唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
たかがレンズキャップ、されどレンズキャップ
海外のものも含めいくつもの「カメラサイト」で、UN(日本のカメラ用品の会社、株式会社ユーエヌ)が、オリンパスXZ-1用自動開閉型レンズキャップを発売したことを報じていた。おいおい、たかがレンズキャップでどうしてこれほど話題になるんだ?
オリンパスXZ-1はコンパクトタイプながらF1.8から2.5と云う大変明るい大口径レンズを搭載しているのが「売り」のカメラであるが、大口径故にコンパクトタイプデジタルカメラ(所謂「コンデジ」のことだ)なら常識のシャッター式のレンズキャップを装備できなかったのである。
フィルム時代の距離計連動カメラのように、撮ったつもりがレンズキャップを外すのを忘れていて、できたプリントが真っ黒だったなどと云う失敗は無いにしても、撮るたびにキャップを外し、撮り終わったらキャップをつけると云うのはどう考えても面倒だし、第一、キャップを失くしてしまいそうだ。
そこで登場したのがUNのオリンパスXZ-1用自動開閉型レンズキャップだが、おいおい、これってどう見てもリコーのGXR用の24-72mm及び28-300mm(いずれも35mm換算)レンズユニット用の自動開閉式レンズキャップ、LC-2じゃないか(リコー純正は「式」で、UN製は「型」と微妙にネーミングが違うのは何故?)。取り付け用リングが「職人による限定数製造」なのだろ、だからネット販売のみと云う事だが、推定実売価格は5,800円とのこと。
しかしだ、リコーのLC-2は希望小売価格が1,680円で実売価格は1,350円と云うところだが、UN特製取付アダプタ付のこのキャップ(品番はUNX-9515)はその4倍以上の価格である。しかし、実売50,000円程度(コンパクトタイプの「くせに」結構高い!)のXZ-1のために5,800円のレンズキャップを買うか?
今日の一枚はGXR用のLC-2の前に、GX200用で登場した自動開閉式レンズキャップ、LC-1。「買うか?」と書いておいて無責任のようだが、XZ-1をお持ちの方は買った方がいい。すごく便利だし、第一、開閉の様子を見ていて楽しい(^^)