F1 第3戦オーストラリアGPを振り返る

 ルノー/アロンソ、磐石である。ホンダ/バトン、FLはバリチェロに遅れることコンマ109の8位。最終ラップでのエンジンブローを除いたとしても、結果を見る限りポール・ポジションを取れたことが不思議である。マクラーレン/ライッコネン、決勝で誰よりも速く走れるとすれば課題は予選か。トヨタ/ラフル、荒れたレースの中で運が良かっただけ。予選・FLの順位を見てもマシンのポテンシャルが上がったとは思えない。

 <オーストラリアGP決勝レースの結果>
 1位:フェルナンド・アロンソ / ルノー / Q3 / FL2 / MI
 2位:キミ・ライッコネン / マクラーレン・メルセデス / Q4 / FL1 / MI
 3位:ラルフ・シューマッハ / トヨタ / Q6 / FL10 / BS
 4位:ニック・ハイドフェルド / BMW/ Q8 / FL7 / MI
 5位:ジャンカルロ・フィジケラ / ルノー / Q2 / FL5 / MI
 6位:ジャック・ビルヌーブ BMW / Q9 / FL13 / MI
 7位:ルーベンス・バリチェロ / ホンダQ16 / FL6 / MI
 8位:スコット・スピード トロ・ロッソ / Q18 / FL14 / MI

 セーフティーカーが4度も入るという荒れたレース。荒れたレースではベテランが上位に入って来るのが常であるが、そのようになっているともいないとも言える微妙な結果である。ミヒャエルが消えた。決して速いマシンだとは思えないトヨタ/ラルフ、BMW/ハイドフェルドが予選中団から這い上がってきている。ラルフは既にベテランか。

 さて、我らがSAF1。スタートでジャンプアップした琢磨が、タイヤが温まらず本来のマシンのポテンシャルが発揮できないバリチェロ以下を引き連れ数周のパレードを繰り広げTVの画面にも長時間登場したのはなかなか愉快であった。琢磨のドライビングの上手さを存分にアピールできたのではないだろうか。

 3戦が終ったところで各チームの力がほぼ判明したと言えよう。ルノー>マクラーレン>ホンダ>フェラーリ>ウイリアムズ=BMW=トヨタ>レッド・ブル>トロ・ロッソ>ミッド・ランド>SAF1。次戦は3週間後、いよいよ次戦からヨーロッパラウンドの開幕である。3週間の間のこの序列をステップアップすることができるのはどのチームか。サン・マリノGPが待ち遠しい。

今日の一枚は、チューリップ

 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しております。春色の森をぜひご覧ください。
恩田Now 
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