どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『山梨県立美術館の常設展 <ミレー館>』なのだ

2015年06月09日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<甲州ほうとう 小作 県立美術館前店>でランチをしたぼくらわ 山梨県立美術館に戻って<ミレー館>などの『常設展』を見たのだ



2014年に府中市美術館で<生誕200年 ミレー展 愛しきものたちへのまなざし>を見て以来 ずっと山梨県立美術館のミレー館に行きたくて やっと念願が叶ったのだ


今回わ えこうの代わりに ぼくが感想を書くのだ

山梨県立美術館 <常設展 「ミレー館」> 6月21日(日)までなのだ

http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/permanent/permanent.html#millet

http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/permanent/collection_millet01.html

作品リスト
http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/permanent/milletwing-spring2015.pdf




山梨県立美術館わ ジャン=フランソワ・ミレーの作品約70点(油彩画は11点)所蔵していて 今回は15点を展示していたのだ 他にも バルビゾンの画家も約20点展示していたのだ


気になった作品をご紹介するのだ

ミレー<ポーリーヌ・V・オノの肖像>なのだ


ポーリーヌが19~20歳 結婚した頃に描かれた作品で 瞳に訴えかける力があり 今見ると 早くに亡くなるのが分かっていたのかも?とも思えたのだ


ミレー<落穂拾い、夏>なのだ


解説の一部にわ こう書かれていたのだ
『収穫の際、刈った穀物を全て取り入れるのではなく、畑を持たない貧しい人々のために、穂を地面に残しておく習慣があった。バルビゾン村に移り住んだミレーは、聖書に登場する落ち穂拾いの行為をみて、驚くと同時に、深く感銘を受けたとされる。』

優しい感じで 心が穏やかになるのだ

ミレーわ 四季の連作を3度制作していて この作品わ 最初の連作だそうなのだ 制作年が1853年なので オルセーの<落ち穂拾い>よりこちらの方が先に描かれているのだ


ミレー<無原罪の聖母>なのだ


解説の一部にわ こう書かれていたのだ
『「無原罪の聖母」あるいは、「無原罪の御宿り」は、神の子であるキリストが宿る以上、聖母マリアも現在を犯すことなく生を受けているはずという考えをあらわすものである。』

田舎娘のような幼い顔立ちの聖母が  純潔の象徴の三日月の上に立っているのだ 聖母の背景わ 青と白で なんとなくだけど フワッと現れたかのように思えたのだ

あと この画像だと見えづらいんだけど 聖母の足元にわ 原罪の象徴のリンゴが落ちていて 食べるようにそそのかしたヘビを踏んでいるのだ


ミレー<冬(凍えるキューピッド)>なのだ


パリに新築する銀行家のトマ邸の食堂装飾のため制作したもので 2番目の連作なのだ

『春』わ 国立西洋美術館の<ダフニスとクロエ> 『夏』わ ボルドー美術館にあるそうで 正式なタイトルは分からないけど 豊穣の女神ケレスが描かれているそうなのだ 『秋』わ 火災で焼失して写真が残るのみだそうなのだ

※ぼくが写っているけど 参考として 国立西洋美術館の<ダフニスとクロエ>の画像を載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



ミレー<夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い>なのだ


宗教的な意味合いはないんだろうけど ぼくにわ 羊飼いがキリストで羊が民衆のように見えて 人々に教えを説き導いているように思えたのだ この水平線が高くとられている作品わ 中期の特徴だそうなのだ

うろ覚えで間違っているかもだけど<種をまく人>が思ったより安く購入できたので 合わせて購入したらしいのだ

ボランティアガイドの人がおっしゃっていたけど 当時の額縁のままで 額縁の横に釘の跡があるそうなのだ


ミレー<種をまく人>なのだ


2014年に<ボストン美術館 ミレー展>でボストン美術館の方を見たことがあって 1度見たいと思っていて念願が叶ったのだ

種をまく姿が 勇ましいとか 力強い感じがあるのだ 画面左上の黒い点みたいなのわ 集まってきた鳥たちだそうなのだ

ボランティアガイドの方が仰っていたけど ボストンのと色の違いわ あまりないそうなのだ

前にも思ったけど 山梨のと ボストンのを 隣り合わせに展示して 見比べをしたいって思うのだ


ミレー<古い堀>なのだ


堀の上に緑がキラキラしていて 明るい陽を浴びている 美しい風景で ちょっと暗くて分かりづらいけど 崩れた塀から シカが顔を出しているのだ あと 画面右下にわ 飛び跳ねるカエルも描かれているのだ


今回 ミレーの油彩画11点すべて展示していて 見れて大満足だったのだ


他にも<バルビゾン派>の作品も良かったんだけど メモをし忘れちゃって 覚えてないのだ・・・


ミレーが好きなら 1度わ 山梨県立美術館に見に行った方がいいと思うし オススメなのだ

今回わ 見れなかったけど ミレーの水彩も素晴らしいみたいだし タイミングを合わせて また見に行きたいと思っているのだ



あと 屋外の彫刻を見たのだ

アンリ・シャピュ<ミレーとコローの記念碑>なのだ


ぼくの写ってない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



岡本太郎<樹人>なのだ


ぼくの写っていない写真を載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



佐藤正明<ザ・ビッグ・アップル NO.45>なのだ


ぼくの写っていない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)


この<ザ・ビッグ・アップル NO.45>からわ 富士山も見えるのだ


富士山のUPの写真も載せるのだ


他にも 屋外彫刻わ あと10点くらいあるのだ


閉館まで まだ お時間があったし 山梨県立美術館わ 見に行った当日に限り 再入場がOKなので ミレー館と 特別展の<夜の画家たち 蝋燭の光とテネブリスム>を再度見たのだ


そして 閉館時間になったので バスに乗って甲府駅に向かったのだ

こちらわ バス停の時刻表なのだ



この後わ 八王子で途中下車をして<煮干鰮らーめん 圓>でディナー(夕食)をしたんだけど そのことわ また 今度書くのだ