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最近では ゲームのプロモーションのため,店頭などでビデオ放映するための「イメージビデオ」が作成されるのが当然となっていますが,その昔,PC-8801mkIISR が覇権を握っていた頃は,ゲームのデモディスク(またはゲームそのもの)を パソコン本体に突っ込んで実行されていたりしたものです。デモの内容にインパクトがあれば それだけで飛びつくユーザーも少なくありませんでした。
自分もオープニングデモを非常に楽しみにしていたクチであり,PC-8801mkIISRユーザーではありませんでしたが 売れ筋のゲームは大体プレイした事があります。当時は 日本テレネット(ウルフチーム)や ゲームアーツ,日本ファルコムといったあたりが,非常に「映画的」なデモを作るソフトハウスとして注目されていました。
個人的には 日本テレネットから独立した ウルフチームが製作した「YAKSA」のデモが大好き。
音楽性もかなり高いうえ,デモの構成は 映画の予告編を思わせる かなり完成度の高いもの。
ゲーム内容は「・・・」だったので,全力をデモに使ったのかもしれませんが(笑)。
X68000の場合も例外ではなく 様々なデモプログラムが存在します。
グローディアの「エメラルドドラゴン」,ズームの「OVERTAKE」,システムサコムの「闇の血族」など,挙げればきりがありませんが,中でも特に異色と言えるのが ズームの「GENOCIDE2」。ゲーム本体にも当然デモプログラムは付いていましたが,その他に「店頭プロモーション用」のデモプログラムが別にありました。構成も内容も ゲームのものとは 大きく異なり,明らかに映像作品を意識したような構成で ゲームのバックストーリーが語られるもので,約9分間にわたる なかなかの長編です。音楽も専用のものが用意されている程の徹底ぶりには脱帽の一言。
ゲームに収録するつもりが ディスク枚数の関係でボツになったという話もありますが,
このデモは 映像,音楽共に かなり良い雰囲気なので 一見の価値はあります。
(以前は ズームの Webページで 配布していたんですが・・・)
どのソフトハウスさんも フロッピー媒体で よくやってたものです。
ハード性能にまかせて ダルいデモを作ってくる 昨今の半端なソフトハウスよりは,
全然凄いと思うのですがどうでしょうか。(≧∇≦)
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