アブソリュート・エゴ・レビュー

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潤一郎ラビリンス〈6〉異国綺談

2005-07-08 12:09:44 | 
『潤一郎ラビリンス〈6〉異国綺談』 谷崎潤一郎   ☆☆☆☆  一昨日読了。面白かった。異国綺談ということでエキゾチズムが主題だが、それぞれの短篇が微妙に趣が異なっていて楽しめる。 『独探』   最初独探の意味が分からなかったがスパイのこと。しかしスパイ云々は関係なく、要するに変な外人との交遊記であるが、これが非常に面白い。谷崎である「私」は西洋というものにものすごい憧れと幻想を抱いている。そ . . . 本文を読む