に渡部博文はもちろん柏や仙台での活躍の記憶もあるんだけど、正直こんなに良い選手だとは思わなかったというくらいに再評価をしている。最後方から山口のビルドアップを文字通り「支えている」のは渡部博文の確かな戦術眼と正確なキックだ。もうぶっちゃけて言うけど、欲しい!うちにいてくれたらビルドアップが劇的改善すること間違いなしだと思う。短い縦パス良し、長い対角線のフィードは正確無比、パスコースを自ら作り出すドリブルありと本当に素晴らしい。琉球に狙われた通り守備時の裏が若干弱そうだというのはあるけど、それを帳消しにして余りあるくらいの魅力が攻撃時にある。改めてこういう選手の魅力を見直せるという点からもJ2素晴らしいなと思うばかり。


高木と遜色ないくらいにビルドアップに関与するGK関憲太郎(高木の明治大の先輩)、スピードはないものの憎らしい配球と仕上げのラストパスでゲームメイクするアンカー佐藤謙介、正確なアーリークロスを連発する橋本健人と縦へのスピード感が気持ちいい沼田駿也の大卒ルーキーコンビが躍動する左サイドは厄介極まりないし、池上丈二、田中渉(山瀬功治)、吉岡雅和は揃いも揃ってテクニカルでかつゴールに向かってくる恐さがある。マジで山口強いと思う。琉球戦は突っ込んで入って完璧に試合を支配。先制点も決めて楽勝の雰囲気もあったけど、暑さで少し動きが重くなったのとそこまで我慢した琉球が見事だったので負け方としては惜しかったという部類だと思う。マジで山口強いと思う(2度目)。


山口戦の4日後にその山口に勝った琉球戦があるわけで非常に難しい状況だけど、連戦については下平監督は先週失態を演じたばかりだと思うので手腕を見極めるのにちょうどいい機会かなと思う。だからこの状況を楽しみだとも思わないし、恐いとも思わない。シンプルに下平監督の手腕を見極めるためのホーム2連戦。
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仕切り直しの水戸戦

2022-03-08 00:27:54 | トリニータ
毎日J2を観てる。もう開幕してからずっと観てる。自分でも何かよく分からんが貪るように観てる。多分大分が昇格戦線から脱落するまでこの熱は続くように思う。


昨日試合が終わったばかりだけどもう明後日には試合だ。大分も水戸も2週間前は希望に胸を膨らませていたわけだけど、2週間後にまさかまさかのボトム対決に臨むことになるとはね。お互いにこんな状況は予想してなかったよね。



まずは大分の予想(希望)スタメン。基本は1週間前のルヴァンカップのメンバーでスタメンを組んでほしい。このメンバーでこの苦境を脱することが出来たらチーム全体の士気は相当上がると思うんだよね。そういうチームマネジメントも大事だと思う。下平監督のその辺りの手腕がどんなものなのか注目している。

小林裕はガンバ戦が抜群だったので期待している。そして也真人は連続スタメンのために60分での交代だったと思われるので違いを作ってほしい。健太と宇津元の両ウイングにはトキメキしか感じないのでどうぞ自由奔放に仕掛けちゃってくださいよ。そして呉屋はポジティブなスタメン予想というよりも長崎戦に長沢をぶつけたいので、ここは呉屋に頑張ってほしい。伊佐も考えたんだけどガンバ戦あまり目立たなかったのと何か少し痩せすぎな気がする。ある程度はやれるメンバーだと思うけど、ポイントは勝ちきれるか。

シーズン前のインタビューで「セットプレーには力を入れている」という話をしていた下平監督。両ウイングに勝負させることが多くなる試合運びのため自然とCKの獲得本数は増える。甲府戦CK10本、横浜FC戦CK10本。つまり「力を入れている」というのはそれだけセットプレーの数が多くなることを見越してセットプレーで点を取ることが効率的な試合運びになるということ。だから「セットプレーに力を入れる」。だんだんと下平監督の考えていることが分かるようになってきた気がする。


対戦相手の水戸。最下位です。J2の22クラブの中で唯一の勝ち点ゼロ。正直どんなメンバーで来るのかさっぱり見当がつかない。開幕戦の仙台戦は負けたものの攻撃の部分ではむしろ仙台よりも目立っていた。木下&安藤の先発でゴリゴリに押し込んだ後に高井和馬、梅田魁人、唐山翔自の投入でまだ攻勢を保てるという迫力。開幕戦が好印象だった水戸と開幕2連敗の秋田の対戦だったのでここは楽に水戸が勝つだろうと思っていたら何と秋田が今季初勝利。風下に回った後半に選手交代でもう一度強度を上げた秋田の試合運びが見事だったのと、これで水戸と秋田の通算成績は秋田の3戦全勝という相性の良さもあったのかもしれないね。

見慣れない選手としては浦和から移籍してきた木下康介。長沢とほとんど変わらない190cmの長身でありながら機動力が高く前への圧力は極めて強い。右足のシュートは強烈なものがある一方で、秋田戦で放った2本の左足シュートはどちらもゴールから遠ざかる方向に飛んでっちゃうくらいに左足はおもちゃ感が漂う。まあエリア内では右足を切っておけば大丈夫でしょう。



上夷克典(トレイン3両目)と村田航一(トレイン4両目)は明治大の同期。多分出場はないと思うけど坂圭祐と新里涼も順天堂大の同期。


梅田魁人(前列一番右)が福岡大4年の時の3年が井上健太(梅田の隣)。ちなみに前列左から2人目の22河原創は熊本戦の時の試験に出るからみんな覚えとこうね。さらに宇津元伸弥が宮崎産業経営大2年の時の4年が前田椋介と再会多き一戦となりそう。他にもいるかな。


ここで勝ち点を落とすと序盤の序盤にして横浜FCとの差は決定的なものとなってしまう。今シーズンの目標として設定した勝ち点84(毎試合勝ち点2)は過去のJ2の自動昇格実績を考えても本当に妥当だと思うんだけど、今の大分はたったの2試合で既に3も遅れをとってしまっていることになる。つまりここから水戸、長崎、山口と3連勝してやっとそのペースに戻るということで目指そうとしているところは遥かに高いところだということをもっと強く認識しないといけない。勝ち点にシビアに。
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NEW!!遠征の相棒

2022-02-28 21:20:10 | トリニータ
先月書いた遠征の相棒記事ですが、甲府戦の2日前に遂に納車となりました。注文からちょうど半年。生産数の少ない外車じゃないんだから、まさかこんなに待たされるとはね。本当に世界中で半導体がないということを実感。ただ今シーズン最初の遠征を旧車で行くことまで覚悟していたからギリギリで新しい相棒を迎え入れられたのは嬉しかった。


普段こういうことは書かないんだけど、感動するレベルで最近の自動車がすごいと感じたのでちょっとだけ書いておきたいと思った次第。


とにかく室内空間が快適!


スマホの非接触充電とか、


BOSEのパーソナルサウンドシステムは


運転席と助手席のヘッドレストにもスピーカーが付いてる優れモノ。モーター駆動でそもそも室内が静かな上にめちゃくちゃ音がいいから本当にヘッドフォンで音楽を聴いているみたいな感覚になる。好きな音楽かけまくっていたら甲府まで片道350kmほどだけど、本当にあっという間に着いてしまった感覚だった。



そして何より一番感動したのが、プロパイロットという運転支援機能。簡単に言ってしまえば「半自動運転」。追従対象の前車との距離と速度を設定してしまえばあとは車が勝手にハンドルとアクセルを動かしてくれる。ハンドルに手を添えてさえいれば、どんなに虚脱した状態だろうがどんどん車が目的地に向かって走ってくれる。昨日は片道4時間の行程で13時キックオフという早起きも深夜着もない極めてラクな行程だったけど、この機能さえあればどんなに疲れていても休憩せずに進めるし、遠征民にとってこれほど強い味方はない。

技術の進歩は本当に素晴らしいよ。

もともと運転自体は好きなので長距離でも苦にならない方だから「何が運転支援機能だよ、いらんいらん」くらいに考えていたけど、初めての遠征でとにかく感動してしまった。前の車が車線変更して前方が開けた瞬間にスーっと自動的に加速していく気持ち良さは何物にも例えがたいものがある。

こんなにも楽しいものを手に入れてしまったので車で出かけたくて仕方ないのに月末のヨドコウまで予定がないのが悲しい。ヨドコウも久しぶりの大阪だし、16時試合終了という絶妙な時間帯なので酒も飲みにいきたいしなと楽しい悩みは尽きない。
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J2開幕節全部観た(大分−水戸除く)

2022-02-23 01:17:33 | トリニータ
90分×10試合=900分=15時間。暇だな、オレ。


大分の開幕戦が中止となってしまった影響で考えることもなくなったので3日かけて10試合全部観た。何となく観始めたわけじゃなくて、開幕前に選手名鑑を眺めていて3年お留守にしている間にJ2のことが全然分からなくなっていることに気付いて早々に全チームの試合を観たいと感じていた。大分の試合もなくなりちょうどいい機会だったので、開幕節で全部観てしまったというわけだ。


J2全体のざっくりとした感想は以下の通り。

・思ってたより強度の高い試合が多い。(これは開幕戦特有のものかもしれない)
・J1に慣れた感覚で観てるとやっぱりミスが多い。枠内シュートが本当に少ない。
・改めて「VARないんだー」と一度は思う。審判のレベルは総じて低い。そもそも名前も知らない審判がいっぱいいる。


チームごとのざっくりとした感想。

・一番良い印象だったのはダントツで新潟
・人気薄だけどいいサッカーしてるなと感じたのは東京Vと山口
・比較的人気だけどヤバそうなのは町田

こんな感じかな。ただ甲府を筆頭に明らかに選手が揃ってないチームもいれば、トレーニング不足に起因すると思われるチームの完成度の低さが目立つチームもあるから、どんどん変わっていくとは思うけどあくまでも1試合を観た時点ではこんな感想。選手名鑑を何度もめくりながら集中して観たので、この3日でJ2のことが一気に頭に入った。もう今の時点で一番よく分からないチームは大分トリニータになってしまったと言っても過言ではない。


栃木−秋田
両WBが黒﨑と福森健太の栃木に親近感。ノビノビと縦に仕掛ける黒﨑を見て、昨シーズンの大分ではたくさんの制約が課せられてたんだろうなと感じた。監督が代わり、主力選手も抜けた中で一体感を持ちながら丁寧にサッカーをする栃木は好感度が高い。左CBの大卒ルーキー・大森渚生(日本大)の精度の高い左足は今後も注目。秋田の記憶は間瀬さんで止まっているので、まさか秋田がキック&ラッシュみたいなサッカーを標榜しているとは知らなかった。体躯のしっかりとした武颯の1トップは適任。


長崎−東京V
大分、横浜FCと並んで昇格候補の一角と評価の高い長崎。クリスティアーノの獲得が高い評価の要因だと思うけど、クリスティアーノもさすがに35歳。ここからコンディションが上がってくるのかもしれないけど、超J2級とまではいかないんじゃないかな。長崎は先発DF4人の平均身長が171.3cmと大胆なチャレンジ。ヴェルディが高さで仕掛けてくることがないと読んでの構成だとは思うけどなかなか斬新だ。細かいパスで繋ぐベースは持ちつつ90分間ハイインテンシティで長崎を追い詰め続けたヴェルディは意外な驚き。堀孝史名将説あるか?


横浜FC−大宮
ドローが妥当な内容の試合だったと思うけど、こういう試合を交代選手で手繰り寄せられる横浜FCはやはり昇格候補なんだと思う。最終ラインに落ちた手塚康平の左足からズバズバと放たれる縦パスは脅威。金があってもなかなか強くならなかった大宮がこれからどんどんお金がなくなっていく中でどんな立ち位置をキープしていくのかはとても興味がある。


群馬−山形
意外と言っては失礼だけどここは群馬が勝つとは思っていなかった。第1節のベストゴールを選ぶならチアゴ・アウベスのロングシュートか宮市のダイレクトボレーになるかと思うけど、個人的には群馬の決勝点となった右から左へ3本のパスで山形のDF陣を崩しきったゴールが一番好きだった。山形は立ち位置にトリッキーさがあり読めないチームだなという印象はあるものの、この試合で恐さを感じることは一度もなかった。


徳島−金沢
徳島もコロナでベストメンバーを組めなかったチームの一つかな。両サイドの西谷と浜下はストロングポイントになるけど、逆に言うとそれしかない感じも。それなりのメンバーは確保したもののさすがに抜け過ぎの感はやはり否めない。金沢は豊田陽平が普通に存在感を放っていてさすがだなという感想。中央大3年の頃から気になっていた松本大輔が目立っていて、もしかすると庄司朋乃也よりも金沢のDFラインに欠かせない人材になるかもと感じた。


千葉−いわて
千葉は普通にやって普通に力負けをした印象。我々のよく知る千葉のままで何となく安心した。チームには直接関係ないけど、佐藤勇人はけっこうしゃべれる。いわては秋田豊が率いるチームらしくセットプレーと球際では絶対に負けないという強さを見せるチームで、単純なことに愚直にエネルギーを使っているだけに非常に厄介だなという印象。昇格クラブは下のカテゴリーでやってきたことをそのまま出せば例え戦力面で劣っていても残留出来るというトレンドが出来上がりつつあると思う。


山口−熊本
大木監督のチームが普通のサッカーをやっていたのが何よりも驚き。昨シーズンの熊本の試合を全く観ていないので深くは語れないけど、先ほどのトレンドに当てはめれば降格するのは熊本なのかなと思う。山口は地味にいい選手が多いなと感じた。仙台では輝けなかったけど田中渉のパスセンスが抜群で改めて注目だなと思った。中盤の仕事なら何でもやりますな感じの吉岡雅和も山口で一気に評価を上げそうな雰囲気。


仙台−新潟
開幕節で一番面白かったのはこのカード。新潟はいい。去年の序盤も同じような印象で尻すぼみだったことを考えるとあまり持ち上げ過ぎるのもどうかと思うけど、それでもいいなと思った。伊藤涼太郎、本間至恩、高木善朗、三戸舜介、イッペイ・シノヅカと2列目のタレントは余剰気味なくらい豊富だけど、そこに最終ラインから出てくるフィッツジェラルド・マイケル・ジェームズのフィードがとてもいい。久しぶりに見たけど、フィッツジェラルド・マイケル・ジェームスはとてもいい。声に出して読みたい選手名、フィッツジェラルド・マイケル・ジェームス。ちなみに声に出して読みたい水泳選手はピーター・ファン・デン・ホーヘンバンド。ただそれだけいいにも関わらず試合を決めきれなかったFW陣が若干物足りないか。鈴木孝司が負傷したのも少し気がかり。仙台は新潟に完全に押し込まれてしまったけど、ゴールは許さなかった固さは自信にしてよさそう。昨シーズン一番恐かった加藤千尋をゴールから最も遠いSBに追いやっているのは疑問以外の何物でもない。


町田−琉球
これからコンディションを上げていくんだと思うけど町田は本当にパッとしなかった。昨シーズン5位だったチームがこの程度なら昇格を狙う我々からすると歓迎すべき状況だとは思うけど。目玉補強の山口一真も4年前からこのクラブの背骨であった平戸太貴も本調子にはほど遠い動き。一人奮闘していたのは佐野海舟。ただ夏に若手のボランチに海外流出のリスクがあるJ1クラブは間違いなく佐野をリストアップしていると思うし早々に昇格争いから脱落すると戦力確保にバタバタとしなければいけないかもしれないな。丁寧に繋ぎながら1トップ上原の高さも織り交ぜる琉球はうまく戦っていたと思う。主力の流出後でもうまくチームを作れている印象。


岡山−甲府
スコア的には一番衝撃的だったけど、ちゃんと試合を観れば評価は全く変わると思う。人が揃わなかった甲府。どれだけ大変だったかを昨シーズンの大分で言えばエンリケ不在、香川がシャドーに入って、途中出場で屋敷優成と宇津元が出てくるような布陣でかつ新監督。むしろちゃんと崩して先制点を奪っただけ甲府の方が今後は恐いんじゃないかと思う。ついでにFC東京むさし→帝京高→日体大→甲府と全く同じキャリアを進んで「稲垣祥2世」の呼び声も高い三浦颯太を早々にデビューさせたなんて明るい話題のおまけ付き。岡山はセットプレーから2点、キャリアで1回あるかないかのミラクルゴール、明らかなファールを見逃してもらって数的有利のどさくさのうちに決めたゴールと全てうまくいった上での4ゴール。チアゴ・アウベス、バイス、柳、本山遥、田中雄大とほぼ全ての新戦力をさらけ出した上で特に目立つところもなかった岡山の方が先は暗いように思う。何気に14年連続でJ2に留まる岡山こそ次期J2番長。気付いたらいつも通りの12位(13年間の平均順位)くらいに落ち着いていそう。


はい、一気に振り返りました。1試合観たところで何だという感じだけど個人的には今シーズンJ2を戦っていくうえで収穫がたくさんあった。まあ、それよりも早く大分トリニータが開幕を迎えてくれないと何も始まらないんだけどね。
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ダブルヘッダーやろうぜ!

2022-02-18 22:19:43 | トリニータ
明日はもともと出勤の予定だったんだけど、何とか今日やりくりして休みにして清々しい気分で退社しようとしたら何と中止....


これはもう考えうる最悪の事態になったと思うよ。昨日の記事でもFC東京とか大宮が大変そうだということを書いたばかりだけど、うちだけは何とか無事に開幕を迎えられそうだと思ってだけにね。このうち「だけ」はみたいな気持ちを神様に見透かされたような気がしないでもない。ここでも書いたけど、今季は無事に開幕を迎えたチームが勝ち点を重ねて行くと思ってた。予想の出来ないことが順位を構成する強い要素であると考える以上、順位予想なんて出来ないと思ったから今年はやらなかった。もともとリーグ戦42試合、カップ戦6試合、天皇杯1試合と徳島と並んでシーズンイン時点で日本で最も公式戦の多いクラブの試合が中止になってより過密日程となるわけだから冷静に見れば昇格争いからは脱落したと考えるのが自然。本当に最悪の事態になったと思うよ。


一つ疑問に思うのは大分の選手でコロナ陽性者と判定されたのは2名。大分よりもたくさんの陽性者を出しているクラブはいくつもあると思うけど、濃厚接触者がそれほどカウントされておらずチームの活動停止は言い渡されていない。エントリーの下限を満たせなかったということはほとんどの選手が濃厚接触者と判定されたということだろう。合宿をしていたわけではないのに、他のクラブと同じような活動をしていたはずなのに、なぜ大分だけ多数の濃厚接触者を出してしまったのだろうか。大分の保健所だけ判定基準が厳しいのだろうか。クラブの中には陽性者を出したとしても濃厚接触者とならないルールがあったと思うんだけど、なぜそれが効果を発揮しないのか。個人的にはクラブへの不信感がわき始めている時期だけに、ルール設定の甘さや運用の適当さ、もしくは政治力の弱さまであり得るなと思ってしまう。落ち着いてからでいいから詳しく説明してほしいけど、それもないだろうな。


さて決まってしまったものは仕方ないのでまずは代替日程の確保だ。45日以内に開催出来なければ0-3の不戦敗らしい。カレンダーを見れば残されているのは3月9日か、3月16日のみ。ちなみにいま昭和電工ドームの予約状況を見るとどちらも空きになっているので、それまでにチームの状況を立て直せるかの方が重要になってくる。さらに濃厚接触者の待機期間が7日間と考えると、来週の水曜日のルヴァンカップ鹿島戦もまず間違いなく中止。下手するとリーグ戦第2節アウェイ甲府戦の中止まであり得るかもしれない。もうそうなってくると今季はもともと水曜日の試合が多いだけに日程のやりくりにも限界が出てくる。ここはもう奥の手で「ダブルヘッダーやろうぜ!』。開催案はこんな感じ。

2022年3月2日(水) 昭和電工ドーム大分
ルヴァンカップ グループステージ第1節
大分トリニータ−鹿島アントラーズ(13時キックオフ)

2022年3月2日(水) 昭和電工ドーム大分
ルヴァンカップ グループステージ第2節
大分トリニータ−ガンバ大阪(19時キックオフ)

今季は幸いにも2チームくらい組める戦力を確保していたからアカデミーからの助っ人も借りて前代未聞のプロサッカーでのダブルヘッダー開催やっちゃおうぜ!多分日本初だよ!これが実現出来れば空いてる水曜日に優先的にリーグ戦の再試合を埋めていける。ただ冷静に考えると、6日ホーム横C、9日アウェイ甲府、12日アウェイ長崎という7日間で昇格候補クラブとの3連戦とかいう地獄日程もあり得るんだな。天皇杯決勝の敗戦でスーパーカップ、ACLを回避したと思いきや結局地獄のような日程に頭を悩ませることになるとはね。まあでも真面目にルヴァンカップについては不戦敗もありだと思うよ。中途半端でやったらそれこそ0-3どころのスコアじゃすまないと思う。そもそもJ1とJ2の試合なわけだし。


いずれにしても今後どうなるかはクラブの発表を待つしかないというところか。長引けば長引くほど厳しくなっていく。
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2022シーズン開幕戦プレビュー

2022-02-17 23:02:29 | トリニータ
シーパス届いて(自宅に届いているので手元にはない)、DAZNの年パス届いて、選手名鑑買って、いよいよシーズン開幕。首都圏のクラブを中心にクラスター報告みたいのが続々と出てくる中で我がクラブはとりあえず何もないようで本当にホッとしている。とにかく無事に開幕を迎えてほしい。


さて開幕戦。対戦相手は水戸ホーリーホック。3年も留守にしているとすっかりJ2の事情も分からなくなってしまうわけだけど、そんな中でも水戸ホーリーホックだけは変わらない。今シーズンで何と23年連続のJ2。上から落ちてこようが、下からはい上がろうがそこにはいつも水戸ホーリーホックがいた。だから3年ぶりJ2の開幕戦が水戸ホーリーホックで何となく良かった、ああいつもの顔だなと安心してしまう自分がいる。しかしもうあの頃の水戸ちゃんじゃない(と思う)。住吉ジェラニレショーン(→広島)、平野佑一(→浦和)、松崎快(→浦和)と有望大卒選手の「転売ヤー」という裏の顔を身に付け、着実にクラブの総合力を上げてきている。今季も杉浦文哉(明治大)、高岸憲伸(中央大)という関東大学リーグのA級選手を獲得して2〜3年後への備えは万全だ。さらに今季からは「オレたちもいつまでも売ってばっかじゃねーぞ!」と言わんばかりにJ3宮崎の主力2人、梅田魁人、前田椋介の強奪に成功し、弱いものいじめをする側に回るようにもなっている。やられたら(水戸ちゃんのようないいヤツでも)やりかえす。残酷な世界だよ、ここは。


話が逸れました。スタメン予想を。水戸はもう長いこと開幕1週間前に鹿島と「いばらきサッカーフェスティバル」で試合をすることが開幕前の通例となっている。プレシーズンマッチといえばお隣のちばぎんカップばかり注目されがちだけど、実際に2度足を運んで「いばサカ」もなかなかいい大会だということを実感している。自分が実際に観た2回もどちらも水戸が健闘して試合が盛り上がったわけだけど、今季はついに水戸が勝った。通算では鹿島の14勝1分1敗らしいけど、今季はついに水戸が勝った。こんなところからも水戸が成長していることが分かる。果たして水戸は「いばサカ」のスタメンそのままで来るのか。直近の3大会(2021年は開催なし)のスタメンを確認してみた。2018シーズンは「いばサカ」とリーグ開幕戦の変更なし。全く同じ11人でスタメンを組んできている。2019シーズンは1枚替え、2020シーズンは3枚替えということで、まあほぼほぼベストメンバーで臨んでいると予想してよさそうだ。


「いばサカ」のスタメンはこんな感じ。オーソドックスな4-4-2。☆マークはエルゴラの選手名鑑でもスタメン予想となっていたのでこの6選手はほぼ当確といっていいと思う。さらに今季の水戸の目玉補強であったと思われる高井和馬(←山口)は2月頭に負傷を発表、梅田魁人(←宮崎)も「いばサカ」メンバー外なので2トップも木下、安藤で確定と思われる。高井、梅田の両FWの不在はラッキー。


我が大分トリニータはどうだろうか。昨季までのやり方よりもより繋ぐことを意識すると明言している下平監督。自分のやり方を落とし込むためにシーズン序盤はちょっとやり過ぎと思うくらいにギリギリまで繋がせるかもしれないなと思っている。昨季はチームのメンバーが大きく入れ替わったこともあり開幕からしばらくは目を覆いたくなるくらいにボール回しがおぼつかなかったけど、今季はそういうことはなさそうだけど、「まだ逃げるな」「もっと行ける」といったようなことを下平監督から徹底されるがゆえに自ら危ないシーンを招いてしまうことがあるんじゃないだろうか。出来ればそれが試合の趨勢を決定付けてしまうことがないことを願うばかり。しばらくの辛抱はつきものだ。

エルゴラのスタメン予想は選手名鑑を買って確認いただくとして、一番予想外だったのは三竿の左SB起用。スムーズなビルドアップのためには左利きのCBが必要と下平監督は言っていたので三竿を左CBに固定するところからメンバー構成を考えるかなと思ったくらいだから。


個人的な予想(希望)スタメンはこうだ。4-3-3というよりは4-1-4-1に近い立ち位置。4-4-2のチームと対戦する時にはやはり浮いてくるであろうアンカーの北斗がキーマンになりそうだけど、もはや今季は相手がどんな並びだろうと北斗がキーマンになり続けるシーズンになるんじゃないだろうか。

下平監督がポイントとする両ワイド。ここは独力突破を仕掛けられる選手を置きたい。昨季終盤、低い位置から猛然と駆け上がる健太にはときめいた。もっと高い位置で1対1を仕掛けられるシチュエーションならどうだろうかという妄想を抱かずにはいられない。そしてオレたちは「スーペルゴラッソ小林成豪」を知ってしまったんだ。もう一度「スーペルゴラッソ小林成豪」をこの目で見たいと願ってしまうのは当然の心理だろう、なあ成豪。

両ワイドをポイントとすると1トップは動かないタイプのFWが向いていると思う。伊佐も呉屋も動きたがりなだけに少し消去法的ではあるけど長沢を置きたい。昨季終盤最もがっかりさせられた選手と言っても過言ではなかった長沢。この記憶を裏切ってほしい。

シャドーは働き者の2人。小出と健太の縦のユニットはもうロマン100%でしかないと思っている。そして改めて坂に期待。

あとは下平監督がサブのメンバー構成をどうするかでどんな試合をしたいかが見えてくると思う。昨日の平ちゃんのYoutubeの中でひぐらしさんが触れていた「両ゴール前でのシーンが多い試合を」という下平監督のコメントは単なるリップサービスでそんなことは微塵も考えていないと思う。基本は押し込み続けて、失ったら敵陣内で即時奪還、リピート。目指しているのはこんなサッカーのはずだ。


降格組で戦力キープに成功、昇格候補としても名前の挙がる調子こき大分をJ2の象徴、J2の顔とも言うべき水戸ががっつり叩くところを世間が見たがっているのはよく分かるし、そうなる近い未来も十分に想定済み。どんなに期待感があったとしても無邪気に盲信なんて出来ないくらいに昨季は負けまくった。その傷が完全に癒えたわけじゃないから、今の期待感はちょうどいい。半信半疑よりはちょっと期待している、5.5信4.5疑くらいでちょうどいい。


今年も長いシーズンが始まる。
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チームへの期待とクラブへの不安

2022-02-12 12:21:27 | トリニータ
いよいよ2022シーズン開幕まであと1週間。コロナ禍ということもありプレシーズンの情報があまり入ってこないので誰がスタメン有力なのかとか、そもそもチームの完成度がどれくらいなのかとか漏れ聞こえてこない。ただシーズンイン前のコロナ陽性者1名とキャンプイン直前の地震以外はチームにとってあまりネガティブなこともないようなので、それだけでもいいのかなと思う。とにかく無事にプレシーズンを過ごしたチームが序盤は抜け出すと予想している。残り1週間何もありませんように。


フォーメーションは下平監督自ら明言している4-3-3で間違いないでしょう。新チームをあまりガチャガチャと動かすのはよくないと思うし、そもそもシーズン入ってすぐにリーグ戦チームとルヴァンカップチームの2つが同時に動き出すことが予想されるので、誰がどっちに出てもいいようにチーム戦術には統一感を出すことが必要だと思う。メンバーも勝手知ったる人たちが多いのであまり大コケすることもないだろうからそんなに心配はしていない。あと1週間で少しでも情報が出てきたらいいな。


今日の記事の主旨はチームというよりもクラブについて。シーズンインに向けて期待感がわき上がってくるチームに対してその運営母体であるクラブには不安に感じることが多くあるここ最近。個人的には大分トリニータは昨シーズンの降格でまずはチームよりもクラブそのものの強化を優先するフェーズに入ったと思っている。簡単に言うともうこれ以上現状でチームの強化を目指したとして「その先」はないということ。ここでも何度も言っているけど、今のクラブの規模から言えば大分はJ2にいるべきクラブ。チームのかみ合わせ次第でJ1昇格することが夢物語ではないことは2度の昇格で実証された。ただJ1定着、タイトル奪取のレベルになるとまだいくつも壁を越えなくてはならず、現状のクラブ規模では限界だ。だからクラブの全容がもちろん見えているわけではないけど、チーム強化に比べてクラブそのものの強化が見えてこない、逆に不安に思うような事象が頻発する現在のクラブは不安で仕方ないと思っている。いくつか事例をピックアップする。

①SNS運用
いまの時代においてSNS運用はやっておけばいいという局面はとっくに過ぎておりクラブの広報の根幹であると言っても過言ではないと思う。「センス」という言葉で片付けてしまえばそれまでなんだけど大分トリニータのSNS運用はハッキリ言って「ヤバい」レベルにあると思う。

【選手の節目に対するツイート】
これは昨年10月に迎えた刀根の30歳の誕生日とモリシの引退に関するツイートについて。刀根は大分のアカデミー出身。クラブとしては15歳の頃から刀根を側で見てきたはず。その選手が人生の節目でもある30歳を迎えた日のツイートに貼り付けた写真4枚全てが2日前に行われた天皇杯ジュビロ戦のもの。アカデミー時代のもの、新入団の頃のもの、そして再加入した頃のものを並べてずっと一緒にやってきたことを表現することが大事なんじゃないかな。アカデミー出身選手だからこそクラブしか持っていない宝物がいっぱいあるはずでしょ。それが出来るのは唯一大分トリニータだけなんじゃないの?

昨年末モリシが引退を発表した。そのキャリアを通して印象的な選手だったし過去に在籍したクラブのほとんど(もしかすると全て)が惜別ツイートを発信した。そしてその全てが在籍当時のモリシの写真を添えて発信されている。ただ一つ大分トリニータというクラブを除いて。もうSNSはやればいいという局面は過ぎたと思う。文面だけだと「他がやってるから仕方なく」みたいに見えてしまうし、正直「やっつけ」にしか見えない。

【移籍ツイート】
このシーズンオフに移籍した選手に対するツイートで「移籍する」と「移籍される」の2つがあったこと。普通に「移籍する」でいいと思うんだけど、「される」と表現された選手は移籍金を残してくれてそれに敬意を込めてんのかなと勘ぐってみたりもしたけど、多分適当に書いてるだけだと思われる。こんなところからにじみ出るSNS軽視。クラブとしてマジでヤバい。

昨年大晦日に日本人選手3人のセルティック加入が発表された。確か20時に3選手の所属先であった川崎、横浜、ガンバから同時に発表された。この3クラブのツイートを比較してみると現在のクラブの総合力が透けて見えてくるような気がする。大然や旗手への在籍時の感謝と移籍後のエールに溢れた横浜、川崎のツイートと比較して、2度目の海外移籍だからなのかあっさりとした報告ツイートで済ますガンバ。無冠の強豪からリーグの絶対王者になった川崎、ガンバが契約更新前にオファーを出しても獲得出来なかったエドゥアルドを契約更新後に強奪出来てしまう横浜。SNS戦略とクラブの総合力の相関性が現在のリーグでの立ち位置に表れているような気がしてならない。

新年最初のツイートにも突っ込みたいところだけど、まあ「センス」の範囲内なのかな。1ミリも共感出来ないけど。


②職員の逮捕
属人的な要素が強いのかもしれないけど起きてしまったことは事実だし、組織としての弱さを指摘されても仕方ないと思う。


③う◯こ
一昨日発表された「宇宙プロジェクト」。企画自体は素晴らしいと思う一方でプロジェクトのパートナーの名前を見て、「おい、お前まだいたのか」と突っ込まざるを得なかった。あれだけ多くのサポーターが嫌悪感を示した一件からまださほど時間が経過していない中で再びその名前が出てくるのは当時を手を切りきれなかったとしか思えない。「今回は反響が大きすぎたので手を引いてください。しかるべき時にもう一度お声かけしますから」みたいな腰の引けた交渉があったとしか思えない。まあぶっちゃけ今回はうまくいけばいいけど、名前を見ただけで心象は良くない。


とりあえず思いつくままに書いてみた。③を除くと単純な人手不足なんじゃないかと思う。時間と普通の感覚があればSNS運用はちゃんと出来ると思うし、業務多忙が頭のおかしい行動を引き起こしちゃったんじゃないかなと思っている。ただモリシの引退ツイートに関しては我々よりも遥かにクラブ規模の小さい宮崎や栃木シティでもちゃんとやってたから言い訳にならないと思うし大分がいかにSNS運用を軽視しているかの表れだと思うけどね。冒頭にも書いたけど、クラブ強化はチーム強化よりも優先されるべきと思っているから例えば選手を1人減らしてでもクラブの戦力を確保してほしい。チームは今シーズンの昇格に失敗すると選手の大量流出で長い冬の時代に入りそうな雰囲気がある時だからこそ、チームの成績でクラブがグラつかない基盤作りをしてほしいと思うわけだ。



さ、スーパーカップでも観るか。
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半年間だけの救世主 〜half year hero〜

2022-01-28 21:15:27 | トリニータ
シーズンが始まるまでどうしてもブログを放置してしまうので、オフシーズンも頑張れと自分を奮い立たせるための中継ぎ記事です。


前々から一度まとめてみたいと思っていた在籍期間半年以下の選手で誰が一番インパクトを残したかという内容の記事。タイトルがちょっとだけ洋画っぽい。


「夏に移籍してしまった(前半)」パターンと「夏に移籍してきた(後半)」パターンの2つがあるかな。個人的な印象の強かった度合いのランキング形式で。記憶を頼りにピックアップしているだけなので、「この選手もいるよ!」みたいのあったらコメント欄に記載してもらえると嬉しいです。


第5位 阿部吉朗(2005シーズン前半)

吉朗に関してはまず加入してきた時の期待感が高かった。それまで大卒3年目くらいのバリバリのアタッカーが移籍加入してくることとかあまりなかったからJ1も3年目になって少しクラブも変わってきたかなという印象を持つような移籍だった。ただ残念ながら2005年シーズンの夏まではファンボ第1次政権という暗黒期だったので、移籍してきた選手を輝かせてあげられるほどの余裕が我がクラブにあるわけもなく。結局リーグ戦でゴールすることはなく確かナビスコの柏戦で1ゴールだけ決めたんじゃなかったかな。ポテンシャルが間違いないことは大分にいた当時から分かってはいたし、その後多くのクラブから必要とされそして結果を残し続けたことから、大分に入団するタイミングさえ違えばなと思わざるを得ない選手だった。


2年ほど前にたつのこ(茨城県)に大学サッカーを観にいった時、隣に多分中学生くらいのチームが見学に来ていた。自分の隣に座った監督と思われる方がプレーを見ながら今のプレーにはこういう意図があるとか、オフザボールの動きとかを一生懸命その中学生たちに語っていた。ふとその監督の顔を見るとなんと吉朗だった。隣が吉朗だと気付いてからは試合そっちのけで吉朗の解説が気になって仕方なかったし、あまり集中して聞いていない中学生たちに「おいお前ら、お前らの監督はめちゃくちゃ強烈なアタッカーだったんだぞ、有難く話を聞け!!」と説教してやりたくなる気持ちを抑えるのに必死だった。試合後は恩師である流経大の中野監督に挨拶をしていた。ちなみにWikipediaを読んでいて初めて知ったんだけど、今じゃJリーグでも最大勢力と言っても過言ではない流経大OBだけど、最初のプロ選手は吉朗らしい。



第4位 河原和寿(2010シーズン後半)

クラブ再生1年目だった2010年シーズン。一度は死んだわけだからこれまでのことはリセットしなきゃいけないはずなのにサポーターもどうしても2009年以前と比較してしまい本当に悲惨だったこのシーズン。ファンボが監督をやらざるを得なかったというのがその悲惨さに拍車をかけていた。そんな状態だったチームに文字通り「救世主」のごとく現れたのが河原だった。期待していた通りの気持ちを見せていくそのプレースタイルには本当に救われたような気持ちになったことをよく覚えている。ただ皮肉だったのは在籍時に感じた素晴らしいプレーヤーという印象を強固なものにしていくのは、退団後に我々自らが彼のゴールゲッターとしての能力の標的になってしまったこと。結局何点取られたんだっけ?「もうやめてー」と何度悲鳴を上げたか分からない。確か今は愛媛のアカデミーコーチをしていたと記憶しているけど、育成年代に携わるのは適任だろうね。




第3位 松田力(2013シーズン後半)

未だに大分のクラブ史上最も成功した特別指定選手という印象は変わらない。不振にあえいでいたチームの中で半年間で4ゴールは驚異的な数字。J1残留を争おうとしているクラブが特別指定選手に助けを求めている時点であのシーズンは本当に終っていたんだけどね、まあそれは別の話。特別指定選手ってそれまでは有力な選手の青田買い的な意味合いだと思っていたけど、松田力の出現で考えが一変した。難しいことはあまり考えずにとにかくゴールを目指していくその姿勢は清々しくもあった。前にも書いた気がするけど、中断明けのニッパツでのマリノス戦でタメの速いアーリークロスを松田力がヘッダーで決めた時には「もしかすると残留出来るかも」と淡い期待を持ったんだけどね... それくらいの期待感を持たせてくれるくらい素晴らしいゴールだった。結局ホームでもアウェイでも名古屋からゴールを決めて名古屋から声がかかる過程は、自らの未来は自分の手で切り拓く成功劇の典型のような流れで美しさすら感じたよね。今シーズンはJ3とのことでまたゴールを重ねていく松田力の姿が見られそうだ。






第2位 永井龍(2015シーズン前半)

松田力と印象がかぶるのがその2年後に大分を助けに来てくれた永井龍だ。しなやかな体の使い方が印象的でたちまちレギュラーの座に落ち着いた。シーズン序盤だったにも関わらずなぜか夏までの文字通り「期限付き移籍」。あのシーズンに残留したとしてクラブに未来があったのかと言われると首を傾げざるを得ないけど、永井がシーズン終了までいてくれたら残留出来ていたかもしれないなという思いはあった。




結果的に5月の水戸での負傷が本人にとってもクラブにとっても致命傷になってしまった印象が強く残念で仕方ない。確か本人もレンタル延長を希望してくれていたと思うんだけど、いま思い返しても永井のレンタルバックは残念で仕方なかった。永井自身は救世主であり得たと思うけど、契約交渉を含めてクラブがそれを引き出しきれなかった、だから降格した。違う側面から切って見ても必然の降格だったんだよね。


この写真は永井自身にピントが合ってなくて当時のブログでは使わなかったんだけど、いま見返してみると永井自身と永井の幕がピッタリと1枚に収まっていてなかなかいい。



第1位 ドド(2005シーズン前半)

ドドに関してはこの記事の主旨とちょっと逸れるんだけど、もしも願いが叶うなら見てみたかったシチュエーションとして個人的に一番だと思っているのがシャムスカのもとで躍動するドドだった。見たまんまの能力は間違いないけどムラっけのあるブラジリアンだったドド。当然のことがながらファンボで扱いきれるわけはなく能力の片鱗を見せつつもチームは降格圏に沈む。ドドの退団が発表されたのが2005年8月。確かそれから1ヶ月もしないうちにシャムスカが就任しているはずなので、あと少しだったのになと悔いが残る。もちろんマグノ・高松・吉田孝行のトライアングルであれだけ無双したわけだから物足りなかったわけじゃないけど、一度だけでいいからシャムスカのもとで自由奔放に躍動するマグノとドドの2トップが見てみたかったと思い返すことが今でもある。きっと強烈だっただろうなあ。



皆さんも短期在籍だったけど印象に残る選手はいたでしょうか。
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遠征の相棒と半導体不足

2022-01-25 21:37:06 | トリニータ


我が家の遠征の相棒です。2009年の秋に買ったので、かれこれ12年も乗った。その12年の間に大分トリニータは4回も降格を経験。北は盛岡から西は山口まで本当によく走ってくれたよ。東京ではほとんど車に乗らない生活だったので、実質遠征専用車です。


社会人最初の10年は車社会で生活していたので、10年で5台も車を乗り換えたけど、東京に転勤してからは10年間で1度も乗り換えなかった。やっぱり車社会で生活しなくなると車に興味がなくなるわけだけど、昨年から滋賀という車社会に生活拠点を移してから再び車への興味が再燃。そして8月に12年ぶりの新車購入。


購入する時に納車まで少し時間がかかることは言われていたので、年末に自宅に帰る時までに納車されればいいやくらいに考えていたんだけど、ここで立ちはだかったのが「半導体不足問題」。ニュースで見る程度でしか把握はしていなかったんだけど、まさか我がごととしてその問題が降り掛かってこようとは夢にも思っていなかった。今乗っている車では考えられないくらい最近の車には半導体が必要らしい。そして注文から5ヶ月経過した今もまだ納車はされていない。今のところ工場出荷が2月2日頃、納車はそこからさらに2週間程度と言われている。ただこのスケジュールもこれまで延ばしに延ばされてきた身からすると、どうせまた延びるでしょくらいでしか受け取れない。


今シーズンの最初の遠征は第2節の甲府戦(2月27日)を予定しているわけだけど、注文時点では夢にも思わなかったまさかまさかの旧車での遠征になるかもしれないという事態に。ジタバタしても納車が早まるわけではないので待つしかないわけだけど、それにしても待ち遠しい。ただここまで待たされるともう注文した事実すら忘れてしまうくらいに待たされている感覚になってしまう。


ここでも書いてきたけど、今シーズンのJ2は滋賀県民にとっては全てが遠征。必然的に長距離運転が多くなるわけだけど、新車には長距離運転の味方とも言うべき機能が多く搭載されているのでその面でも1日でも早く納車になってほしいと願っている。


新車が来るのが楽しみである一方、たくさん頑張ってくれた旧車への感謝の気持ちも忘れずにいようと思う。子どもが生まれる前から我が家の一員なので本当にたくさんの大分トリニータの悲喜こもごもを一緒に見てきた。唯一の心残りは九州の地を一度も踏ませてあげることが出来なかったこと。あと少しだけど、我が家の足としてよろしくお願いします。
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新シーズン始動、見えてきた新チーム

2022-01-23 00:53:06 | トリニータ
タイトルのような記事を書こうと思ってたら昨晩の地震でキャンプ期間を短縮してもしかするとキャンプ自体やらないかもとちょっとバタバタしてきた。コロナだ地震だともうサッカーどうこうじゃなくて無事に開幕を迎えたチームが勝ち点を積んでいきそうな雰囲気すらしてきたよ。キャンプ地の高知まで行って9人も感染者が出てしまった新潟なんてもう絶望的。キャンプに参加している50人全員が濃厚接触者だから全員ホテルで1人ずつ待機。もちろんトレーニングなんて出来ない。新潟の惨状を見ているとわざわざ共同生活でトレーニングするのはコロナ禍においてはリスクかもしれないからこのまま大分でトレーニングでいいんじゃないだろうか。


さて、トリテンの下平さんのインタビューを読んだ。片野坂さんと比較するとかなりしゃべってくれそうな監督だという印象。新チームについてかなりたくさんのキーワードがち散りばめられていたと思うけど有料記事なので詳しくは書きません。他のところのインタビューでも言ってたから4−3−3がベースだということだけは書いておきましょうかね。それぞれのポジション別に今シーズンの選手を配置してみた。


まずエンリケが抜けたので左利きのCBが三竿さんだけになったのでここから組み立てていく。これまで以上に三竿さんの重要度が増しそうなシーズンだけど、そんな三竿さんが始動から不在なのはちょっと心配ね。アンカーが混雑気味なので羽田はCBへ。3トップのウイングを重要視していそうなのでスピードタイプは全部ウイングへ。司と怜さんがどの辺りで見られているのか分からなかったので人数配分で司はインサイドハーフ、怜さんは右SBとした。4−3−3とは言ったものの配置してみると4−1−4−1っぽいのかなとも思った。リンクマンとしてのアンカー、ウイングを生かすためのワントップが戦術上の鍵を握りそうな気がしてきた。伊佐も呉屋も動きたがりなのでもしかすると長沢が最もフィットするやり方かもしれないという感じもする。


ただこうやって見てみるとポジション争いは激戦of激戦。ルヴァンと天皇杯をうまく活用していかないと全く出場機会を掴めない選手もある程度の数出てきそうな感じだ。 この激戦状態から誰がレギュラーを勝ち取るか。ワクワクするね。


トリテンの内容に触れずに書けるのはこんなもんかな。下平さんのインタビューは必読なのでトリテンはさっさと課金した方がいいと思うよ。あと、下平さんは自分で自分のことを「シモさん」って呼ぶめちゃくちゃお茶目な人だからな。そんな一面も知れちゃうトリテンに今すぐ Let's 課金だ!
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