<お好み焼 きじ 丸の内店>でランチをしたぼくらわ すぐ近くの三菱一号館美術館に移動して 2015年1月12日まで開催中の<ボストン美術館 ミレー展 傑作の数々と画家の真実>を見たのだ(※後で ブロガー特別内覧会にも参加したので 会場内の写真を撮っているけど 特別に許可を得て撮影しているのだ)
ぼくが気になった作品をご紹介するのだ
1番良かったのわ ミレーが描いた<種をまく人>なのだ
この作品が東京に来るのわ 30年振りだそうなのだ
府中での展示で知ったけど ミレーの<種をまく人>の油彩画わ 5点あって ぼくらわ このボストン美術館の作品と 府中美術館に寄託の作品・ウェールズ国立美術館の作品の3点を見れたのだ
あとの2点わ このボストン美術館の同サイズの作品の<山梨県立美術館>のと 図録に載っていたんだけど アメリカのペンシルヴァニア州のピッツバーグにある<カーネギー美術館>にあるそうなので いつか見てみたいと思っているのだ
両方とも コンスタン・トワイヨンが描いた作品で 左わ <罠にかかったキツネ> 右わ <身構える猟犬>なのだ
対の作品のように展示していたのだ 左が狩りをされる側 右が狩りをする側だから そう見ると キツネが怯えているようにも 抵抗しているようにも見えたのだ
ミレーが描いた作品で 同じタイトルの<編物のお稽古>の見比べも面白いのだ
左の方の作品わ 棒針が2本で 右の作品わ 棒針が3本で成長している姿が描かれているのだ
各作品の大きな写真を載せるのだ
左の作品なのだ(※1854年頃制作)
右の作品なのだ(※1860年頃制作)
ぼくらの知らない画家だったけど ジュリアン・デュプレが描いた<ガチョウの餌をやる子どもたち>わ 太陽の光に照らされたかのような 明るい色彩がキレイだったのだ
↓作品の画像を載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
3階の最後の展示室の奥の部屋にわ ミレーの関連書籍や 三菱一号館で過去に開催した展覧会の図録も置いてあるので 読んでみるのもいいと思うのだ 少し前まで開催していた府中の図録も置いてあるので 行けなかった人わ 読んでみるといいと思うのだ
さっきも書いたけど ボストン美術館の<種をまく人>わ 東京での展示わ 30年ぶりだし それだけでも見に行く価値があると思うし ぼくらみたいに 知らない画家の作品が好きになったりするかもしれないので ご覧になってみてわ いかがでしょうか?なのだ
オススメの展覧会なのだ
ぼくらわ いつか 山梨県県立美術館の<種をまく人>を見に行こうと思ったのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
三菱一号館美術館 <ボストン美術館 ミレー展 傑作の数々と画家の真実> 2015年1月12日(月・祝)まで ※年末年始は、12月27日(土)~1月1日(木・祝)の間は休館
http://mimt.jp/millet/
展示構成
Ⅰ.ミレー序論
Ⅱ.フォンテーヌブローの森
Ⅲ.バルビゾン村
Ⅳ.家庭の情景
Ⅴ.ミレーの遺産
ボストン美術館のミレーの作品はもちろん、ミレーと同時代の画家や、次世代の画家の作品、64点を展示しており、その中でミレーの作品は24点展示しています。<Ⅳ.家庭の情景>の途中、2階に降りてすぐの展示に、三菱一号館美術館の所蔵作品で<ミレー、日本とルドン>、5点が展示されていました。
気になった作品(※会場の写真を撮っていますが、特別に許可を得て撮影しています。)
1.ジャン=フランソワ・ミレー 自画像
ミレーが描いた最も古い作例だそうです。
2.ジャン=フランソワ・ミレー J.‐F.ミレー夫人(ポリーヌ=ヴィルジニー・オノ)
前に見た、府中市美術館のミレー展で展示していた作品より、小さな作品でした。頭に頭巾をかぶっているからか、他のポーリーヌの作品より、幼く見えます。no.1の<自画像>と同じ時期の制作でした。これで、すべてのポーリーヌの肖像画を見たことになります。
4.ジャン=フランソワ・ミレー ソバの収穫、夏(※右の作品)
この作品が1番最後に展示していました。
7.カール・ボドメル オークとイノシシ
近景にイノシシの群れ、中景、遠景にオークの木が描かれ、イノシシ達のリラックスした表現や、様々に枝分かれしたオークの木の表現が面白い。
19.ナルシス・ヴィルジル・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ 祭りに向かうボヘミアンたち
20.ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 森の空地で水浴する人々
22.ジャン=フランソワ・ミレー 木陰に座る羊飼いの娘
30.エミール・シャルル・ランピネ
照明に照らされていたからだと思うが、明るい色彩が良かった。
32.ジャン=フランソワ・ミレー 馬鈴薯植え(※右の作品)
↓上の写真だと小さいので他の画像を載せます(クリックすると拡大します。)
解説には、こう書かれています。
『1組の夫婦が畑に馬鈴薯を植えている。左奥の樹木にはロバがつながれ、木陰では夫婦の子供が眠っている。馬鈴薯は当時、貧しい農家にとって高価なパンに代わる主食であったため、絵画の主題としてふさわしくないという批判もあった。ミレーは没後に発表されたコメントで「なぜ、馬鈴薯を植える行為が他の仕事より価値がないのか。」と述べており、貧しい農民の仕事に敬意を込めた画家の制作態度がうかがえる。』
後で調べてみたら、2010年の<ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち>でも展示されていたようですね。
33.ジャン=フランソワ・ミレー 種をまく人
↓上の写真だと小さいのでほかの画像を載せます。(クリックすると拡大します。)
解説には、こう書かれています。
『19世紀半ばに、農民画家ミレーの名をフランスだけでなく遠くアメリカにも知らしめたミレーの代表作の1つ。質素な身なりをした男性が大地に力強く足を踏み出して種をまいている。宗教や神話を題材に理想化された人物を描くことが未だ主流だった当時、働く農民の現実をとらえた本作は驚きと称賛を持って迎えられた。この作品は発表後まもなくアメリカ画家ハントの手にわたり、1917年にボストン美術館に収蔵された。』
種をまいているのは、『小麦』と『ソバ』の説があるそうで、小麦は、宗教的な主題のようで、伝道師などを意味するそうです。ソバは、ミレーの故郷がノルマンディーなので、故郷の名物料理ガレット(ソバの粉)から描いたとのことですが、一体どちらなんでしょうね・・・?
あえて、種をまく人を暗くして表情を描かないで、シルエットのように描いているそうです。
このボストン美術館の作品と、山梨県立美術館の作品は、同サイズのようなので、いつか、隣に展示をしてもらって、見比べをしてみたい・・・。
34.羊飼いの娘(※左の作品)
↓上の写真だと小さいのでほかの画像を載せます。(クリックすると拡大します。)
解説の一部には、こう書かれています。
『本作品は、普仏戦争時に滞在した故郷のノルマンディーで描き始めたとされ、制作道具不足のため、1848年のサロン出品作<バビロンの捕囚>のカンヴァスを再利用し他と考えられる。』
この作品の左側に、参考資料として、X線で撮った<バビロンの捕囚>の画像がありました。
35.ジャン=フランソワ・ミレー 刈り入れ人たちと休息(ルツとボアズ)
↓写真だと、ちょっと小さいので画像を載せます。(クリックすると拡大します。)
解説の一部には、こう書かれています。
『題名にある「ルツとボアズ」とは、旧約聖書の物語である。ルツは夫を亡くしたが、実家に戻らず姑と落穂拾いをして暮らしていた。地主のボアズは彼女に惹かれ、やがて結婚する。ミレーはこの作品のために50枚以上の習作を残し、慎重に構図を決めていった。』
左側に描かれている2人がルツとボアズだろう。私は、休息中に村人(使用人?)に紹介している場面だと思った。ブロガー内覧会の解説で知ったが、ルツを紹介しているそうで、休息している人たちと一緒に食事を、といった場面だそうです。50枚もの習作を描いて構図などは、古典的な素養で描いているそうです。
あまり印象に残ってないのですが、この作品も、2010年の<ボストン美術館 西洋絵画の巨匠たち>で展示していたようです。
37.ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 草刈り(※左の作品)
この作品は、どこかで見たことがある。たしか、コロー展(コロー 光と追憶の変奏曲)だったような・・・?
56.ジャン=フランソワ・ミレー 縫物のお稽古
この作品は未完の作品だそうですが、制作過程が分かっていいかもしれません。
60.ジュリアン・デュプレ 牛に水を飲ませる娘(※左の作品)
どるちの方でも書きましたが、色彩が良かったですし、この画家を知れてよかったです。
62.ジュリアン・デュプレ 干し草づくり(※右の作品)
展示風景の写真を載せます。
↓各作品の大きな写真です。(クリックすると拡大します。)
ミレーの作品と、周辺の画家の展覧会ですが、思っていたよりも素晴らしい作品が展示していますし、65点ほどなので、見やすくてちょうど良かったです。
どるちの方でも書いていますが、<種をまく人>は一見の価値があると思いますし、ご覧になりたい方は、早めに行くことをオススメします。
ブロガー特別内覧会を開催してくださった、三菱一号館美術館の皆様、PR会社のウインダムの皆様、青い日記帳のTakさん、このような機会を作っていただきありがとうございました。
今回も素晴らしい作品を見ることが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来て、大満足でした。
ありがとうございます。
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